5色ニヴ=ミゼット サンプルリスト
デッキの動き
各種優秀な除去カードで序盤を凌ぎつつ、5マナ使えるようにするための準備を行います。《古のヤギ角》(または《森の女人像》)でマナ加速を狙うのが一般的です。
5マナ使えるようになれば、デッキのキーカードである《ニヴ=ミゼット再誕》や《白日の下に》をプレイし、攻勢に出ます。《白日の下に》からは《ニヴ=ミゼット再誕》に繋ぐこともできますし、必要とあればシルバーバレットした《太陽降下》などを唱えてリセットを狙います。
クリーチャー – ドラゴン・アバター
飛行
ニヴ=ミゼット再誕が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上からカードを10枚公開する。その中から、色2色の組1組につき、ちょうどその2色であるカード1枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
ソーサリー
収斂 ― あなたのライブラリーから、点数で見たマナ・コストが白日の下にを唱えるために支払われたマナの色の総数以下であるクリーチャー・カード1枚かインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚探し、そのカードを追放し、その後、あなたのライブラリーを切り直す。あなたはそのカードを、そのマナ・コストを支払うことなく唱えてもよい。
また、《白日の下に》から《嘘の神、ヴァルキー》をサーチした場合、裏面の《星界の騙し屋、ティボルト》を唱えることも可能です。
マルチカラーらしく、強力なクリーチャーを展開しながらアドバンテージを稼ぎつつ、殴ってゲームを終わらせにいきます。
《白日の下に》というやや特殊な呪文を軸にしているものの、やることは極めて王道的なミッドレンジデッキです。
また、デッキが5色であるため、基本的に唱えられない呪文がなく、サイドボードも選びたい放題となります。打ち消し・除去・追放ハンデスと何でも揃い、とても対応力が高いデッキです。
序盤
5色のマナベースを支えるため、デッキ内にはトライランドを中心としたタップイン土地が大量に採用されていており、やや序盤の動きは鈍くなります。
《力線の束縛》などを駆使して、なんとか序盤の脅威を退けながら土地を並べることを目標に耐えましょう。
隙があれば《豆の木をのぼれ》をプレイしてドローを進めたり、《古のヤギ角》がプレイできるとマナ的にもライフ的にもかなりゆとりが生まれます。
中盤
4ターン目以降は、《創造の座、オムナス》を着地させて様子を伺ったり、《白日の下に》をプレイして攻勢を仕掛けます。
《ニヴ=ミゼット再誕》は獲得できるハンドアドバンテージがランダムではありますが、即効性のある手札補充能力を持ちます。《至高の者、ニヴ=ミゼット》は生きながらえることで墓地にある2色の呪文を何度も唱えることができ、墓地に落ちた《白日の下に》を唱えることができるのが特に強力です。
場合によっては、《白日の下に》からシルバーバレットした《クレンコの轟音砕き》を唱えるなど、特定のデッキ(この場合はロータスコンボなど)に対して劇的に刺さるカードをサーチする戦略が有効です。
終盤
獲得した豊富なリソースを駆使しながら、相手の脅威を除去で押しのけつつ、クリーチャーで殴りきります。
《至高の評決》などでクリーチャーをすべて流されたときのために、どこかのタイミングで《白日の下に》から《星界の騙し屋、ティボルト》を戦場に加えておくと心強いです。
苦手なカード
リソース勝負を挑まれる分には無類の強さを発揮できる一方、速度勝負に持ち込まれると分が悪くなります。
果敢デッキの《顕在的防御》でバックアップされた《精鋭射手団の目立ちたがり》を打ち破るのは至難の業で、こちらはタップイン土地の処理を抱えたまま対応する術を必要とします。
そのほか、《スレイベンの守護者、サリア》が刺さる人間や、《白日の下に》をほぼ通してもらえないスピリットなど、アグロ戦略やクロックパーミッション戦略に苦汁を飲まされることは覚悟しましょう。
また、5色デッキである故の土地事故(マナカラー事故)も避けては通れない道です。
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