Round 3: 高橋 優太(東京) vs. 永井 守(神奈川)

晴れる屋

By Shiro Wakayama


MTG-JPでもライターとして活躍し、プロツアーを転戦する実力者高橋。

対するは、PWC2010-2011シーズンで個人戦3勝という成績を誇る永井。プレミアイベントでの実績では高橋に軍配があがるが、ここPWCの中では話が違う。ホームタウンともいえる、ここPWCの会場で、永井はプロ”高橋”を破ることができるのか!?



Game 1

先手永井

《コジレックの審問》《広がりゆく海》《強迫》で、《カルニの心臓の探検》を奪い、色マナを阻害し、《耕作》を奪い取り、徹底的に永井の動きを阻害する高橋。

この男には青黒が似合う。

《漸増爆弾》を挟んで、《強迫》

相手の手札には土地3枚と《原始のタイタン》。ディスカードさせるものがなく、土地も3枚で止まってしまう。

アクティブに動いてはいるものの、一発で形勢逆転ができるカードが満載の永井相手に少し厳しい高橋。

淡々と土地を置き続けていた永井。6マナ揃ってターニングポイントが訪れるが、高橋の起きている2枚の土地を恨めしそうに眺めながら、少し悩む永井。攻め手をそぎ落とされ、手札も大多数ばれてしまっている状態で長引かせても不利と判断したか、《原始のタイタン》を祈りながらプレイ。

だが、無情にも高橋の手札から零れ落ちるのは《マナ漏出》

その後《精神を刻む者、ジェイス》が着地してしまい《定業》《霧深い雨林》をうまく使いながら手札を拡充。高橋の場には、機は熟したといわんばかりに、”マティノンの化身”こと《墓所のタイタン》が着地して、盤面は盤石となる。

《業火のタイタン》をプレイして、《精神を刻む者、ジェイス》の忠誠値を減らしてみるものの、手札を刷新し続けている高橋の手札に、《喉首狙い》が無いはずもなく。

高橋 1-0 永井


手札破壊がうまく手札にかみ合ってしまった永井。PWCシーズン最多勝利者としてリベンジなるか?



Game 2

お互いマリガンなし。

後手高橋の《コジレックの審問》がファーストアクション。《探検》2枚と土地が5枚の手札から《探検》を奪い取る。

《探検》から《水蓮のコブラ》をプレイするが、ターン終了時に《喉首狙い》。永井のトップデッキを一瞬で打ち取る。

さらに《強迫》で手札の《耕作》を抜き去ると、永井のハンドは土地2枚とさみしいものになってしまう。

次のドローも芳しくないのか、小さなため息を。土地を置いてターンを返す。

2マナ立たせることを決してやめずに、6マナ揃ったところで、2マナ立たせての《精神を刻む者、ジェイス》をプレイ。当然永井のライブラリートップを確認して、盤面を盤石のものとする準備を始める。

永井は、高橋に《マナ漏出》が無いことを祈りながら、《業火のタイタン》をプレイするが、迷うそぶりも見せずにカウンター。

その返しで流れるように《墓所のタイタン》をプレイすると永井は《広がりゆく海》を高橋へと差し出した。

高橋 2-0 永井