皆さんこんにちは。
Commander 2013 decksが発売されますが皆さんの試してみたいカードはありましたか?
さて今回の記事ではSCGO Seattle 、SCG Invitational/Open Indianapolisの解説をしていきたいと思います。
SCG Invitational/Open Indianapolisには筆者もプレイヤーとして参加しました。参加レポートも載せておいたのでよろしかったらご覧になってください。
SCGO Seattle トップ8 デッキアーキタイプ
2013年10月20日
1位 RUG Delver/カナディアン・スレッショルド
2位 UWR Delver/トリコトラフト
3位 Elves/エルフ
4位 Affinity/親和
5位 Shardless BUG/続唱青黒緑
6位 RUG Delver/カナディアン・スレッショルド
7位 Punishing Zoo/ズー
8位 Elves/エルフ
ここ最近のコンボの活躍の反動か一応部族コンボとしてカテゴライズされるElves以外は非コンボデッキで占められています。優勝したRUG Delverも含めてコンボに対して相性の良いテンポデッキが今大会の勝ち組だったようです。Zoo等懐かしい顔ぶれも見られます。
SCGO Seattle デッキ解説
「RUG Delver」「Affinity」「Punishing Zoo」
3 《Tropical Island》 3 《Volcanic Island》 4 《霧深い雨林》 4 《沸騰する小湖》 4 《不毛の大地》 -土地(18)- 4 《秘密を掘り下げる者》 4 《敏捷なマングース》 4 《タルモゴイフ》 -クリーチャー(12)- |
4 《渦まく知識》 4 《思案》 4 《もみ消し》 4 《稲妻》 3 《ギタクシア派の調査》 2 《呪文貫き》 4 《目くらまし》 1 《火+氷》 4 《Force of Will》 -呪文(30)- |
3 《水没》 2 《紅蓮破》 2 《乱暴+転落》 1 《硫黄の精霊》 1 《ヴェンディリオン三人衆》 1 《狼狽の嵐》 1 《古えの遺恨》 1 《壌土からの生命》 1 《Zuran Orb》 1 《墓掘りの檻》 1 《精神を刻む者、ジェイス》 -サイドボード(15)- |
RUG Delverで結果を残し続けているJacob Wilson。メインの《ギタクシア派の調査》やサイドの《精神を刻む者、ジェイス》等特徴のあるリストです。
《死儀礼のシャーマン》を使ったデッキが流行るようになり、依然のような勢いはなくなりましたが、コンボの多いメタではベストチョイスです。
4 《教議会の座席》 4 《囁きの大霊堂》 4 《空僻地》 2 《古えの墳墓》 -土地(14)- 4 《メムナイト》 4 《羽ばたき飛行機械》 4 《信号の邪魔者》 4 《大霊堂のスカージ》 4 《電結の荒廃者》 4 《金属ガエル》 -クリーチャー(24)- |
3 《呪文貫き》 4 《物読み》 4 《オパールのモックス》 4 《バネ葉の太鼓》 4 《頭蓋囲い》 3 《ボーラスの工作員、テゼレット》 -呪文(22)- |
3 《エーテル宣誓会の法学者》 3 《強迫》 3 《鞭打ち炎》 2 《刻まれた勇者》 2 《思考囲い》 2 《トーモッドの墓所》 -サイドボード(15)- |
久々のトップ8入賞のAffinity。コンボの多いメタに合わせて《呪文貫き》がメインに採用されています。
サイドに採用されている《刻まれた勇者》は単体除去が中心のレガシーでは除去され難く、相手によっては《頭蓋囲い》を装備させてのイージーウィンができます。デッキに採用されているクリーチャー全てがArtifactなので、《鞭打ち炎》は自軍のクリーチャーを巻き込むことのない《紅蓮地獄》として扱えます。レガシーのデッキの中でも比較的安価で組めるので、普段はあまりレガシーをプレイされない方にもお勧めできます。
1 《森》 1 《平地》 2 《Plateau》 2 《Savannah》 2 《Taiga》 4 《吹きさらしの荒野》 4 《樹木茂る山麓》 3 《燃え柳の木立ち》 1 《Karakas》 1 《ドライアドの東屋》 2 《不毛の大地》 -土地(23)- 4 《貴族の教主》 4 《野生のナカティル》 1 《森を護る者》 3 《クァーサルの群れ魔道士》 2 《漁る軟泥》 1 《ガドック・ティーグ》 4 《聖遺の騎士》 -クリーチャー(19)- |
4 《稲妻》 4 《剣を鍬に》 4 《緑の太陽の頂点》 4 《罰する火》 2 《遍歴の騎士、エルズペス》 -呪文(18)- |
3 《エーテル宣誓会の法学者》 3 《スレイベンの守護者、サリア》 3 《仕組まれた爆薬》 2 《古えの遺恨》 1 《紅蓮破》 1 《赤霊破》 1 《ボジューカの沼》 -サイドボード(14)- |
こちらも久しぶりの上位入賞となるZoo。《野生のナカティル》を採用していますが、《遍歴の騎士、エルズペス》や《罰する火》エンジンを搭載しているので、中速寄りのBig Zooと呼ばれている型です。
デッキの構成上コンボデッキ相手には不利ですが、クリーチャーのサイズとクオリティーでDelver系のデッキに対しては互角以上のゲームが期待できます。サイドボードは《スレイベンの守護者、サリア》や《エーテル宣誓会の法学者》など、コンボ対策が多く採られています。
SCGO Invitational Indianapolis トップ8 デッキアーキタイプ
2013年10月27日
1位 Sneak and Show/スニーク・ショー
2位 Sneak and Show/スニーク・ショー
3位 Shardless BUG/続唱青黒緑
4位 Sneak and Show/スニーク・ショー
5位 Sneak and Show/スニーク・ショー
6位 Esper Stoneblade/白青石鍛冶
7位 Shardless BUG/続唱青黒緑
8位 UWR Delver/トリコトラフト
Shardless BUG等青い中速デッキが多数を占めるメタはSCG Invitationalでは定番化していましたが、今回はトップ8の半数がコンボデッキのSneak and Showと、異例の結果を出しました。優勝もSneak and Showで、《実物提示教育》の強さを見せつけられた週末でした。
スイスランド16ラウンドの内8ラウンドはスタンダードで行われました。トップ8入賞者の中にはレガシーよりもスタンダード部門での成績が良かったプレイヤーも数名いたので、レガシー部門で7-1以上の成績を残したデッキも一緒に見ていきたいと思います。
SCGO Invitational Indianapolis デッキ解説
「Sneak and Show」「Esper Stoneblade」「UWR Miracle」「Esper Stoneblade」
3 《島》 1 《山》 3 《霧深い雨林》 4 《沸騰する小湖》 3 《Volcanic Island》 3 《古えの墳墓》 2 《裏切り者の都》 -土地(19)- 4 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 4 《グリセルブランド》 -クリーチャー(8)- |
4 《ギタクシア派の調査》 4 《渦まく知識》 4 《思案》 4 《呪文貫き》 4 《実物提示教育》 1 《直観》 4 《Force of Will》 4 《騙し討ち》 4 《水蓮の花びら》 -呪文(33)- |
4 《神聖の力線》 3 《墓掘りの檻》 2 《紅蓮地獄》 2 《白鳥の歌》 2 《裂け目の突破》 1 《赤霊破》 1 《拭い捨て》 -サイドボード(15)- |
3 《島》 4 《Volcanic Island》 4 《沸騰する小湖》 3 《霧深い雨林》 3 《古えの墳墓》 2 《裏切り者の都》 -土地(19)- 4 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 4 《グリセルブランド》 -クリーチャー(8)- |
4 《渦まく知識》 4 《思案》 3 《呪文貫き》 2 《定業》 2 《目くらまし》 4 《実物提示教育》 4 《Force of Will》 2 《誤った指図》 4 《騙し討ち》 4 《水蓮の花びら》 -呪文(33)- |
3 《血染めの月》 3 《神聖の力線》 3 《精神を刻む者、ジェイス》 2 《赤霊破》 2 《残響する真実》 2 《裂け目の突破》 -サイドボード(15)- |
今大会の一週間前に行われたGP Luisvilleでもトップ8に入賞する等今シーズン絶好調の、アメリカのトッププロプレイヤーBrad Nelson。Starcityの多くのメンバーは今大会Sneak and Showを持ち込み、Gerry Thompson、Brian Braun-Duin(BBD), William Jensenもカードのチョイスは微妙に異なるものの同様のデッキで入賞していました。
優勝したBrad Nelsonのリストはメインに《ギタクシア派の調査》が4枚採用されており、相手のインフォメーションを得ながら勝てる状況を作ることに特化しています。サイドにはコンボ及び同系対策に《白鳥の歌》が採用されています。
William Jensenのリストは追加のライブラリー操作の《定業》を採用しています。《誤った指図》をメインに採用して《Hymn to Tourach》等のハンデスに対し耐性を付けています。基本的にコンボは無理やり通す方針のようです。サイドの《血染めの月》はShardless BUG等のデッキが多くなる傾向のあるSCG Invitationalのメタでは活躍の機会も多かった事が予想されます。
準決勝と決勝で同系と当たって勝利していることからも、同系対決ではBrad Nelsonのリストがベストに近い型と言えます。
1 《島》 1 《平地》 1 《沼》 2 《Scrubland》 2 《Tundra》 2 《Underground Sea》 4 《溢れかえる岸辺》 3 《湿地の干潟》 3 《汚染された三角州》 2 《忍び寄るタール坑》 1 《Karakas》 1 《アカデミーの廃墟》 -土地(23)- 4 《石鍛冶の神秘家》 3 《悪意の大梟》 2 《瞬唱の魔道士》 2 《聖トラフトの霊》 -クリーチャー(11)- |
4 《渦まく知識》 4 《剣を鍬に》 3 《コジレックの審問》 3 《思考囲い》 1 《狼狽の嵐》 1 《未練ある魂》 1 《名誉回復》 4 《Force of Will》 1 《仕組まれた爆薬》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 2 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文(26)- |
4 《コーの火歩き》 3 《安らかなる眠り》 2 《概念泥棒》 2 《狼狽の嵐》 2 《虐殺》 1 《水没》 1 《饗宴と飢餓の剣》 -サイドボード(15)- |
今回入賞したMichael Bernatのリストは最近のスタンダードであるDeathbladeではなく、3色のEsper Stonebladeです。環境の多くのクリーチャーと交換が可能で装備品とも相性の良い《悪意の大梟》を採用しています。《未練ある魂》もメインに1枚採用されていることからディフェンシブなデッキという印象を受けますが、テンポデッキに採用されている事が多い《聖トラフトの霊》もメインに採用されています。コンボデッキもある程度居ることが予想されていたようで、メインから《狼狽の嵐》を採っているほか、ハンデスも6枚と多めです。
サイドには近年のメタに合わせて墓地対策の《安らかなる眠り》が3枚と多めに採られています。4枚採用されている 《コーの火歩き》は珍しいアプローチです。バーン対策の他にこのデッキの装備品の対象を焼き払う《罰する火》対策と考えられます。《虐殺》は最近流行りのUWR Delverに対して効果がありそうです。Esper Deathbladeと違ってわずかながら基本地形も採用しており、相手の《血染めの月》1枚で即投了にならずバランスの良い構成なので、今後のStonebladeの型として活躍が期待できそうです。
4 《島》 2 《平地》 2 《Tundra》 2 《Volcanic Island》 4 《溢れかえる岸辺》 2 《汚染された三角州》 1 《乾燥台地》 1 《霧深い雨林》 1 《沸騰する小湖》 2 《秘教の門》 2 《Karakas》 -土地(23)- 3 《ヴェンディリオン三人衆》 1 《造物の学者、ヴェンセール》 -クリーチャー(4)- |
4 《渦まく知識》 3 《剣を鍬に》 2 《呪文貫き》 1 《狼狽の嵐》 1 《対抗呪文》 2 《天使への願い》 1 《至高の評決》 3 《Force of Will》 1 《誤った指図》 3 《終末》 4 《相殺》 1 《安らかなる眠り》 4 《師範の占い独楽》 3 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文(33)- |
2 《赤霊破》 2 《摩耗+損耗》 2 《誤った指図》 2 《安らかなる眠り》 1 《造物の学者、ヴェンセール》 1 《狼狽の嵐》 1 《紅蓮破》 1 《天使への願い》 1 《終末》 1 《仕組まれた爆薬》 1 《真髄の針》 -サイドボード(15)- |
Joe LossetはUW Miracleで何度もSCGOで上位入賞を経験している強豪プレイヤーです。今大会にもUW Miracleを持ち込み、トップ8には届かなかったもののレガシー部門で優秀な成績を収めました。
今回の彼のリストは《赤霊破》や《摩耗+損耗》の為に赤をタッチしたバージョンで、ある程度コンボが多いと予想されていたのかメインに《ヴェンディリオン三人衆》が3枚と多目に採られているほか、《狼狽の嵐》がメインから採用されています。墓地対策の《安らかなる眠り》がメインから採用されているのも大きな特徴です。コンボとなる《Helm of Obedience》は不採用ですが、《安らかなる眠り》はカード単体でも環境に多く存在する《死儀礼のシャーマン》《タルモゴイフ》を無力化したりと現在の環境では役に立つ場面が多くあります。サイドにも追加で2枚採用されています。
メイン、サイドにトータルで3枚採用されている《誤った指図》もカウンターができない《突然の衰微》やハンデススペルの《Hymn to Tourach》に対して有効で、これらのスペルを跳ね返すことで状況によっては一気に有利な展開に持ち込むことができます。
5 《島》 4 《平地》 1 《沼》 2 《Tundra》 1 《Scrubland》 1 《Underground Sea》 4 《溢れかえる岸辺》 3 《湿地の干潟》 2 《汚染された三角州》 -土地(23)- 4 《石鍛冶の神秘家》 -クリーチャー(4)- |
4 《渦まく知識》 4 《剣を鍬に》 2 《狼狽の嵐》 2 《否認》 3 《未練ある魂》 4 《至高の評決》 4 《Force of Will》 2 《誤った指図》 3 《基本に帰れ》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 3 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文(33)- |
4 《思考囲い》 2 《概念泥棒》 2 《青霊破》 2 《安らかなる眠り》 2 《拘留の宝球》 1 《狼狽の嵐》 1 《天界の粛清》 1 《真髄の針》 -サイドボード(15)- |
今大会のデッキテクとしても紹介されています。
基本地形が多めに採用されており、相手の《血染めの月》等特殊地形をメタったカードに対して耐性があります。《至高の評決》をフル投入しておりコントロール寄りに構築されています。基本地形を多く採用しているのでRUG DelverやUWR Delverに対しても4枚目の土地を比較的安全に置くことが可能です。
このリストの最大の特徴は、メインに3枚採用されている《基本に帰れ》です。Esper Stonebladeからこのカードがメイン戦で出て来る事を想定するのは難しく、大会中は大活躍だったことが予想できます。実は筆者も、参加していたSCGO ClevelandでJoe Bernalと当たっており、想定外のメインデッキ《基本に帰れ》に驚かされました。メインに2枚採用されている《誤った指図》もStonebladeではあまり見かけないアプローチです。追加の《Force of Will》として使用できますが、このデッキでは相手の除去を相手のコントロールするクリーチャーに跳ね返す目的で使われるようです。
サイドに《概念泥棒》が2枚と多目に採られていますが、インタビューによれば主にコンボデッキのキャントリップをシャットダウンする為に使われるそうです。
《狼狽の嵐》をメインに採用してはいますが、除去スペルなどコンボに対して無駄になるカードが多いので、コンボとのメイン戦は不利になりそうです。その分サイドには追加の《狼狽の嵐》や《思考囲い》が採用されています。
SCGO Indianapolis トップ8 デッキアーキタイプ
2013年10月27日
1位 Bant/バント
2位 UWR Delver/トリコトラフト
3位 Sneak snd Show/スニーク・ショー
4位 Reanimator/リアニメイト
5位 RUG Delver/カナディアン・スレッショルド
6位 Sneak and Show/スニーク・ショー
7位 Elves/エルフ
8位 Elves/エルフ
Reanimator, Sneak and Show, Delver,Elvesなど、コンボ、テンポ、部族と様々なデッキが入賞する中、優勝したのはBantでした。SCGOでもSneak and Showが2人勝ち残るなど、《実物提示教育》系のデッキの活躍が目立つ週末でした。
SCGO Indianapolis デッキ解説
「Bant」「UWR Delver」
1 《森》 1 《島》 1 《平地》 2 《Savannah》 2 《Tropical Island》 1 《Tundra》 4 《霧深い雨林》 4 《吹きさらしの荒野》 1 《地平線の梢》 1 《ドライアドの東屋》 1 《Karakas》 4 《不毛の大地》 -土地(23)- 4 《貴族の教主》 4 《石鍛冶の神秘家》 1 《ガドック・ティーグ》 1 《クァーサルの群れ魔道士》 1 《漁る軟泥》 4 《聖遺の騎士》 -クリーチャー(15)- |
4 《渦まく知識》 4 《剣を鍬に》 4 《緑の太陽の頂点》 1 《思案》 3 《目くらまし》 1 《森の知恵》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 3 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文(22)- |
4 《Force of Will》 2 《翻弄する魔道士》 2 《大祖始の遺産》 1 《ヴェンディリオン三人衆》 1 《青霊破》 1 《被覆》 1 《壌土からの生命》 1 《対抗呪文》 1 《謙虚》 1 《火と氷の剣》 -サイドボード(15)- |
アメリカのトッププロのReid Dukeは今大会Bantを持ち込み見事に優勝を果たしました。まず特徴的なのはメインに《Force of Will》が採用されていない事です。ブルーカウントの関係でこのデッキでは使い難そうですが、コンボが多い現環境でメイン《Force of Will》不採用は中々思い切ったアプローチです。
マナ加速の《貴族の教主》や《聖遺の騎士》を採用しているので、RUG DelverやUWR Delver等のテンポデッキに対してはカードパワーの高さやクリーチャーのサイズで比較的有利に立ち回れます。コンボに対してもサイドからカウンターや《翻弄する魔道士》、《ヴェンディリオン三人衆》を投入すれば互角以上に渡りあうことができます。
また、サイドに1枚だけ採用されている《謙虚》も面白いアプローチです。Senak and Showに対して劇的な効果が望めます。
4 《Tundra》 3 《Volcanic Island》 4 《沸騰する小湖》 2 《溢れかえる岸辺》 2 《霧深い雨林》 4 《不毛の大地》 -土地(19)- 4 《秘密を掘り下げる者》 2 《渋面の溶岩使い》 4 《石鍛冶の神秘家》 2 《聖トラフトの霊》 -クリーチャー(12)- |
4 《渦まく知識》 4 《思案》 4 《稲妻》 3 《ギタクシア派の調査》 3 《剣を鍬に》 2 《呪文貫き》 4 《目くらまし》 3 《Force of Will》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 -呪文(29)- |
3 《狼狽の嵐》 3 《安らかなる眠り》 2 《渋面の溶岩使い》 2 《翻弄する魔道士》 1 《呪文貫き》 1 《剣を鍬に》 1 《摩耗+損耗》 1 《Force of Will》 1 《饗宴と飢餓の剣》 -サイドボード(15)- |
今回入賞したBen Friedmanは同様のデッキでSCG Invitationalのレガシー部門でも全勝と素晴らしい成績を残していました。残念ながらスタンダードの成績が振るわずトップ8には残れませんでしたが、SCGOでも決勝戦でReidと当たるまではなんと無敗でした。普段から良く目にするUWR Delverと比較すると、《もみ消し》が不採用など、特徴のあるリストです。枚数が減量されたバージョンは見られましたが、まったく採用していない型を見るのは久しぶりです。代わりに《ギタクシア派の調査》と《剣を鍬に》、《石鍛冶の神秘家》が増量されています。
筆者はBenとは同じ《石鍛冶の神秘家》使いとして気が合い、今回のSCGO Indianapolisに参加した際はリストをシェアしました。彼によると《もみ消し》は活躍できる状況が限定されているカードで特に中盤以降はトップデッキしたくないカードだそうです。相手が《もみ消し》を警戒した結果フェッチランドを起動しなければ、こちらは《もみ消し》を構えていたターンを無駄に消費することになるので、《もみ消し》を構えて相手の不用意なフェッチランドの起動を期待するよりも、《石鍛冶の神秘家》をプレイしたり《思案》等で手札を整えるほうが重要だそうです。
サイドは墓地対策の《安らかなる眠り》、コンボ対策の《狼狽の嵐》、クリーチャーデッキ対策の追加の《渋面の溶岩使い》など、手堅い構成になっています。デッキの構成上相手の《精神を刻む者、ジェイス》の対処が比較的容易なことから、《赤霊破》が解雇されています。
SCG Invitational/Open Indianapolis 参戦レポート
SCG InvitationalとSCGO Indianapolis にプレイヤー参加してきました。SCG Invitationalは一日目こそ6-2で突破しましたが、二日目後半のスタンダード部門での成績が芳しくなく、最後の最後でマネーフィニッシュを逃すという残念な結果になってしまいました。しかし、その翌日に開催されたSCGO Indianapolisでは、トップ8に入賞はできなかったものの、マネーフィニッシュは果たせました。
▲SCG Invitational
4 《Tundra》 3 《Volcanic Island》 3 《溢れかえる岸辺》 3 《沸騰する小湖》 2 《乾燥台地》 4 《不毛の大地》 -土地(19)- 4 《秘密を掘り下げる者》 2 《渋面の溶岩使い》 3 《石鍛冶の神秘家》 2 《聖トラフトの霊》 -クリーチャー(11)- |
4 《渦まく知識》 4 《思案》 4 《稲妻》 3 《もみ消し》 2 《ギタクシア派の調査》 2 《呪文貫き》 2 《剣を鍬に》 4 《目くらまし》 3 《Force of Will》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 -呪文(30)- |
2 《翻弄する魔道士》 2 《狼狽の嵐》 2 《安らかなる眠り》 1 《紅蓮破》 1 《赤霊破》 1 《呪文貫き》 1 《剣を鍬に》 1 《摩耗+損耗》 1 《乱暴+転落》 1 《水没》 1 《Force of Will》 1 《饗宴と飢餓の剣》 -サイドボード(15)- |
今回はレガシーの記事という事でスタンダードのレポートは省かせて頂きます。
Day 1
R1 Storm 2-1
R2 Jund 1-2
R3 Storm 2-1
R4 Shardless BUG 2-1
Day 2
R9 RUG Delver 2-0
R10 Storm (2 ゲーム以降はカメラマッチ)1-2
R11 Storm 2-1
R12 Shardless BUG
SCG Invitationalにもかかわらず、Storm系のコンボに4回も当たったのは意外でした。トップ8の結果からも想像できるように、SCG Invitationalも参加人数が増えたことにより、メタが変わりつつあるようです。今後はSCG Invitationalでも《Force of Will》をメインに4積みが必須になるかもしれません。
▲SCGO Indianapolis
最後の最後でマネーフィニッシュのチャンスを逃したのは非常に残念でしたが、気を取り直してSCGOに挑戦です。
SCGOではStonebladeマスターのBen FriedmanにシェアされたUWRを使用しました。
4 《Tundra》 3 《Volcanic Island》 4 《沸騰する小湖》 2 《溢れかえる岸辺》 2 《霧深い雨林》 4 《不毛の大地》 -土地(19)- 4 《秘密を掘り下げる者》 2 《渋面の溶岩使い》 4 《石鍛冶の神秘家》 2 《聖トラフトの霊》 -クリーチャー(12)- |
4 《渦まく知識》 4 《思案》 4 《稲妻》 3 《ギタクシア派の調査》 3 《剣を鍬に》 2 《呪文貫き》 4 《目くらまし》 3 《Force of Will》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 -呪文(29)- |
3 《狼狽の嵐》 3 《安らかなる眠り》 2 《渋面の溶岩使い》 2 《翻弄する魔道士》 1 《呪文貫き》 1 《剣を鍬に》 1 《摩耗+損耗》 1 《Force of Will》 1 《饗宴と飢餓の剣》 -サイドボード(15)- |
R1 Elves 0-2
R2 Doomsday Combo 2-0
R3 RUG Delver 2-1
R4 Reanimator 0-2
R5 UBR Pyromancer 2-1
R6 Dragon Stompy 2-0
R7 Sneak and Show 2-0
R8 Omni-tell 2-1
R9 Mirror (ID)
コンボが多くオープンだけあって様々なデッキと当たりました。負けたマッチはコンボで、R1のElvesやReanimatorには2ターン目にゲームを決められる等、コンボデッキの怖さを再確認させられました。最終戦は知り合いに当たり、お互いに勝てばトップ32確定で負ければもしかしたらトップ64も危ない位置だったのでID。結果タイブレーカーで$100貰えるトップ32は逃してしまいましたが、$50貰えるトップ64だったので一応マネーフィニッシュは果たせました。
デッキ自体は強かったので今後も使い続ようと思います。
総括
SCGO Seattleは最近では珍しくコンボが少ないメタでRUG Delverが優勝しました。その翌週に行われたSCG Invitational Indianapolisでは今までのSCG Invitationalよりもコンボが多く優勝も含めてSneak and Showがトップ8の半分を占めるなど大暴れでした。SCGO IndianapolisでもSneak and ShowやElves等Invitationalと比べれば若干入賞アーキタイプにバラつきはあるもののコンボが多めのメタでした。そんな中優勝したのはBantでした。今大会の結果が11月に開催されるGP Washington DCのメタにどのように反映されるのか、今後の動向に注目です。
以上SCGO Seattle 、SCG Invitational Indianapolis、SCGO Indianapolisの解説でした。
それでは次回の記事でまた会いましょう。楽しいレガシーを!