過去のグランプリ二日目では開催されていたプロツアー予選が無くなったことで、実質的にグランプリ二日目のメインイベントとなるスーパーサンデーシリーズ。
今回のグランプリのフォーマットがスタンダードということもあり、不運にも敗れたプレイヤーは自慢のデッキをそのまま持ち込み、改善点が見つかったプレイヤーはデッキを改良して持ち込んでいることだろう。
ある程度煮詰まってしまっているといわれているこの環境だが、はたしてどのような舞台が用意されていたのだろうか。
※《ニクスの祭殿、ニクソス》が4かどうかで信心系、もしくはそれ以外と分類した。
※《旅するサテュロス》がある場合はコロッサスグルール。
戦前からある程度予想されていた通り、メタゲーム上のトップ3は黒単信心、青単信心、赤単信心となった。
また、それとほぼ同数の《スフィンクスの啓示》系コントロールデッキが存在していることには注目したい。
特に最近流行している青白コントロールではなく、エスパーコントロールが最も多かったところは面白いと言える。
これらのデッキがSSS上で占めた割合は実に7割。
しかし裏を返せば3割のデッキが主要なデッキを食い物にしようと目論んでいるのだ。
何しろグランプリ静岡決勝を戦ったデッキはこの中でも少数派に分類されている。
確かに信心というメカニズムに焦点を当てたデッキのポテンシャルは高いだろう、それはまずほとんどのプレイヤーに否定出来ない。
そしてそのことはイコール他のデッキを否定することには成り得ない、この週末がそれを証明している。
はたして次週に開催されるThe Last Sunではどのような解が導き出されるのだろうか。