やはり「新たなるファイレクシア」の影響が大きいのか、《精神的つまづき》の会場における使用枚数は断トツであり、さまざまなデッキに影響を与えている
その中でも、「新たなるファイレクシア」前から『マーフォーク』を使いこんでいる伊藤と、『リアニメイト』の林のマッチアップをお届けしたい。どちらも《精神的つまづき》の影響を大きく受けたデッキだ。
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《Underground Sea》《沼》から2ターン目に1マナを浮かせて《朽ちゆくインプ》を送る林。対する伊藤は1回マリガンした初手から《銀エラの達人》を公開して《銀エラの達人》をプレイ。これにスタックで林は《渦まく知識》をプレイし、これが通る。《銀エラの達人》も通って場に。
《核の占い師、ジン＝ギタクシアス》をディスカードし、《動く死体》をプレイする林だが、伊藤は《目くらまし》。《銀エラの達人》のアタックは《朽ちゆくインプ》が受け止める。伊藤は先程公開した《銀エラの達人》を場に。今度公開されたのは《アトランティスの王》だ。
二の矢として林は《死体発掘》をプレイし、伊藤も《目くらまし》をあわせるが、林は《Force of Will》でこれを通し、《核の占い師、ジン＝ギタクシアス》が場に。伊藤の場にも《銀エラの達人》が蘇る。
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こうなっては仕方ないと、伊藤は《アトランティスの王》を場に送り、島渡りで6点でのアタック。ターン終了時に手札がすべてディスカードされてしまうが、まだ殴りきれる算段はある。
だが、林は《納墓》で《絶望の天使》を墓地に置き、《再活性》。残りライフは6だが、盤面を完全に封殺してしまう。
《核の占い師、ジン＝ギタクシアス》の生み出す圧倒的なアドバンテージを背景に《墓所のタイタン》まで釣りあげた林。伊藤の最後のドローはデッキ唯一の逆転手《アトランティスの王》ではなく、Game1は林に軍配が上がった。
林 1-0 伊藤
Game2
今度は林がマリガン。
1ターン目に《大祖始の遺産》をプレイする伊藤。これを通しては厳しい林は《Force of Will》を撃ちこむが、伊藤も《Force of Will》でこれを着地させる。林は自分のメインに《渦まく知識》で手札を整えるだけでターンを返す。
伊藤の《変わり谷》が2点のクロックを刻み始める。
林の逆転を賭けた《納墓》は《精神的つまづき》で弾かれてしまい、《不毛の大地》が林の唯一の土地を破壊。《呪い捕らえ》も追加され、どんどん締めつけられてゆく。
結局、最後に伊藤が《アトランティスの王》を追加するまで、林は土地を引けなかった。
林 1-1 伊藤
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再び伊藤がワンマリガン。林は《朽ちゆくインプ》のスタートを切る。2ターン目の《入念な研究》は《呪文貫き》し、《銀エラの達人》が最初のクロックとして伊藤の場に出る。
しかし、林の《死体発掘》が通り、ディスカードされた《墓所のタイタン》が戦場に蘇る。子分のゾンビを2体引き連れて。
追加の《珊瑚兜の司令官》でライフを守り、《精神を刻む者、ジェイス》までつないで《墓所のタイタン》をバウンスし、なんとか活路を見出した伊藤だったが、林がトップデッキしたのは《実物提示教育》!
手札を消耗しきってしまった伊藤に、しぶとく戦場に残ろうとするゾンビの王を止める手段は残されていなかった。
林 1-2 伊藤
――「新たなるファイレクシア」で新しく採用したカードはありますか?
林 「もちろん《核の占い師、ジン＝ギタクシアス》ですね。《精神的つまづき》も入っています。《囁く者、シェオルドレッド》も（リアニメイトする）候補にはあがってましたが、今日は使っていないです」
伊藤 「やはり《精神的つまづき》です。あと、サイドボードに《四肢切断》が入っています」
Final Result:林 将人 Win!
