明日GPなら何使う?渡辺 雄也編

晴れる屋

By Shiro Wakayama


GPT横浜の併催という形で開催されている五竜杯。

GP横浜の前週に開催されるGPクアラルンプールのフォーマットはスタンダードのためこの調整のために五竜杯に参加しにきていた、2009POYの渡辺 雄也にエクステンデッドに関してショートインタビューを行った。

-明日エクステンデッドのGPがあったら何を使いますか?

渡辺 「エルフかドレッジの2択ですね。ネット上でデッキリストをひたすら見まくって、墓地対策の枚数次第でどちらを使うかを決定すると思います。」

-なるほど。ちなみに何故その二つのデッキの2択なんでしょうか?

雲石の工芸品
渡辺 「どちらもデッキパワーが非常に高いからです。エルフは平均して3~4ターンで勝負を決められますし、ドレッジも同じようなスピードで勝負を決められます。
ドレッジに関しては、最近墓地対策が減ってきてる印象を受けますし、《虚空の力線》じゃなくて《根絶》が増えて来てるんですよね。
《飛行機械の鋳造所》コンボ系のデッキにも有効な《根絶》が増えてきているんだと思いますが、対ドレッジに関して言えば少しハードルが下がっている状態だと思います。
あと、サイドボード後に墓地対策があったとしても、《タルモゴイフ》《恐血鬼》をサイドから投入/追加することで軸をずらしてビートすることも可能なのは強いと思いますよ。」

-確かにそうですね。ちなみに、エルフを選択するにあたって気をつけたいのはどんな所ですか?

渡辺 《炎渦竜巻》《仕組まれた爆薬》の枚数ですかね。この2枚の枚数が増えてくると勝率が下がってしまうので、周りのメタに合わせてデッキを決めると思います。」

-なるほど。他に気になるデッキはありますか?

虚空の力線
渡辺 「DDThopterは悪くないと思うんですが、同系対決がダルすぎるんですよね。メインは特にコンボがお互い決まっちゃうと、ライブラリーアウト以外で勝てなくなっちゃったりするので、ダルいっす。」

-確かに。お互いコンボに干渉できないですもんね。ちなみに、《飛行機械の鋳造所》コンボは大量のディストリビューターを展開できるので、《時の篩》と相性がいいですよ。ゼロマージンで無限ターンです。

渡辺 「あー、確かにそれはアリかもしれないですね。まぁ、何だかんだいってドレッジマニアなんで、ドレッジで出てそうですけどね。」

強力なカードやコンボを内包しているデッキが多く、それらに対抗する十分なデッキパワーと、対抗策を搭載することが、勝利への近道となりそうだ。