USA Legacy Express vol.15 -SCGO Seattle, 2012レガシー総集編-

Kenta Hiroki


皆さんこんにちは!

グランプリ名古屋2012」と併催イベントの「エターナルパーティ2012」が間近に迫りましたが、皆さんデッキは決まりましたか?

今回の記事では「StarCityGames.com Open Series(SCGO)Seattle」トップ8入賞デッキの解説の他に、「2012レガシー総集編」と題しまして、今年のレガシーのメタゲームの変化をM13発売前、M13発売後、RTR発売後の3つに分けて解説していきたいと思います。これから大会に参加する際に、ある程度まで環境を理解するガイドになれば幸いです。


SCGO Seattle トップ8デッキアーキタイプ

2012年11月18日
1位 High Tide/ハイタイド
2位 Junk/アグロロック
3位 Aluren/アルーレン
4位 RUG Delver/カナディアン・スレッショルド
5位 Maverick/マーベリック
6位 BUG Still/ランドスティル
7位 WU Miracle/白青奇跡
8位 Esper Stoneblade/白青石鍛冶+黒


今週の優勝は、最近コンスタントに入賞し続けていた「ハイタイド」でした。相変わらずトップ8の半分を青系のデッキが占めています。残りの半分を見ると、「アグロロック」や「マーベリック」等のアグロデッキや、珍しいコンボデッキである「アルーレン」が入賞していました。今回のトップ8では、部族デッキの代表格「ゴブリン」が珍しく入賞を逃しています。



SCGO Seattle デッキ解説

「ハイタイド」「アグロロック」「アルーレン」


Feline Longmore 「ハイタイド」 SCGO Seattle (1位)

12 《島》
3 《沸騰する小湖》
3 《霧深い雨林》

-土地(18)-


-クリーチャー(0)-
4 《High Tide》
4 《渦まく知識》
4 《思案》
4 《定業》
4 《商人の巻物》
1 《瞑想》
3 《狡猾な願い》
4 《時のらせん》
3 《狼狽の嵐》
4 《Force of Will》
1 《断絶》
1 《転換》
1 《拭い捨て》
4 《Candelabra of Tawnos》

-呪文(42)-
1 《瞑想》
1 《狼狽の嵐》
1 《断絶》
1 《転換》
1 《拭い捨て》
1 《直観》
1 《青の太陽の頂点》
4 《否定の契約》
1 《再建》
1 《外科的摘出》
2 《墓掘りの檻》

-サイドボード(15)-
hareruya


SCGO Indianapolis」以来好調な「ハイタイド」。優勝のFelineのリストは少々個性的な構成でした。他の「ハイタイド」のリストと異なりメインに勝ち手段となるスペルが採用されていません。代わりに《狡猾な願い》が3枚と多目に採用されています。

勝ち手段は《狡猾な願い》からの《青の太陽の頂点》のみで、コンボをスタートしたらサイドボードからサーチしてくれば良いということでしょうか。一般的な勝ち手段の《思考停止》に至ってはメインにもサイドにも採用されていません。非常に思い切った構成です。

《スレイベンの守護者、サリア》《エーテル宣誓会の法学者》等いわゆる“ヘイトベアー”に対抗する為、メインから《断絶》《拭い捨て》が採用されています。また《否定の契約》がサイドにフル投入されているので、青いデッキに対してスペルを無理やり通す手段に長けています。

High Tide狡猾な願い否定の契約






Matt Pavlic 「アグロロック」 SCGO Seattle (2位)

1 《平地》
1 《沼》
1 《森》
1 《吹きさらしの荒野》
3 《湿地の干潟》
4 《新緑の地下墓地》
1 《Savannah》
2 《Scrubland》
3 《Bayou》
1 《ドライアドの東屋》
1 《Maze of Ith》
3 《不毛の大地》
1 《Karakas》

-土地(23)-

3 《死儀礼のシャーマン》
4 《闇の腹心》
3 《タルモゴイフ》
1 《漁る軟泥》
4 《聖遺の騎士》

-クリーチャー(15)-
4 《剣を鍬に》
3 《思考囲い》
3 《コジレックの審問》
2 《森の知恵》
1 《情け知らずのガラク》
3 《緑の太陽の頂点》
3 《突然の衰微》
2 《大渦の脈動》
2 《師範の占い独楽》

-呪文(23)-
1 《ウルヴェンワルドの足跡追い》
2 《ガドック・ティーグ》
2 《機を見た援軍》
3 《外科的摘出》
3 《Hymn to Tourach》
1 《美徳の喪失》
1 《情け知らずのガラク》
2 《破滅的な行為》

-サイドボード(15)-
hareruya


「Junk/アグロロック」は、RTRから新戦力である《死儀礼のシャーマン》《突然の衰微》を得て、今回久々に上位入賞を果たしました。定番の《石鍛冶の神秘家》パッケージが採用されておらず、代わりに《タルモゴイフ》が採用されています。メインに手札破壊を6枚採用しているので、《タルモゴイフ》は優秀なクロックとして機能します。

《情け知らずのガラク》がメインとサイドに1枚ずつ採用されています。4マナと決して軽くはありませんが、相手の《死儀礼のシャーマン》《石鍛冶の神秘家》等厄介なクリーチャーを除去するだけでなく、中速デッキやコントロール相手に毎ターントークンを出してプレッシャーをかけることができます。

サイドは追加の除去の《美徳の喪失》《破滅的な行為》、対コンボの《ガドック・ティーグ》、墓地対策の《外科的摘出》と比較的オーソドックスな構成です。「赤単バーン」対策に採用されているカードが《台所の嫌がらせ屋》ではなく《機を見た援軍》なのは面白いアプローチです。

死儀礼のシャーマンタルモゴイフ情け知らずのガラク






Martin Goldman-Kirs 「アルーレン」 SCGO Seattle (3位)

1 《島》
1 《沼》
2 《森》
2 《汚染された三角州》
4 《新緑の地下墓地》
4 《霧深い雨林》
1 《Underground Sea》
1 《Taiga》
1 《Savannah》
1 《Bayou》
2 《Tropical Island》
1 《ヴォルラスの要塞》

-土地(21)-

2 《夢で忍び寄るもの》
1 《寄生的な大梟》
4 《帝国の徴募兵》
1 《永遠の証人》
1 《洞窟のハーピー》
4 《とぐろ巻きの巫女》
1 《造物の学者、ヴェンセール》

-クリーチャー(14)-
4 《渦まく知識》
4 《ギタクシア派の調査》
4 《直観》
4 《Force of Will》
4 《陰謀団式療法》
1 《壌土からの生命》
4 《魔の魅惑》

-呪文(25)-
1 《エーテル宣誓会の法学者》
1 《平和の番人》
1 《イクスリッドの看守》
1 《調和スリヴァー》
1 《戦争の報い、禍汰奇》
1 《セファリッドの女帝ラワン》
4 《思考囲い》
2 《喉首狙い》
1 《至高の評決》
2 《炎渦竜巻》

-サイドボード(15)-
hareruya


7月1日に行われた「SCGO Seattle」でも同アーキタイプでトップ8に入賞していたMartin Goldman-Kirs。サイドの除去枠に新カードの《至高の評決》が採用されている以外、前回とほぼ同様の構成です。主な勝ち手段は《魔の魅惑》からのコンボなので、《Force of Will》や各種手札破壊等で強引にコンボを決めにいくスタイルも健在です。以前から採用している《造物の学者、ヴェンセール》は「白青奇跡コントロール」が流行している現在のメタでは特に有効なチョイスです。

サイドボードは《平和の番人》《至高の評決》《炎渦竜巻》等ビートダウンをメタった構成です。コンボとしては決して早い方ではありませんが、SCGOのような大きな大会でもあまり見かけないデッキなので極端に対策されることもありません。

魔の魅惑造物の学者、ヴェンセール至高の評決





2012レガシー総集編

冒頭でも挙げましたが、今年のレガシーのメタゲームの動きを「M13発売前」「M13発売後」「RTR発売後」の3つに分けて簡潔に解説していきます。それぞれの時期で活躍したデッキリストを掲載しますので、そこから環境の変化を読み取っていただければと思います。


M13発売前

M13発売前のメタゲームを更に「アヴァシンの帰還(AVR)」発売前後で分けてみます。

AVR発売前
今年3月に行われた「Grand Prix Indianapolis」で優勝した「Esper Stoneblade/白青石鍛冶+黒」、その数週間後に行われた「SCG Invitational Baltimore」で上位に残った「RUG Delver/カナディアン・スレッショルド」「マーベリック」、これら3つのデッキがトップを争っていました。
現在もトップメタの一角である「カナディアン・スレッショルド」が現在の型にシフトし始めたのもこの時期です。


Tom Martell 「白青石鍛冶+黒」 Grand Prix Indianapolis 2012

1 《平地》
2 《島》
1 《沼》
4 《溢れかえる岸辺》
3 《汚染された三角州》
2 《湿地の干潟》
3 《Tundra》
3 《Underground Sea》
1 《Scrubland》
1 《市長の塔》
1 《Karakas》

-土地(22)-

4 《石鍛冶の神秘家》
3 《瞬唱の魔道士》
1 《ヴェンディリオン三人衆》

-クリーチャー(8)-
4 《剣を鍬に》
4 《未練ある魂》
4 《渦まく知識》
2 《思案》
1 《直観》
1 《呪文嵌め》
1 《対抗呪文》
3 《Force of Will》
3 《精神を刻む者、ジェイス》
2 《コジレックの審問》
2 《思考囲い》
1 《名誉回復》
1 《殴打頭蓋》
1 《梅澤の十手》

-呪文(30)-
1 《解呪》
1 《青霊破》
2 《呪文貫き》
1 《Force of Will》
3 《外科的摘出》
1 《暗黒破》
1 《コジレックの審問》
2 《非業の死》
1 《盲信的迫害》
1 《仕組まれた爆薬》
1 《饗宴と飢餓の剣》

-サイドボード(15)-
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Drew Levin 「カナディアン・スレッショルド」 StarCityGames.com – Invitational Baltimore

4 《沸騰する小湖》
4 《霧深い雨林》
3 《Volcanic Island》
4 《Tropical Island》
4 《不毛の大地》

-土地(19)-

4 《秘密を掘り下げる者》
4 《敏捷なマングース》
4 《タルモゴイフ》

-クリーチャー(12)-
4 《渦まく知識》
2 《思考掃き》
4 《思案》
3 《呪文嵌め》
4 《呪文貫き》
3 《目くらまし》
3 《Force of Will》
4 《稲妻》
2 《Chain Lightning》

-呪文(29)-
3 《硫黄の精霊》
2 《漁る軟泥》
4 《水没》
2 《紅蓮破》
1 《古えの遺恨》
2 《硫黄の渦》
1 《壌土からの生命》

-サイドボード(15)-
hareruya




Brian Kibler 「マーベリック」 StarCityGames.com – Invitational Baltimore

1 《平地》
3 《森》
4 《吹きさらしの荒野》
1 《霧深い雨林》
4 《Savannah》
2 《地平線の梢》
1 《ドライアドの東屋》
1 《Maze of Ith》
4 《不毛の大地》
1 《Karakas》
1 《ガイアの揺籃の地》

-土地(23)-

4 《ルーンの母》
2 《エイヴンの思考検閲者》
4 《貴族の教主》
1 《スクリブのレインジャー》
3 《漁る軟泥》
4 《クァーサルの群れ魔道士》
4 《聖遺の騎士》
3 《スレイベンの守護者、サリア》

-クリーチャー(25)-
4 《剣を鍬に》
1 《遍歴の騎士、エルズペス》
1 《森の知恵》
4 《緑の太陽の頂点》
2 《梅澤の十手》

-呪文(12)-
1 《ボジューカの沼》
2 《エーテル宣誓会の法学者》
1 《台所の嫌がらせ屋》
1 《静寂の守り手、リンヴァーラ》
1 《最後のトロール、スラーン》
2 《流刑への道》
1 《ハルマゲドン》
1 《遍歴の騎士、エルズペス》
1 《ギデオン・ジュラ》
1 《外科的摘出》
2 《窒息》
1 《太陽と月の輪》

-サイドボード(15)-
hareruya




AVR発売後
AVRリリース後は、新キーワード“奇跡”を利用した新たな形の白青コントロールである「白青奇跡」と、《グリセルブランド》という強力な新戦力を得た「スニーク・ショー」がトップメタに加わりました。「スニーク・ショー」のデッキパワーは高く、その後のメタに大きな影響を与えました。また、部族デッキの代表格である「ゴブリン」も《魂の洞窟》を得て復権しました。


Ronnie Ritner 「白青奇跡」 StarCityGames.com – Invitational Indianapolis

2 《平地》
5 《島》
4 《溢れかえる岸辺》
2 《沸騰する小湖》
1 《乾燥台地》
2 《霧深い雨林》
4 《Tundra》
1 《教議会の座席》
1 《Karakas》

-土地(22)-

1 《粗石の魔道士》
2 《ヴェンディリオン三人衆》

-クリーチャー(3)-
4 《剣を鍬に》
1 《忘却の輪》
4 《終末》
3 《天使への願い》
4 《渦まく知識》
1 《思案》
2 《呪文貫き》
2 《対抗呪文》
3 《Force of Will》
4 《相殺》
3 《精神を刻む者、ジェイス》
4 《師範の占い独楽》

-呪文(35)-
2 《エーテル宣誓会の法学者》
2 《枷霊》
1 《翻弄する魔道士》
1 《機を見た援軍》
2 《青霊破》
1 《呪文貫き》
1 《Force of Will》
1 《トーモッドの墓所》
3 《大祖始の遺産》
1 《真髄の針》

-サイドボード(15)-
hareruya



終末天使への願い





Jonathan Hickerson 「スニーク・ショー」 StarCityGames.com – Legacy Open Nashville

3 《島》
1 《山》
4 《沸騰する小湖》
3 《霧深い雨林》
3 《Volcanic Island》
3 《古えの墳墓》
2 《裏切り者の都》

-土地(19)-

4 《引き裂かれし永劫、エムラクール》
4 《グリセルブランド》

-クリーチャー(8)-
4 《渦まく知識》
4 《思案》
1 《定業》
2 《直観》
3 《呪文貫き》
4 《Force of Will》
3 《誤った指図》
4 《実物提示教育》
4 《騙し討ち》
4 《水蓮の花びら》

-呪文(33)-
2 《残響する真実》
1 《赤霊破》
2 《紅蓮破》
2 《裂け目の突破》
4 《神聖の力線》
4 《虚空の力線》

-サイドボード(15)-
hareruya



グリセルブランド実物提示教育





Brad Campbell 「ゴブリン」 StarCityGames.com – Legacy Open Indianapolis

4 《山》
3 《血染めのぬかるみ》
3 《樹木茂る山麓》
1 《Taiga》
4 《魂の洞窟》
4 《不毛の大地》
4 《リシャーダの港》

-土地(23)-

4 《ゴブリンの従僕》
1 《スカークの探鉱者》
4 《ゴブリンの群衆追い》
1 《ブリキ通りの悪党》
4 《モグの戦争司令官》
1 《棘鞭使い》
4 《ゴブリンの女看守》
1 《ゴブリンの名手》
4 《宝石の手の焼却者》
4 《ゴブリンの戦長》
4 《ゴブリンの首謀者》
1 《包囲攻撃の司令官》

-クリーチャー(33)-
4 《霊気の薬瓶》

-呪文(4)-
1 《ブリキ通りの悪党》
1 《棘鞭使い》
4 《赤霊破》
3 《紅蓮操作》
3 《大祖始の遺産》
3 《墓掘りの檻》

-サイドボード(15)-
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魂の洞窟ゴブリンの従僕




M13発売後

M13リリース後は、新たに印刷されたロード《真珠三叉矛の達人》を得た「マーフォーク」が復権しました。また、《実物提示教育》系デッキも新戦力である《全知》を得て、元々の地力の高さもあって一時期はトップ8の半分を占めるほどでした。

この頃から、《実物提示教育》系コンボや《終末》をメインに採用した「白青奇跡」に苦戦を強いられた「マーベリック」が上位から姿を消します。

《実物提示教育》系デッキが環境を完全に支配するかのように見えましたが、M13後の環境の終盤に開催された「SCG Invitational Atlanta」を制したのは、環境の変化に対応し、進化を続けて完成された「カナディアン・スレッショルド」でした。


Joshua Cho 「マーフォーク」 StarCityGames.com – Legacy Open Buffalo

12 《島》
4 《変わり谷》
4 《不毛の大地》

-土地(20)-

4 《呪い捕らえ》
4 《銀エラの達人》
4 《アトランティスの王》
4 《真珠三叉矛の達人》
2 《珊瑚兜の司令官》
4 《メロウの騎兵》

-クリーチャー(22)-
2 《呪文貫き》
3 《目くらまし》
4 《Force of Will》
3 《行き詰まり》
2 《四肢切断》
4 《霊気の薬瓶》

-呪文(18)-
2 《幻影の像》
2 《大いなる玻璃紡ぎ、綺羅》
1 《青霊破》
1 《呪文貫き》
4 《水没》
3 《トーモッドの墓所》
1 《大祖始の遺産》
1 《梅澤の十手》

-サイドボード(15)-
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真珠三叉矛の達人霊気の薬瓶





Travis Allen 「実物提示教育+全知」 StarCityGames.com – Legacy Open Buffalo

2 《島》
1 《溢れかえる岸辺》
4 《沸騰する小湖》
4 《霧深い雨林》
3 《Volcanic Island》
1 《Tropical Island》
3 《古えの墳墓》
2 《裏切り者の都》

-土地(20)-

2 《引き裂かれし永劫、エムラクール》
2 《グリセルブランド》

-クリーチャー(4)-
4 《渦まく知識》
4 《思案》
4 《定業》
1 《親身の教示者》
4 《目くらまし》
4 《Force of Will》
2 《精神を刻む者、ジェイス》
3 《実物提示教育》
4 《全知》
4 《燃え立つ願い》
2 《水蓮の花びら》

-呪文(36)-
1 《Karakas》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール》
1 《神の怒り》
1 《実物提示教育》
1 《洞察力の花弁》
1 《外科的摘出》
3 《赤霊破》
1 《圧服》
1 《紅蓮地獄》
1 《ぶどう弾》
1 《生ける願い》
1 《トーモッドの墓所》
1 《墓掘りの檻》

-サイドボード(15)-
hareruya



全知洞察力の花弁





Todd Anderson 「カナディアン・スレッショルド」 StarCityGames.com – Invitational Atlanta

2 《汚染された三角州》
1 《樹木茂る山麓》
4 《沸騰する小湖》
1 《霧深い雨林》
3 《Volcanic Island》
3 《Tropical Island》
4 《不毛の大地》

-土地(18)-

4 《秘密を掘り下げる者》
4 《敏捷なマングース》
4 《タルモゴイフ》

-クリーチャー(12)-
4 《渦まく知識》
1 《思考掃き》
4 《思案》
4 《もみ消し》
2 《呪文貫き》
4 《目くらまし》
4 《Force of Will》
1 《四肢切断》
4 《稲妻》
1 《二股の稲妻》
1 《森の知恵》

-呪文(30)-
2 《被覆》
4 《水没》
2 《赤霊破》
2 《Rough+Tumble》
2 《硫黄の渦》
1 《森の知恵》
2 《クローサの掌握》

-サイドボード(15)-
hareruya



秘密を掘り下げる者もみ消し




RTR発売後

RTR発売後の数週間は「エンチャントレス(エターナルウインド)」等のローグコンボデッキの活躍が目立ちましたが、「カナディアン・スレッショルド」「白青奇跡」等以前から活躍していたデッキもコンスタントに上位入賞を続けました。

一時期は上位であまり見かけなくなった「ハイタイド」が復権し、新環境に入ってから二つのSCGOを制しています。一方《実物提示教育》系デッキは対策をされ、勝ち切れなくなっています。

RTRで新たに印刷されたカードである《死儀礼のシャーマン》《突然の衰微》が環境に影響を与え始めています。それらを導入した「BUG Delver/青黒緑アグロ」等の躍進に注目です。


Christoffer Andersen 「エンチャントレス」 StarCityGames.com – Legacy Open Cincinnati

2 《島》
7 《森》
3 《新緑の地下墓地》
4 《霧深い雨林》
1 《Savannah》
2 《Tropical Island》
1 《ドライアドの東屋》

-土地(20)-

4 《フェアリーの大群》
4 《アルゴスの女魔術師》
2 《永遠の証人》

-クリーチャー(10)-
4 《退去の印章》
2 《気流の言葉》
4 《繁茂》
4 《楽園の拡散》
2 《花の絨毯》
4 《エレファント・グラス》
1 《原基の印章》
4 《女魔術師の存在》
1 《生ける願い》
4 《緑の太陽の頂点》

-呪文(30)-
1 《新緑の女魔術師》
1 《調和スリヴァー》
1 《引き裂かれし永劫、エムラクール》
1 《ガドック・ティーグ》
1 《安全の領域》
2 《寒け》
1 《精神を刻む者、ジェイス》
3 《Force of Will》
1 《花の絨毯》
2 《原基の印章》
1 《クローサの掌握》

-サイドボード(15)-
hareruya



アルゴスの女魔術師気流の言葉





Kyle Edwards 「青黒緑アグロ」 StarCityGames.com – Legacy Open Dallas

3 《汚染された三角州》
2 《新緑の地下墓地》
3 《霧深い雨林》
3 《Underground Sea》
1 《Bayou》
3 《Tropical Island》
4 《不毛の大地》

-土地(19)-

4 《秘密を掘り下げる者》
4 《敏捷なマングース》
4 《タルモゴイフ》
2 《ヴェンディリオン三人衆》

-クリーチャー(14)-
4 《渦まく知識》
1 《思考掃き》
4 《思案》
4 《もみ消し》
2 《呪文貫き》
3 《目くらまし》
4 《Force of Will》
1 《恐ろしい死》
4 《突然の衰微》

-呪文(27)-
2 《死儀礼のシャーマン》
1 《呪文貫き》
3 《水没》
1 《恐ろしい死》
2 《根絶》
2 《思考囲い》
2 《悪魔の布告》
1 《壌土からの生命》
1 《仕組まれた爆薬》

-サイドボード(15)-
hareruya



死儀礼のシャーマン突然の衰微





総括

SCGO Seattle」は、「SCGO Indianapolis」以来コンスタントに入賞を続けている「ハイタイド」の優勝で幕を閉じました。新カードである《死儀礼のシャーマン》《突然の衰微》を使った「Junk/アグロロック」が活躍する等、要注目の大会でした。

今回は以上になります。次回は「SCGO Baltimore」と「SCGO Las Vegas」の解説を予定しています。

今年最後の大イベントである「エターナルパーティ2012」まで残りわずか。どんなデッキで参加するにしろ、楽しいゲームをして良い形で今年を締めくくれるよう願っております。

それでは次回の記事でまたお会いしましょう。楽しいレガシーを!