あなたの隣のプレインズウォーカー ~第23回 麗しのパリアノと女たらしの盗人~

若月 繭子



 こんにちは若月です。おかげさまでなんと連載三周年を迎えることができました!!





 思えばとても色々なことがありました。馴染みある次元への再訪、心躍る新たな世界、多くの出会いと別れ……。これからもマジックの世界と、そこに生きる人々の魅力溢れる物語を伝えて行ければと思います。

 まあでも前回はすいませんでした。物凄く重くて切ない話をぶち壊しつつIt is done.とかすいませんでした。ありがたいことになんか反響は過去最大級だったのですが、そもそも元の小説からして衝撃の展開盛り沢山過ぎですわー。一番驚いたのは何処でしたか?


神討ち

前回記事を読むとしばらく「It is done.」が変な意味に思える呪いがかかります。



 さて気を取り直して。プレインズウォーカーは数多くの世界を渡り歩く存在です。そして安住の地を見つけたとしても、その力を失わない限りはいつでも離れていくことができる。それぞれに故郷、愛着のある次元はあるでしょうが、一つの次元に固執する者は少数派です。

 エルズペスを見送って、寂寥感とともにテーロスの物語を閉じた我々。そして例年通りでしたら初夏に基本セットへと帰るのですが、今年は少し「寄り道」をしましたね。明るくて華やかな、心躍る策略<コンスピラシー>満ちたフィオーラ次元に。こういうメリハリがマジック背景世界の魅力です。傷心とともに一つの世界を後にしても、新たな地へ向かうことは常に喜び。そう、我らこそがプレインズウォーカー!

 コンスピラシードラフトで、とても楽しい時間を過ごしたという人も多いと思います。今回はふと立ち寄ったこの世界のようにちょっとライトに、フィオーラ次元と高層都市パリアノ、そしてそこに住まう人々のお話です!!


1. コンスピラシーの世界

 コンスピラシーの舞台となる世界は、「フィオーラ」という名の次元。ほとんどの人にとっては聞き慣れない名前だったと思います。初出はIDW社から出版されているマジック:ザ・ギャザリングのコミック。そしてコンスピラシーで遂に本人のカードが登場した《ダク・フェイデン》の故郷でもあります。

 「永遠なるルネサンス」と表現される美麗な建築物や人々の服装。見た目の雰囲気はラヴニカや、イニストラードの都市部に近いかもしれません。そし て見た目の美しさや豪奢な貴族社会の裏で、権力と富を求めて人々は騙し騙されの権力闘争を繰り広げており、裏切りや暗殺は日常茶飯事です。公式記事「『コンスピラシー』を策略する」にはこうあります。


「うん、あれは間違いなく政治力のゲームだよ。だから、王座を巡るルネサンス期、メディチ家とかボルジア家っぽい、スチームパンク時代あたりで……んー……ああ、ダク・フェイデンのいる世界はどうだろう、メカニズムや政争の各陣営を表すために、レジェンドを作ることもできるし」


 フィオーラのモチーフは南欧、恐らくはルネサンス期のイタリア。それにちょっと「スチームパンク」を混ぜたような感じに少しメカメカしく、歯車仕掛けの絡繰装置があちこちで人々の生活を支えています。あ、スチームパンクとは書きましたが「蒸気機関」そのものは存在しません。ここはクリエイティブ・チーム(世界観設定チーム)が明確に区切り線を引いている所らしく、マジックはあくまで「ファンタジー」であって「SF」の領域に踏み込みすぎない、のだそうです。


運河浚渫機取引仲介機


 《運河浚渫機》はその名前から、運河に溜まる土砂を掘り出して船の通行をスムーズに保つ役割を持つ機械なのでしょう。《取引仲介機》は商店でお金を数えたりそれを記録したり。高性能。

 そしてそんな結構高度な文明社会の、華やかな都市の裏にうごめく権力のゲーム。それが,i>コンスピラシーのテーマであり、多くのカードに言及されています。


死の収穫の儀式歯車式スパイ


《死の収穫の儀式》フレイバーテキスト
「パリアノに足を踏み入れた者はすべて、別の者が権力を得るための策謀の捨て駒となるの。」
――黒薔薇のマルチェッサ


《歯車式スパイ》フレイバーテキスト
パリアノの創造物は、隣人を陥れるための企みを練るための機会を多分に与えてくれる。


 そんなコンスピラシーの策略や政争が繰り広げられる舞台が、この高層都市パリアノです。




高層都市パリアノ



 「高層都市/High City」という名前はこのカードよりも少し以前から出ていまして、どんな所なのかなと思っていましたらあまりに名前そのままだった! 下に広がるのが「低層/下層」、これはそのまま、そこに住む人々の地位や境遇そのものも表しているのでしょう。凄いのはこの高層都市へと「階段で上る」ということです。富裕層には乗り物があるようですが、そうでない者は階段を利用。過酷だ……。

 実は、コンスピラシーのセット名すら出ていない頃に、このパリアノを舞台にした公式記事がありました。

完璧な贈り物』(元記事掲載:2013年10月16日

 統率者2013の伝説クリーチャー、《電位式の天才、シドリ》の物語です。繰り返しますが、当時まだコンスピラシーについては影も形もありませんでした。そのようなセットが発売されるという情報さえも(ちなみに、コンスピラシーの発売アナウンスは2014年2月14日でした)。ですので原文記事中にありました「High City」の記述から、この 舞台はイニストラード、スレイベンなのだなと勝手に納得していました。《スレイベンの守護者、サリア》《スレイベンの勇者》といったカード名に登場する、アヴァシン教会の本拠地スレイベンも「High City」の異名を持っているのです。《禁忌の錬金術》《研究室の偏執狂》に見られるように、イニストラード世界には割と高度そうな錬金術やアーティファクト技術がありますし、「電位」繋がりで《電位式巨大戦車》なんていうのもありますし。


電位式の天才、シドリ


 そうしましたらコンスピラシー。いやあ、高層都市に黒薔薇、なーんか覚えのある固有名詞が。なんてこった、シドリはフィオーラの人間だったのか。最近の公式記事にて彼女は《先見的設計家、ムッツィオ》が教授を務める学院を落第したのだとも明かされていました。やられた、まさに公式からのコンスピラシー(奸謀)でした。また、シドリのように明言はされていませんが、絵の雰囲気から《トレストの密偵長、エドリック》もこの世界の住人のような気がします。再録もされていますしね。

 それともう一つ。上で「見た目の雰囲気はラヴニカやイニストラードに近い」と書きましたが、ラヴニカのモチーフは東欧、一方イニストラードが中欧。少しずつ似ていて少しずつ違う世界です。



2. コンスピラシーの人々

 コンスピラシー初登場の伝説クリーチャーは5人。彼らは本人のカードだけでなくあちこちに顔を出していまして、そちらでもそれぞれの個性を主張しています。


■永遠王、ブレイゴ

永遠王、ブレイゴ


 パリアノを統べる王であるブレイゴ。元は人間でした。彼は小貴族の生まれながらこの都市の将来を見通す目を持っており、宮廷と評議会にて力を得てやがて王の座に就きました。ですがまもなく不治の病に苦しみ、治療と薬で寿命を伸ばしながら統治を続けましたが、長年の友であるセルヴァラ(後述)の手による死を選びました。そしてその結果、肉体という檻から解き放たれて霊魂の姿の王となりました。

 幽霊の現れては消えるフレイバーとしてのブリンク(とはいえ自分だけではないのか)、そして法や権力による特権を表すコストの増減。本人のカードも策略カードも、白青らしい能力で成り立っていますね。


カストーディの従者カストーディの霊魂縛り


 また上に書きました、「治療と薬で王の寿命を伸ばした」のが、幾つかのカードに名前が登場している「Custodi/カストーディ」という組織。イタリア語で「Keeper」の意らしいです(by Google先生)。彼らは王へと「魔法的な治療」を施しながら、権力を手にしていきました。


 ところで思ったんですけど白青で男性の登場人物ってなんか死亡率高くないですか。最強呪禁スピリットさんエルズペスの彼氏我が最愛のプレインズウォーカー旧ラヴニカ騒動の元凶に。気のせい?



■黒薔薇のマルチェッサ

黒薔薇のマルチェッサ


 黒薔薇/Black Rose。ベタといえばベタなイメージですが、それはマルチェッサの豪奢な恐ろしさ、底の見えなさを例える二つ名なのでしょう。彼女は高層都市にてひときわ巨大な邸宅を保有し、多くの工作員のネットワークを抱えてパリアノの裏社会を支配しています。


マルチェッサの密輸人マルチェッサの使者マルチェッサの浸透者


彼らの衣装にも「黒薔薇」が。


 また、《黒薔薇の一片》はマルチェッサの手です。彼女の両手、十本の指には全て指輪がはめられており、それぞれに異なる毒が仕込まれています。カード能力の通りに、精神に効く毒と肉体に効く毒の両方が揃っているのだと思われます。


黒薔薇の一片

マルチェッサは毒使い。
ルネサンス期イタリアと毒といえば、ボルジア家の伝説の伝説を思い出します。
意識しているかどうかはわかりませんが。




■先見的設計家、ムッツィオ

先見的設計家、ムッツィオ


 ムッツィオは「高層パリアノ学院」(恐らくは、結構な権威のある大学)の教授として、歯車仕掛けの機械の製作と研究に日々明け暮れています。パリアノの至る所で見られる、人々の役に立つ絡繰装置は全て彼の作品です。ムッツィオは低層から貧しいながらも才能のある若者を弟子として学ばせる優しい先生という一面と、街じゅうに放った機械からありとあらゆる情報を収集し、自分の野望の成就に役立てる狡猾な一面とを併せ持ちます。策略カード《ムッツィオの準備》は、綿密な計画を立てて臨む彼の性格を表現しているのでしょう。

 ムッツィオを主人公とした公式記事『歯車仕掛けのように』には、彼はもしかしてプレインズウォーカーに会ったことがあるのではないかと思わせる描写があります。


(記事より抜粋)
「私は、素晴らしい場所に赴いたことがあるという者達に会ったことがある。彼らは古の、敵対する工匠達について語り、完全な世界を創造したいと願っている。機械の完璧さが有機の生命力と密接に混じり合った土地の噂すらある」


 「古の、敵対する工匠達」……

工匠の神童、ミシュラ



 「機械の完璧さが有機の生命力と密接に混じり合った土地」……

ダークスティールの城塞刻まれた大怪物


 プレインズウォーカーだとしたら誰でしょうね。特に、前者のことを知る者は少ないはずです。ドミナリア、そして工匠繋がりでヴェンセール?



■地下牢の管理人、グレンゾ

地下牢の管理人、グレンゾ


 フィオーラ世界にどれほど多くの種族が存在するのかは不明ですが、とりあえずゴブリンは確認されています。コミックを読む感じでは、ラヴニカと同じような雰囲気で人間と共に普通に都会生活を営んでいるようです。

 グレンゾはパリアノに地下迷宮のように張り巡らされた下水道網を住処とし、無数の抜け道や隠し扉、出入り口、そしてそれらから得ることのできるあらゆる秘密を知っています。《代替案》はまさに彼がその知識を披露している所。

 また、グレンゾ本人の設定や能力と直接関係はないのですが、彼が登場する公式記事『血には血を』に、ちょっと面白い描写がありました。


(記事より抜粋)
「極楽鳥のポーチドエッグを食べたことは? この世のものとは思えぬ味だ!」




 た、食べちゃうんだ……。そういえば旧ラヴニカ、ディセンションの小説ではペットショップで極楽鳥が取り扱われている描写がありました。パリアノでも極楽鳥は高級な鳥だったりするんでしょうか。



■帰還した探検者、セルヴァラ

帰還した探検者、セルヴァラ


 セルヴァラはフィオーラ世界の各所を巡ってきた探検家です。探検は探検でも、ゼンディカーブロックのカードに見られる探検家衣装と、彼女のそれは随分と雰囲気が違いますね。セルヴァラの方はより「現実世界」に近いような気がします。
 彼女はブレイゴ王が人間だった頃、それも彼が若かった頃からの公式記事によれば、もしかしたら友人以上の関係だったのかもしれません。

 そういえば上で極楽鳥の話を出したばかりでした。彼女が登場している策略カード、《楽園の秘密》。探検家であるセルヴァラは、都市から遠く離れた緑豊かな大地の秘密を知っているということなのでしょう。そしてマジックにおいて「Paradise」は特別な意味を持っています。もちろん、極楽鳥の、そのマナ能力の。例えば、《ムルタニの融和》というカードをご存知でしょうか? エンチャントしたクリーチャーがまさに《極楽鳥》の能力を持つというものですが、このフレイバーテキストが”Welcome to paradise.”「楽園へようこそ。」上手いなぁ、と思いませんか。

 ところでグレンゾと同じ公式記事『血には血を』に、セルヴァラのちょっとアレな描写が。


(記事より抜粋)
彼女は顔をそむけ、長靴の下で音を立てる甲虫達に集中を戻した。かつて彼女は低層にいたことがあり、荒野を生き延びてきた。昆虫の味は耐えることができる。

 虫を食べる……エルフ女子……うっ頭が (あの人とかあの人とか)



3. 女たらしの盗人

ダク・フェイデン


 コミックにてデビューし、コンスピラシーにて遂にカード化されたプレインズウォーカー、ダク・フェイデン。盗人である彼はプレインズウォーカーとしての能力を最大限に駆使し、次元から次元へと実に軽い足取りで渡り歩きます。時には追うために、時には逃げるために。そして軽いのは足だけではありません。フィオーラでは子持ちの人妻と不倫をしたり、イニストラードではお堅い聖戦士の女性を虜にしてしまったりと、ジェイスとはまた別方向にプレイボーイでもあります。

 とはいえダクが具体的にどのような人物なのかは、あまり知られていないと思います。彼の登場するコミックについて割と早い時期に解説している記事がありましたので、抜粋して訳します。


マジック:ザ・ギャザリングのコミックでは何が語られているのか?
それはダク・フェイデンという名の新たなプレインズウォーカーの冒険を追っている。ダクはただの優れた魔術師というだけではなく、彼の時代において最高の盗賊の一人でもある。だが他の盗賊とは異なり、彼が盗むのは-「借りる」という表現を彼は好むが–金ではなく知識のためだ。
ダクはサイコメトリーと呼ばれる特殊な力を持っている。これによって彼はあるアーティファクトの中を探り出し、その機能を明らかにし、それを使用する呪文がわかるというものだ。その力はまた彼に幻視を与える、その物体が使用されていた最も強烈な時の幻視を与える。それは恐ろしく、また啓発的でもありうる。



 そのように、ダクはアーティファクトの扱いに割と特化した能力を持っています。

《ダク・フェイデン》

[+1]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを2枚引き、その後カードを2枚捨てる。

[-2]:アーティファクト1つを対象とし、それのコントロールを得る。

[-6]:あなたは「あなたがパーマネント1つ以上対象とする呪文を1つ唱えるたび、それらのパーマネントのコントロールを得る。」を持つ紋章を得る。


 盗人であり、アーティファクトの持つ力を見ることができる。その能力がカードにもとても素直に表現されていますね。小プラスは青と赤の共通のカラーパイである「引いて捨てる/捨てて引く」系能力。その通りに、《信仰無き物あさり》のプロモ版イラストはダクです。




 「青の機知と赤の情熱」でも《ラル・ザレック》とは能力も設定も全く異なり、「アーティファクト特化」でも《ボーラスの工作員、テゼレット》とはまた別の方向からのアプローチ。プレインズウォーカーのキャラ造形はすごいなあといつも思います。

 ダクがプレインズウォーカーとして覚醒したのは割と若いころです(恐らくは十代後半?)。故郷の魔術学校の首席だった彼は、その自惚れから親友と一緒に悪党達へと喧嘩を売り、殺されかけた事で覚醒しました。右腕が赤く染まっているのは、プレインズウォーカーとなってまだ間もない頃、とある次元で盗みを行った際に捕えられて刑罰?拷問?を受けたことによるものです。当時まだプレインズウォーカーとしての力を上手く使いこなせなかったダクは、傷つき消耗した中で次元を渡って逃げ出すことができなかったのでした。


 また、ダクが長いこと追いかけている、もう一人の「コミックにのみ登場する」プレインズウォーカーがいました。シファ・グレント、彼女はダクの故郷を破滅させた犯人です。


シファもプロモカードに登場。その凶悪な外見通りの悪女です。



 コミックにて語られていたのが、ダクがこのシファを追跡する物語でした。詳しいことは是非そのコミックを手に入れて読んで頂きたいのですが(何せ、小説よりずっと読みやすいので!)、彼はラヴニカ、ラクドス教団から一本のダガーを盗み出したことから彼女の手がかりを得て、イニストラードやラヴニカ、グリクシスと幾つもの世界を巡って追いかけ、最終的にラヴニカにて戦いの末に彼女を殺し、故郷の人々の仇を討ったのでした。

 また、その旅の道中にてソリンに脅されたり、



「行き詰まり」っていうかこれ「強迫」か「怒鳴りつけ」だよね。



 最近訪れているテ-ロスではアショクに変顔にされたり、


煙出てます。


 実はわりと色々なプレインズウォーカーと関わっています。
 そんな感じに彼はコンスピラシー以前からコミック付属のプロモカードに登場していたのですが、実は基本セット2014にてこっそりと本編初登場を果たしていました。


工匠の呪詛


フレイバーテキスト
「見つけない方がいい財宝だってある。盗むなどもってのほかだ。」――ダク・フェイデン


 それまでは大体「ダック・フェイデン」と呼ばれていましたがここで日本語名が確定。しかし「泥棒」のダクがこう言うんだから余程ですね。
 
 そんなダクは現在何処で何をしているのでしょうか。公式記事『プレインズウォーカー達の現状』にはこうありました。抜粋します。


 最近獲得したものに夢中になっている。
 ダク、フィオーラと呼ばれる次元の生まれでありIDW社から出版されているマジックのコミックの主人公は、盗みをとても好み、そのためにトラブルに巻き込まれている。残忍なプレインズウォーカー、シファ・グレントを打ち倒した後、彼はラヴニカを訪れ、魅惑的な力を持つ篭手をボロスギルドから盗み出した。ごく最近、彼はテーロスを訪れ、その篭手のもう片方を探し求めている。そのアーティファクトを完成させ、莫大な古の秘密を解き明かすために。



 ダクのコミックは現在も刊行が続いていまして、カードの方で語られる物語とはまた別に、私達が現在訪れている次元で彼も冒険を繰り広げています。今はテーロスを訪れているダク、次はタルキールへと赴くのでしょうか。なんかまた見た目的に浮きそう。



4. いつか帰りたい所

 いかがでしたでしょうか。コンスピラシーのドラフトや対戦風景があまりに楽しそうだったのと、私自身、前回を仕上げていた頃にあまりの内容の重さに鬱々としていた所でコンスピラシーの公式記事を読み、その明るさにとても救われたというのが忘れられず、今回のこの記事となりました。

 フィオーラはとても魅力的な世界です。いつか、特殊セットではなくブロックで訪れることを、もしくはコンスピラシー統率者プレインチェイスのような定番のセットになることを是非とも願います。


 最後に、恒例の話をしましょう。
 箱絵等にも使われている、コンスピラシーの宣伝画像がこちらなのですが、





これはコンスピラシーの伝説クリーチャー5人揃い踏みの絵ですね。左から順にグレンゾ、セルヴァラ、マルチェッサ、ブレイゴ、ムッツィオ。……マルチェッサ?





宣伝画像
――「必ずしも信用できないもの」を意味する、フェメレフの言い回し




 公式記事によればマルチェッサは中年くらい。それにしては宣伝画像の彼女はとても若く美しすぎると思いませんか。テーロスブロックは宣伝画像・トレイラーとも物語内容に忠実でしたが、どうもこちらは恒例の詐欺画ぞ(ブツッ

(終)



※編注:記事内の画像は、以下のページより引用させて頂きました。
『プレインズウォーカー達の現状』
http://mtg-jp.com/reading/translated/0010782/
『黒薔薇』
http://mtg-jp.com/reading/translated/ur/0010733/
『「マジック:ザ・ギャザリング コンスピラシー」 発表』
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/arcana/1430