The Last Sunも2日目に突入。
初日8回戦を唯一の全勝、136名の中でスタンディング最上段に名を連ねるという圧倒的なパフォーマンスを見せつけたのは、愛知の澤田。
9回戦目も当然の1番テーブルからフィーチャーテーブルへと呼びだされた。
対するは、初日を7勝1敗とこちらも好成績で折り返した、埼玉の市川。
デッキビルダーである遠藤 亮太(埼玉)らのコミュニティに所属し、普段は川越のホビーステーションなどでマジックをプレイしているという。
市川 「友人たちはみんな勝ってるんで、そろそろ勝ちたいですね」
市川、全勝の澤田に土をつけることができるか。
Game 1
先手を取った市川だが、土地が1枚しかなくマリガンを余儀なくされてしまう。
それでも、澤田の《雲ヒレの猛禽》に対し《灰の盲信者》でダメージレースを先行しようとするのだが、《潮縛りの魔道士》がブレーキをかける。
さらに澤田が《海の神、タッサ》を設置すると、『信心』は既に4。市川、《潮縛りの魔道士》を除去できずに苦しい展開。
何とか《紅蓮の達人チャンドラ》をプレイして、ターンが返ってくれば0能力で除去を引き込めるかも、といったところで。
澤田は落ち着いて『占術』で不要な《海の神、タッサ》を下に送ると、4枚目の土地をセット。
キャストしたのは、『信心』の5つ目としては最上級の《波使い》!!
プロテクション(赤)……古来から多くの赤使いたちを苦しめてきたこのキーワード能力だが。
赤信心デッキの市川にも、当然どうすることもできないのだった。
澤田 1-0 市川
市川 「ドブンじゃないですか…w さすがに強いなぁ」
澤田 「全部噛み合いましたもんねw」
Game 2
だが、まだまだ澤田の勢いはとどまるところを知らない。
後手1ターン目《審判官の使い魔》から、市川の《炎樹族の使者》を《潮縛りの魔道士》すると、《ボロスの反攻者》の返しで《海の神、タッサ》と、まるで1ゲーム目の再現のようなマナカーブに沿った展開を見せる。
しかし、市川もただではやられない。サイドインした《古代への衰退》で《海の神、タッサ》を対処!
これでゲームはまだわからなくなった。
そう思ったのも束の間。
澤田、またしても4ターン目《波使い》!!
日付が変わっても依然として好調の波に乗り続ける澤田。この勢いを止めることは誰にもできないのか。
市川もやむなく十分な『信心』を集めた《鍛冶の神、パーフォロス》をブロッカーに立たせるが。
澤田、これを全く意に介さず《ボロスの反攻者》への《急速混成》!!
せっかく出した《鍛冶の神、パーフォロス》はただの置き物に戻ってしまい。
《波使い》で強化された《変わり谷》2体を含めたフルアタックに対して、カエル・トカゲトークン1体では市川はどうブロックしても死んでしまうのだった。
市川 「今度こそ僕の番だと思ったんだけどなぁ……w」
澤田、9-0で全勝街道を驀進中!!
澤田 2-0 市川