グランプリ・ウィーン、グランプリ・ダラスフォートワースと立て続けにスタンダードのGPが行われたことにより、意識するべきメタゲームはその姿を明らかにした。
環境の中心は「青単信心」「黒単信心(黒タッチ白)」「青白系コントロール」「赤単信心」の4つである。
そしてトップメタたる黒単信心も、《ヴィズコーパの血男爵》を主軸とした黒タッチ白コントロールとしてその姿をさらに進化させ、着実にその数を増やしていっている。
その流れを汲むように、今大会でも上位4つをこのアーキタイプ達が占める形となった。
上位4つ以外で注目すべきは、「緑信心」だろうか。
プロツアー「テーロス」での三原槙仁の活躍以来根強い人気があるこのアーキタイプ、他の追随を許さない爆発力を誇るのが魅力である。
今大会でも上位4つに追いつけ追い越せと言わんばかりの勢いであり、要チェックのアーキタイプと言えるだろう。
グランプリ・静岡14、そしてThe Last Sun2013と続いていく日本のスタンダード。
今回のメタゲームブレイクダウンを、今後の流れを読む上での参考にしてもらえると幸いだ。