《不屈の独創力》コンボ サンプルリスト
デッキの動き
《不屈の独創力》によって8マナの《残虐の執政官》を踏み倒すコンボデッキです。墓地を経由するリアニメイト戦略に比べると、やや対策されずらいという利点があります。
ちなみにデッキ内のクリーチャーは《残虐の執政官》のみであるため、《不屈の独創力》によって確実に《残虐の執政官》を出すことができますが、逆説的に「クリーチャーをほとんど採用できない」という枷があるデッキともいえるでしょう。
《不屈の独創力》という一撃必殺のカードを通すため、デッキのおもな動きが《不屈の独創力》を唱えるための準備行動と妨害になります。
4枚目の土地を置いた以降は、対戦相手のターン終了時にフェッチランドから基本土地タイプ「山」をもつ《ドワーフの鉱山》を戦場に出してトークンを生成し、そのトークンを対象に《不屈の独創力》を唱えることが王道パターンです。
序盤
1ターン目は特にやることがないため、フェッチランドからトライランドか諜報ランドをもってくるなど、タップインを処理するターンです。
2ターン目は《レンと六番》でフェッチランドを回収する動きが理想です。相手の動きが早そうなら《力線の束縛》や《虹色の終焉》で対応することも考えます。
また、ドローを進めながら、将来的に《不屈の独創力》のタネとなるトークンも生成できる《推理》を構えるのも有力な選択肢です。
中盤
3ターン目は《鏡割りの寓話》か《時を解す者、テフェリー》をプレイしたいところです。もしも《不屈の独創力》が引けていないのであれば、探しにいくためにも《鏡割りの寓話》を積極的にプレイすることになるでしょう。
《時を解す者、テフェリー》はとても強力な常在型能力を備えつつ、厄介なパーマネントをバウンスすることもできます。
また、《不屈の独創力》を通しやすくするためにタネを増やすことも大切です。デッキに採用されている土地はすべて基本土地タイプ「山」をもっているため、4枚目以降に置くフェッチランドに関しては基本的にドワーフ・トークンを1体生成できるものとして考えます。
終盤
《不屈の独創力》コンボを決めてゲームを終わらせにいきます。《時を解す者、テフェリー》がいれば特に問題はありませんが、いない場合は《不屈の独創力》が対象とするタネ(手掛かり・トークン、宝物・トークン、ゴブリンシャーマン・トークン、ドワーフ・トークンなど)を破壊されることで《残虐の執政官》の登場を防がれてしまいます。
マナに余裕があるならば《不屈の独創力》をX=3、X=4と複数のタネを同時に対象にとることで、1つ2つのタネが破壊されても《残虐の執政官》が出せるように唱えることが可能です。
また、対戦相手の妨害などでことごとく《不屈の独創力》を防がれたとしても、粘り強くゲームを戦うことで8マナの《残虐の執政官》をシンプルに唱える展開も考えられます。ゴブリンシャーマン・トークンの攻撃で宝物・トークンが出せているとより早いターンで《残虐の執政官》を唱えることができ、これが決め手となることもあるでしょう。
苦手なカード
おなじ踏み倒し系のコンボデッキでも墓地を利用するリアニメイトに比べると苦手なカードは少ないといえますが、《不屈の独創力》に頼ったデッキでもあるため、打ち消しは全般的にやや苦手とします。
そのほか、唱えられずに戦場に出ようとしたクリーチャーを置換効果で追放する《神聖なる月光》《仕組まれた爆薬》や《漸増爆弾》のような《不屈の独創力》のタネをインスタントタイミングで吹き飛ばすカードなども苦手といえるでしょう。
とはいえ、メインから打ち消し・パーマネント除去・妨害を豊富に採用しているデッキであり、苦手なカードにもある程度の対応ができます。
サイド後はさらにコンボを通すための妨害パーツも追加されるため、多少の対策を乗り越えて勝つことが可能です。
関連記事
- 2023/1/19
- 4色型「独創力コンボ」デッキガイド ~残虐にイージーウィンしよう~
- 増田 勝仁