機械兵団迫る!率いるのは……
晴れる屋メディアのいってつです。
新セット『機械兵団の進軍』のプレビューが進行中ですね!過去に登場した伝説のクリーチャーがタッグを組んで一つのカードになっていたり、完成化前後の姿が両面カードで表現されていたり、面白い伝説のクリーチャーがたくさん登場しています。
あまりにも数が多いので、何回かに分けて統率者候補を見ていきましょう!
今回はファイレクシアン編。ファイレクシアの手に堕ちた伝説のクリーチャーや法務官サイクルを紹介します!
- 2023/04/05
- 『機械兵団の進軍』の統率者たち Part1
- いってつ
完成化した伝説
《王国の未亡人、アヤーラ》
《ロークスワインの元首、アヤーラ》が完成化。
クリーチャーやアーティファクトを生け贄に捧げるとそのマナ総量分、対戦相手かバトルからドレインします。
1ターン限りでクリーチャーを踏み倒す《騙し討ち》や《青銅血のパーフォロス》、1ターン限定のリアニメイトである「蘇生」や《エレボスの鞭》などで出したクリーチャーを生け贄に捧げると無駄がありませんね。
完成化すると、戦闘開始時に墓地からクリーチャーやアーティファクトを1ターン限定リアニメイト。……「蘇生」と微妙に嚙み合わせ悪い!
墓地からアーティファクトも釣れるというのはユニーク。第1面の能力でライフを増やせるので、《ボーラスの城塞》を吊り上げるのも楽しそうです。
《光輝の夜明け、ヘリオッド》
《太陽冠のヘリオッド》が完成化。
第1面では墓地からエンチャントカードを回収……とささやか。一方で第2面では呪文をすべてインスタントのように唱えることができる《ヴィダルケンの宇宙儀》を内蔵しておきながら、対戦相手がこのターンに引いたカード1枚につき、呪文を唱えるコストが(1)少なくなるという能力を持っています。
《Timetwister》系呪文を撃てば、そのターン中は呪文のコストが21マナ軽減!こんなのほぼ 《全知》 だろ!しかも手札は7枚に回復しています。そのまま《無限への突入》や《祖先の像》の反復横跳びで勝利を目指せそうです。
《ポルクラノスの再誕》
《鎖を解かれしもの、ポルクラノス》の完成化。
第1面は3マナ4/5到達。近年の緑のマナレシオとしては「並」。しかし第2面はパワフルで、6/6到達絆魂に。さらに、自身も含めハイドラが死亡すると3/3到達と3/3絆魂のトークンが生まれます。こ、これは《ワームとぐろエンジン》!!
強力なハイドラを排出してきた緑に、トークンの扱いが得意な白が合わさって無敵です。《旗印》も混ぜてライフレースをめちゃくちゃにしよう!
《原初の征服者、エターリ》
《原初の嵐、エターリ》が完成化。第1面では戦場に出たときに各プレイヤーのライブラリー上をめくっていき、めくれた呪文をそのまま唱えることができます。
クリーチャーがめくれれば、《食物連鎖》でそれらをマナに変えて、何度も《原初の征服者、エターリ》を唱えて、何度も誘発させることが可能。《炎の踊り手、リオーニャ》などで《原初の征服者、エターリ》のコピーを生み出すのもいいでしょう。
第2面のほうもパワフル!11/11トランプル、破壊不能に、ダメージに毒カウンターがついてくる能力までついています。これは《荒廃鋼の巨像》!!
《侵攻の伝令、ローナ》
ファイレクシアの技術を追い求めていた《ギックスの信奉者、ローナ》がついに完成化。伝説の呪文を唱えるたびに自身をアンタップする能力と、タップでルーティングする能力を持っています。
《伝説の秘宝》が絡むとなんだか宇宙が見えそう。《撤回のらせん》+伝説のマナアーティファクト《モックス・アンバー》の組合せで無限マナ!
第2面では5/5トランプルになり、ダメージを受けるたび、そのダメージの発生源のプレイヤーの手札から踏み倒し。これは《ファイレクシアの抹消者》!!
法務官サイクル
ファイレクシアン法務官の神話レアサイクルは、それぞれ自身の能力で変身することができ、その第2面は英雄譚になっています。第2面では各法務官の力や功績を感じることができますね。
前セット『ファイレクシア:完全なる統一』で「増殖」を持つカードが大量に追加されたので、英雄譚の能力を思わぬタイミングで誘発させることも難しくありません。逆に、パーマネントからカウンターを取り除く能力で英雄譚を巻き戻すのも面白そうです。
《エリシュ・ノーン》
警戒3/5。《エリシュ・ノーン》側になんらかのダメージを与えたときに(1)を払わないと2点がライフに跳ね返ってきます。《ノーンの別館》か……?
変身すると第1章では2/2のトークンを5体、第2章ではクリーチャー全体に+1/+1修正と二段攻撃を与え、最終章では土地でもファイレクシアンでもないパーマネントを全破壊!自身は第1面に戻り、第1章でつくるトークンはファイレクシアンなので残ります。
白特有のトークン戦術をバックアップしてくれる統率者になれそうです。
《ジン=ギタクシアス》
マナ総量3以上のクリーチャーでない呪文を唱えてドロー!《意志の力》や《否定の力》をアド損なしで唱えられ、《時間操作》などの追加ターンにドローがおまけされます。
手札にカードが7枚必要、と変身条件を満たすには工夫が必要ですが、変身できれば第1章で手札の枚数は倍になり、第2章ではファイレクシア版《圧倒的な波》、最終章は《全知》!全ての能力が青らしくかつ豪快で楽しそうです!
《シェオルドレッド》
戦場に出ると布告除去。変身すると第1章で除去、第2章では3枚ものディスカードをさせ、最終章では《生ける屍》!しかも全部自分の戦場に出ます!
対戦相手の盤面・リソースを攻めながら最後にはすべて刈り取ってしまう、各能力が強力に噛み合った1枚です。変身条件も黒いデッキなら切削やハンデスで満たしやすいですね。
《ウラブラスク》
インスタントやソーサリーを唱えるたびに1点を飛ばしながら赤マナを供給。《語りの神、ビルギ》のようです。
《ジェスカの意志》などのマナを大量に生み出す呪文+《反復》の組合せで何度もバイバックで《反復》を唱えることができ、それだけで《ウラブラスク》からのダメージで勝利できます。
1ターンに3つの呪文を唱えると変身可能に。第1章では対戦相手1人とそのクリーチャーに3点ダメージ。第2章では宝物・トークンを3つ生成。そして最終章では全員の墓地からインスタントやソーサリーを唱えることができようになります!これは《ヨーグモスの意志》!最終章の後はまた第1面に戻るので、インスタントやソーサリーを唱える度にダメージ&赤マナ供給!
赤は青の次にインスタントやソーサリーの扱いが得意な色です。《ドラゴンの怒りの媒介者》で墓地にスペルをため込んで一気に爆発させよう!
《ヴォリンクレックス》
《ヴォリンクレックス》が戦場に出るとライブラリーから森を2枚手札へ。基本でなくていいので、多色のデッキに入れる場合はデュアルランドやトライランドも探せます。 《ドライアドの東屋》 も可!
変身条件は特になく、とにかく8マナ用意すればOK。自身の能力で後続のマナを探するので簡単にマナは調達できます。第1章から豪快で、ライブラリー上10枚の中からクリーチャーが2枚戦 場に出てきます。第2章では+1/+1カウンター7個をクリーチャーにのせ、最終章ではたった1マナで自軍と相手のクリーチャーを格闘させることができます。
最終章のあと、またすぐに変身するのが簡単すぎます。《俗世の教示者》などでライブラリー上にクリーチャーを予約できます。《バイパーの牙、サリス》などで戦場を維持したり、《頂点のアルティサウルス》で戦場をめちゃくちゃにしたり、エルドラージをぶつけたり!マナ加速と巨大クリーチャーを詰め込むだけでデッキになりそうです。
展望
今回はここまで! !
フレーバーでもデザインでも面白い能力のものが多く、いろんなデッキを組みたくなってしまいますね!
新セット『機械兵団の進軍』のカードがイベントで使用できるのは今週末4月14日から!必ずこの日に手に入れたいという方はシングルカードの予約販売をご利用ください!
また、この日はプレリリースの開始日です!ぜひ晴れる屋各店舗で行われるプレリリースイベントにもご参加ください!
それではみなさん、統率者戦のテーブルでお会いしましょう。
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