白単人間 サンプルリスト
デッキの動き
白単人間は、《不屈の護衛》や《スレイベンの守護者、サリア》のような白の優秀な人間クリーチャーを展開しながら、《輝かしい聖戦士、エーデリン》や《サリアの副官》などで盤面をさらに強化して相手のライフを詰めていく、白単色のアグロデッキです。
クリーチャーでない呪文を唱えるためのコストを多くする《スレイベンの守護者、サリア》を先手2ターン目に出すだけで、相手のデッキを機能不全に陥らせてしまうことも少なくありません。
また白単人間はデッキのほとんどがクリーチャー呪文で占められているため、自分の《スレイベンの守護者、サリア》によるコスト増加を受けづらくなっています。
単色デッキでマナベースに余裕があるため、《変わり谷》や《魂の洞窟》のような強力な土地も採用できます。
なかでも《変わり谷》はソーサリータイミングの除去を受け付けないため、《至高の評決》のような全体除去に強いアタッカーになります。また、すべてのクリーチャータイプを持つため、後述する人間サポートの恩恵を受けることもできます。
序盤
1マナ域のクリーチャーが12枚以上採用されているため、1ターン目から積極的にクリーチャーを展開して攻めていきましょう。対戦相手が土地のタップインを処理している序盤にテンポよく動いていけるのもこのデッキの強みです。
クリーチャーを十分展開できたら、《銅纏いの先兵》や《サリアの副官》のような全体強化能力をもつクリーチャーで打点を底上げしましょう。どちらも何枚でも引き込みたい強力なカードです。
相手が場持ちの良いクリーチャーを定着させる前に、手数で押し切っていく意識で攻めましょう。
中盤
中盤からは攻撃の線が太いクリーチャーも戦線に加わります。
白単人間のエースであり4番バッターなのが《輝かしい聖戦士、エーデリン》です。
戦場にある自分のクリーチャーの数ぶんのパワーを持つため、ゲーム終盤には10点近い打点を出すことも少なくありません。また攻撃時の誘発により、自らトークンを生成して攻撃の頭数を増やしていくこともできます。
アグロデッキは戦闘が難しいとよく言われますが、《輝かしい聖戦士、エーデリン》は警戒を持っているので積極的に攻撃に参加させていきましょう。
《救出専門家》は、軽量除去の多いデッキに対抗するためのクリーチャーです。戦闘に参加できないデメリットがついてしまいますが、《スレイベンの守護者、サリア》や《銅纏いの先兵》、《サリアの副官》ならそのデメリットも気になりません。
《致命的な一押し》や《砕骨の巨人》のような軽量除去の多いデッキからすると、せっかく除去したクリーチャーが復活したうえで3/2絆魂がついてくるのでかなり鬱陶しい存在でしょう。
対戦相手の脅威は《骨化》や《粗暴な聖戦士》でどかしていきましょう。
《骨化》は2マナという軽さでクリーチャーとプレインズウォーカーどちらにも対応できます。
《粗暴な聖戦士》は、緑単信心のような除去の少ないクリーチャーデッキへのキラーカードになります。ただし、夜のときに戦場に出すと裏面で出てくるので除去として使えない点は注意が必要です。
終盤
ゲーム終盤になると、白単人間側が序盤に得たアドバンテージも押し切られてきます。残りのライフを削りきるために、ときにはチャンプアタックをしてでも攻めていく姿勢が必要です。
《精霊への挑戦》は、相手のクリーチャーの色を指定することで全軍ブロック不可による特大ダメージを狙うことができます。
苦手なカード
《スレイベンの守護者、サリア》がいても乗り越えてきやすい《一時的封鎖》や《危難の道》のような軽い全体除去は天敵です。
《致命的な一押し》のような軽量除去は白単人間の序盤のテンポを崩しやすく、ライフを詰められていない状態で中盤~終盤を迎えてしまうため、押切るのが難しくなってしまいます。