さてThe Last Sun予選も二回戦。
六回戦、16人抜けといえ予選自体が今日明日だけということもあって、参加権利が欲しいプレイヤーにとってはまだまだ負けられないラウンドだ。
そんな最中フィーチャーマッチに呼ばれた菊池と深井だが、どうやら開始前の話を聞く限り、深井のデッキは一般的なレガシーのデッキとは違うとのことらしい。
Game 1
両者共にテイクマリガンから始まる一本目。
《Scrubland》から《死儀礼のシャーマン》で菊池がゲームを始める。
これは見るからに白黒緑のコントロール、もしくはDeathbladeのどちらかといったところか。
対して深井はセット《教議会の座席》の《霊気の薬瓶》。
確かにあまり普通のデッキ、では無い。
とはいえ親和の中でも《オパールのモックス》が絡まない展開の中では上々のもの。
マリガンということを考えれば悪くない滑り出しといえる。
だが菊池が《不毛の大地》、《死儀礼のシャーマン》起動からの《突然の衰微》と繰り出すと、万全のスタートに見えた深井の場はいきなり空に。
おまけに菊池が《思考囲い》、《森の知恵》と場を作り上げていく中、対照的に深井は土地を置くことが出来ない。
それでも何とかライブラリートップから土地を置き続け、《ファイレクシアの破棄者》《スレイベンの守護者、サリア》と粘ろうとするのだが、菊池の《森の知恵》が《剣を鍬に》を供給し続ける。
あとは《ヴェールのリリアナ》で締め上げ続けるだけの簡単なお仕事だった。
菊池 1-0 深井
Game 2
先手に変わった深井が《大霊堂のスカージ》から。
速やかに《剣を鍬に》で捌かれると、互いに《悪意の大梟》《石鍛冶の神秘家》と互いに場を作ろうとする。
(《石鍛冶の神秘家》のサーチは《梅澤の十手》)
だが深井は実質的に《梅澤の十手》を無効化する《刻まれた勇者》を盤面に投入し、《コジレックの審問》で追加の《刻まれた勇者》を抜かれてみても手札にあるのは三体目の《刻まれた勇者》。
《剣を鍬に》《突然の衰微》も効かない《刻まれた勇者》、このまま深井が殴り切れるのではと思いきや菊池が投入したのはまさかの《謙虚》!
ほぼ全てに耐性があるはずの《刻まれた勇者》二体は《梅澤の十手》に屠られてしまい、ライブラリーから引いてくる《真の名の宿敵》《石鍛冶の神秘家》《エーテリウムの達人》は何の仕事をすることも出来ない。
菊池が続けて繰り出したのはのは《遍歴の騎士、エルズペス》。
《謙虚》下では最善といってもいい勝利手段だ。
一方何とかしてこのソフトロック状態から抜け出したい深井。
しかし深井の手にあるのは《突然の衰微》。
4マナの《謙虚》《遍歴の騎士、エルズペス》、ともに触ることが出来ない。
そしてそもそもここから脱出するカードは用意されていなかったのである。
菊池 2-0 深井