アゾリウスコントロール サンプルリスト
デッキの動き
アゾリウスコントロールは、青の打ち消しと白の除去を軸にした伝統的なコントロールデッキです。
打ち消し呪文は12枚前後採用されていますが、種類にはバラつきがあります。マナを要求する不確定カウンターの《検閲》や《喝破》は序盤に強く、《ドビンの拒否権》や《三歩先》は終盤でも強い確定カウンターです。
盤面を1枚でリセットする全体除去は白の得意分野です。なかでも《太陽降下》は破壊ではなく追放するため、死亡時に能力が誘発するクリーチャーやそれを中心としたデッキには劇的に刺さります。
打ち消しと除去で相手の脅威を捌ききったら、強力なプレインズウォーカーで速やかにゲームをたたみにいきましょう。
序盤
打ち消しと除去でゲームを引き延ばし、長期戦に持ち込みたいコントロールデッキにとって土地詰まりは絶対に避けたい事象です。
「手札に全体除去を抱えたまま唱えられずに負ける」なんてことにならないよう、しっかりと土地のある手札でキープするようにしましょう。
序盤は相手も使えるマナが少ないため、《検閲》や《喝破》などの不確定カウンターが効果的です。これらの打ち消しをケアして展開を遅らせてきたとしても、長期戦になってしまえばアゾリウスコントロールの土俵です。
打ち消しの隙をついて場に出てしまったパーマネントは、守備範囲の広い白の除去で対処していきましょう。
中盤
1マナや2マナでテンポよく動いてくるデッキに対して、打ち消しや除去が間に合わないこともあります。そんなときは全体除去で盤面をリセットします。
なるべく多くのクリーチャーを巻き込んでやりたい!と思ってしまいがちですが、相手がそれを見越して必要最低限の戦力で攻めてくる場合もあります。欲張りすぎず、使えるときに使ってしまう意識も持っておきましょう。
打ち消しと除去で1:1交換を繰り返したら、隙を見て《記憶の氾濫》を唱え手札を補充していきます。墓地の《記憶の氾濫》を7マナでフラッシュバックするところまでゲームをコントロールできれば勝利は目前です。
終盤
マナも充分に伸び、戦況に余裕が出てきたらプレインズウォーカーでゲームに蓋をしましょう。
《放浪皇》は瞬速を持っているため、打ち消しなどと合わせて相手のターンに構えることができます。苦手なコンボデッキに対しては早いターンに展開してからトークンを生成し、ライフを詰めにいきましょう。
《ドミナリアの英雄、テフェリー》は5マナと少し重いですが、[+1]の忠誠度能力によって実質3マナで出すことができます。浮いた2マナで《喝破》や《ドビンの拒否権》などをかまえ、相手の動きに備えましょう。
苦手なカード
コントロールデッキの常として、手札破壊による前方確認は苦手としています。
後の脅威に備えておきたかった打ち消しや除去を的確に抜かれてしまい、対応が追いつかなくなってしまうこともあるでしょう。
また、全体除去が間に合わないほどの速度で攻めてくるアグロデッキも苦手としています。
環境に苦手なアグロデッキが多いと感じたら、《ポータブル・ホール》のような軽量除去を増やしたり、重い全体除去を《一時的封鎖》と入れ替えたりして適応してきましょう(《ポータブル・ホール》は《一時的封鎖》と相性が悪いので注意!)