9回戦の長い予選ラウンドもこの対戦で最後となり、勝ち点に余裕のある卓はIDで決勝トーナメントへの切符を得ている。しかし、TOP8の予想ラインの22点に3点届かない荒堀と土屋はこの対戦で勝利しないとTOP8への目は確実にない。
青赤緑Junkを操る荒堀とSneak Showを操る土屋によるステージ進出を賭けた負けられない戦いが今始まる。
Game 1
ダイスロールに勝利した荒堀が先行を選択。お互いにマリガンはなし。
荒堀は島から《祖先の幻視》を待機。
土屋は《沸騰する小湖》を置くだけでエンド。
荒堀は4ターン後の待機明けに備え、《タルモゴイフ》を2連続で召喚し手札を減らしていき、土屋はその間、《思案》2連打、《渦まく知識》で淡々と手札を整えていく。
登場から3/4の《タルモゴイフ》の攻撃3回、土屋のフェッチ2回で4ターン目にはライフが9まで落ち込んでいる土屋、これ以上はマズいと《精神を刻む者、ジェイス》を出し第３の技で《タルモゴイフ》を1体バウンスする。
しかし、エンドステップに《稲妻》、
メインステップに《タルモゴイフ》アタックから再び《稲妻》で5ターン目に土屋のライフは０になった。
土屋 0-1 荒堀
先取した荒堀だが、使われたカードがドロー操作と《精神を刻む者、ジェイス》のみで土屋のデッキがいまいち掴めずサイドボードに困っている様子。この迷いが2本目にどう影響するか。
Game2
先手の土屋、《実物提示教育》、《グリセルブランド》、土地5枚の手札をキープ。荒堀にもマリガンは無し。
気を伺い土地を並べるだけの土屋。
荒堀は今回も勢いよく《タルモゴイフ》2体、《渦まく知識》、《死儀礼のシャーマン》と展開していくが、お互い他に動きが全くなく《タルモゴイフ》は2/3（インスタント、土地）と可愛げのあるサイズの為、4ターンが過ぎても土屋のライフには余裕がありそうだ。
5ターン目にこれまで静かだった土屋が遂に動く。《沸騰する小湖》2枚を立たせ《実物提示教育》をキャスト！
《Force of Will》を構え荒堀の迎撃に備えていたが、荒堀の手札を見ると土地2枚と《精神を刻む者、ジェイス》しかなく、何事もなく《実物提示教育》は解決される。
土屋は《騙し討ち》を、荒堀は《霧深い雨林》（《実物提示教育》ではプレインズウォーカーを出せない）をお互いに出す。
赤マナ確保のため、《沸騰する小湖》で《Volcanic Island》を出し《グリセルブランド》を登場させ、そのまま7枚ドローをする。
この7枚に《引き裂かれし永劫、エムラクール》があればそのままゲームは終わっていたが、《グリセルブランド》だけでアタックしターンを終える。
祈るようにドローする荒堀だが、引いたのは《祖先の幻視》とかなり寂しげ。
仕方がなく《タルモゴイフ》2体でアタックするも、《グリセルブランド》に騙し撃たれライフを与えてしまうことに。
《グリセルブランド》の７枚ドロー、《思案》、《渦まく知識》、《定業》、《渦まく知識》と怒涛のドローを続け《引き裂かれし永劫、エムラクール》になんとか出会い荒堀の《ヴェンディリオン三人衆》をForce of Willで打消し、星をイーブンに戻した。
土屋 1-1 荒堀
土屋のデッキが判明し、荒堀は《アメジストのとげ》、《外科的摘出》、《ケデレクトのリバイアサン》、《真髄の針》と大量に入れ替えを行う。
Game 3
先手の荒堀、ここで痛恨のダブルマリガン！！
土屋の初手は《騙し討ち》、Force of Will、《引き裂かれし永劫、エムラクール》、《呪文貫き》、《古えの墳墓》を含む土地3枚。
5枚の初手ながら《Tropical Island》から《祖先の幻視》を待機させる荒堀。土屋は《Volcanic Island》を出しターンエンド。
2ターン目のエンドに荒堀は《渦まく知識》をキャストし、3ターン目に《断片無き工作員》から《タルモゴイフ》を場に出しプレッシャーを与える。
土地を置くだけだった土屋は3ターン目に《古えの墳墓》から《騙し討ち》をキャスト、無事に着地しさらに《Force of Will》を手札に抱えあとは次のターンが来るのを待つだけとなった……が、荒堀にはしっかりとした解答があった！！
まずは《アメジストのとげ》をキャストしマナのない土屋から《Force of Will》を炙りだし、その後《真髄の針》をキャスト、宣言はもちろん《騙し討ち》。
これにより《引き裂かれし永劫、エムラクール》、《騙し討ち》しか手札に残っていない土屋はなすすべもないまま《断片無き工作員》と《タルモゴイフ》に殴りきられてしまうことなった。
土屋 1-2 荒堀
荒堀WIN
