準決勝 : 桐戸 敬介(千葉) vs. 高橋 純也(東京)

晴れる屋

By Daisuke Kawasaki



 ついにWMCQも残すところ、2ラウンド。

 自分のMOVEが全てのデッキ、呪禁バントを使用する高橋に対するは、環境でもより丸く、多くのデッキに対応できるという理由で選ばれたジャンクリアニを使用する桐戸。

 全てに対応しようという桐戸と、すべてを無視して自分の都合で戦う高橋の対戦。果たして、決勝へとコマを進めるのはどちらか。


Game 1



 この大会では、スイスラウンドで上位のプレイヤーに先攻後攻の選択権があるため、桐戸が選択をする。

高橋 「先手と後手、どっちですか?」

桐戸 「先手で」

 当たり前の答えながら、高橋は小さくため息をつく。

桐戸 「まぁ、環境的に先手ゲーなので」

 互いにマリガンはなく、2ターン目に高橋が《不可視の忍び寄り》をプレイ。そのターンエンドに桐戸が《忌まわしい回収》《草むした墓》を手に入れつつ、墓地を肥やすところからゲームがスタートする。

 続いて桐戸は《ケンタウルスの癒し手》をプレイする。3枚めの土地を引けなかった高橋は《天上の鎧》《アヴァシンの巡礼者》をプレイし、アタックする。

 返すターンに桐戸が《ケンタウルスの癒し手》でアタックしたことで、お互いのライフは17となるが、高橋が《オルゾヴァの贈り物》をプレイしたことで、ダメージレースは一方的なものになる。

 しかし、そうそう一方的なゲームを許容することもできないわけで、高橋のターンエンドに桐戸は《修復の天使》をプレイし、ライフを回復しつつ、クロックを追加する。

 だが、高橋は《不可視の忍び寄り》にさらに《幽体の飛行》《怨恨》をエンチャント。都合4枚のオーラによって、パワー10で絆魂を持った生物が、ブロックされず、呪禁まで持ってアタックしてくる。



 高橋のターンエンドに《忌まわしい回収》をプレイし、続くドローを見たところで、桐戸は、「負けですね」と宣言し、次のゲームの準備を始めた。

桐戸 0-1 高橋


Game 2




 先手の桐戸は初手を見て、一呼吸おいて「キープで」と宣言。一方の高橋は、土地が3枚に対策カードとなる《地の封印》があるものの、いわゆる「種」となるクリーチャーに不安の残るハンドをマリガンする。

 今度は《不可視の忍び寄り》《オルゾヴァの贈り物》、追加のクロックとして《剣術の名手》を兼ね備えた手札をキープする。

 ゲームは2ターン目高橋が《不可視の忍び寄り》をプレイし、返して桐戸が《未練ある魂》をプレイするところから始まる。

 ここで高橋はまず《オルゾヴァの贈り物》から《不可視の忍び寄り》へとプレイ。2点の絆魂ダメージを与えた上でターンを終了。桐戸も2体のスピリットでアタックした後に《未練ある魂》をフラッシュバックする。

 高橋は再び2点の絆魂ダメージを与えた上で、《不可視の忍び寄り》2体目と《剣術の名手》を追加する。桐戸は《アヴァシンの巡礼者》を追加して4体のスピリットトークンでアタックしてターン終了。

 高橋は更に《怨恨》をプレイ。これによって膨れ上がったクロックで一気にダメージを与えようと試みる。これに対して桐戸は《悲劇的な過ち》《剣術の名手》を対処するのみ。高橋は《アヴァシンの巡礼者》を追加してターン終了。

 マナが伸びるだけの時間を確保できていた桐戸は、《スラーグ牙》を召喚し、ダメージレースの主導権を自身に引き寄せる。さらに、返しのターンで高橋が有効なアクションができない。

 4体のスピリットトークン、そして《スラーグ牙》《アヴァシンの巡礼者》がアタックし、《ガヴォニーの居住区》が起動されると高橋は土地を片付けた。

桐戸 1-1 高橋


Game 3


 このマッチ初めて先行となる高橋。2枚の土地に《アヴァシンの巡礼者》《不可視の忍び寄り》、そして《天上の鎧》《怨恨》《オルゾヴァの贈り物》という手札をキープ。白マナの確保に不安が残っていただけに少考したものの結果キープを選択する。桐戸も高橋のキープの声に合わせて、キープする。

 高橋の1ターン目の《アヴァシンの巡礼者》《悲劇的な過ち》で対処した桐戸。だが、2ターン目に登場した《不可視の忍び寄り》へは対抗策をもたず、《東屋のエルフ》を追加してマナを加速する。

 高橋はこの《不可視の忍び寄り》《怨恨》《幽体の飛行》をエンチャントし、早くも3ターン目にしてパワー5のブロックされない怪物を作り上げる。

 対して、桐戸は《東屋のエルフ》でアタックすると、マナを残してターンを終了。高橋がさらに《天上の鎧》を追加してきた所でその《天上の鎧》へと《突然の衰微》を打ち込む。

 そして、5マナになれば《スラーグ牙》の登場。これで、厳しかったダメージレースを盛り返し、《スラーグ牙》のアタックで高橋のライフを10にした上で、《ケンタウルスの癒し手》を追加して自身のライフを11とする。

 ここまで、序盤の懸念事項であった白マナ不足で逆転の手となる《オルゾヴァの贈り物》を持て余していた高橋だったが、このタイミングで叩きつけながらドローしたカードが待望の2枚めの白マナ。

 これによって《オルゾヴァの贈り物》がまさしく高橋に送り届けられ、続くドローを見た桐戸は高橋に手を差し出した。

桐戸 1-2 高橋