8人トーナメントに出よう!

晴れる屋

by Takamasa Sato

BIG MAGICさん主催のグランプリといえば、
超人気イラストレイターによる描きおろしプレイマット!

グランプリ名古屋では、Rebecca Garyによる「ナゴヤエンジェル」。
そして、今回のグランプリ静岡では、なんとあのJohn Avonによる「富士山」がプレイマットとなった!




このプレイマット、極少数が販売されたが、即刻完売!
もう手に入らないのか……?
いや、諦めるのはまだ早い!
なんと、こちらのプレイマットは会場で行われている8人トーナメントの優勝者に配られているのだ!

ちなみに、8人トーナメントとは、その名の通り8人で行われるトーナメント戦。
参加費を払えば、誰でも好きな時間に好きなフォーマットにエントリーできる。
そのまま8人集まれば、すぐに大会が始まるため、実に手軽な大会だと言える。

しかし、ここで一つの疑問に行き当たる。
どうして、グランプリ静岡の8人トーナメントはこんなに豪華なんだ!?
お手軽な大会なら、お手軽な景品だけでいいじゃないか!?
その謎を解くために、8人トーナメントの管理者・三星裕樹氏にインタビューしてみた。




三星 「え? せっかくのグランプリなのに、ドロップして終わりなんて悲しいじゃないですか?」

!?

三星 「一生懸命調整して、遠方からお越しいただく方も多いのに、何もなかったら悲しいですよね?だからこそ、サイドイベントがありますし、せっかくならそのサイドイベントも魅力的なものにしたい。そこで、今回は特製のプレイマットを賞品とさせていただきました」

なるほど…。

三星 「最近、グランプリの参加者の方はすごく増えていますし、マジックのプレイヤーの裾野も広がっています。8人トーナメントは一番気軽に参加できるサイドイベントですから、そういった方を受け入れやすいんです」

ここで、8人トーナメントを説明しよう。
参加者は、スタンダード、モダン、レガシー、ドラフトから一つのフォーマットを選び、エントリーする。
各フォーマットの希望者が8人揃った時点で、大会が開始される。
グランプリの始まる朝から、終わる夜まで、それがずっと繰り返されるのだ。

三星 「実際、金曜日には42卓、のべ人数にして300人以上の方にご参加いただきました。6割がドラフトでしたが、構築戦も万遍なく成立していましたよ」

一日で300人以上集まるトーナメント。普通のショップ大会では考えられない人数である。
しかしながら、8人での大会自体は、ショップでもよく開催されていると思うのだが…。

三星 「正直な話、ショップ大会ですと8人集まらないことも多いんです。場合によってはいつも同じメンツになったりしますし。その点、グランプリの8人トーナメントなら確実に成立しますし、知らない人とも遊べます。もちろん、人気もすごいんです。グランプリ名古屋ではすごい行列になってしまって、とても長い待ち時間を強いることになってしまいました。その反省を生かして、今回はスタッフと机を増やしています。今回は、ほとんどお待たせせずにトーナメントを始められます」
 
確かに、会場の一角を占める8人トーナメントゾーンは、
常ににぎわっているにも関わらず、行列もなく実にスムーズにプレイヤーがゲームを行っている。




三星 「8人トーナメントはグランプリのおまけじゃなくて、グランプリの目玉の一つなんです。だからこそ、景品も豪華ですし、主催側としても力を入れています」

グランプリが販売店舗主催となってから数年。
それぞれの主催がより良いグランプリを作るために奮起している。
進化するグランプリ。その最前線が、8人トーナメントにあった。

明日、12月22日も8人トーナメントは行われている。
富士山プレイマットを手にする最後の機会かもしれない。
ぜひ、ご参加を!