『禁止制限告知』発表！次にくる注目デッキは！？

今週、8月26日にマジック公式より『禁止制限告知』の発表がありました。

【スタンダード】
変更なし

【パイオニア】
《アマリア・べナヴィデス・アギーレ》禁止
《傲慢な血王、ソリン》禁止

【モダン】
《有翼の叡智、ナドゥ》禁止
《悲嘆》禁止

【レガシー】
《悲嘆》禁止

【ヴィンテージ】
《ウルザの物語》制限
《苛立たしいガラクタ》制限

かなり大きなメスが入り、各フォーマットのメタゲームが大きく動くことになるでしょう。

特にパイオニアは環境を定義していた2つのデッキ、「吸血鬼」と「アマリアコンボ」が事実上の脱落となり、メタゲームに与える影響が大きそうです。

パイオニアで次に来る！？注目デッキ予想

メタゲーム上から「吸血鬼」がいなくなることで、活躍が予想されるのはサクリファイス系のデッキです。

《大釜の使い魔》と《魔女のかまど》の組み合わせ、いわゆる「キャットオーブン」コンボはかつて、パイオニアで一時代を築き上げました。

《大釜の使い魔》でチャンプブロックしつつ《魔女のかまど》で生け贄に捧げる動きはあらゆるフェアデッキに有効で、アグロデッキ相手にも大きく時間を稼いでくれます。

《波乱の悪魔》が定着すればライフレースで大幅に有利となり、最近では『ブルームバロウ』で《全てを喰らうもの、イグラ》と《清掃人の才能》が登場したことにより、戦略の幅がさらに広くなりました。《全てを喰らうもの、イグラ》が戦場にいれば、墓地と戦場の《大釜の使い魔》を永遠に入れ替え続けるコンボで即勝利も狙えます。

これまでは《傲慢な血王、ソリン》から最速3ターン目に《血管切り裂き魔》が登場するなど、サクリファイスにとっては辛い環境でした。

依然として《血管切り裂き魔》や《ドロスの魔神》が目の上のたんこぶであることに変わりませんが、少なくとも《傲慢な血王、ソリン》が禁止となった現在のパイオニアでは、《血管切り裂き魔》と遭遇することはかなり減るはずです。

こういった理由からサクリファイス系のデッキ、特にジャンドサクリファイスは次に来るパイオニアデッキ候補として有力だと考えられます。

また、当然のように「イゼットフェニックス」もパイオニア最強デッキ候補となります。

これまで「吸血鬼」や「アマリアコンボ」と環境トップメタの座を争い続けていた有力デッキでありながら、今回の禁止制限告知の影響をほぼ受けておらず、大会ではもっとも警戒すべきデッキとなるでしょう。

さて。ここで注目したいのが、《地獄の樹》と《アガサの魂の大釜》の2枚コンボです。とりあえず黒を使っているデッキであれば雑に導入を検討することもでき、密やかに支持を増やしつつあります。

《地獄の樹》

クリーチャー – 植物

防衛

：対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライフの総量と地獄の樹のタフネスを交換する。

なにかと便利で、いろいろなコンボが発見されがちな《アガサの魂の大釜》ですが、《地獄の樹》との相性は格別です。貧弱なクリーチャーに《地獄の樹》の起動型能力を与えることで、どんなにライフがあろうと一瞬で瀕死まで追い込むことができます。

このコンボにことさら注目する理由として、現パイオニア環境において、墓地対策ができる《アガサの魂の大釜》をメインから無理なく4枚採用できるという点があります。先述した《大釜の使い魔》と《弧光のフェニックス》を追放できるのは強力です。

加えて、このコンボパッケージの汎用性の高さにも注目しています。《陰湿な根》デッキでは無理なく採用できますし、雄姿＆果敢系のデッキで採用されている《ヴォルダーレンの興奮探し》と組み合わせても即死コンボとなります。

「アマリアコンボ」がいなくなったことでフェアデッキの台頭も予想されますが、その筆頭候補である「エンジェルカンパニー」はライフを高水準に保つ厄介なデッキです。

ところが、この《アガサの魂の大釜》＆《地獄の樹》の前ではライフが一瞬で吹き飛び、ほぼ即死させることが可能です。

今後、パイオニアでは定番のコンボとなるかもしれません。《地獄の樹》は現在、日本語版がセール中です。気になる方はぜひ。

PC静岡、オープン大会の受付がスタート！

10月12日-13日の土日で開催される『プレイヤーズコンベンション静岡2024』において、オープン大会の受付が始まりました。

おもな大会として、『ジャパンスタンダードカップ』『モダンオープン』『Asia Eternal Weekend2024』が開催され、これらはどなたでも参加可能な賞金制の大型イベントです。

いずれの大会も、事前受付の締め切りが10月6日(日)となっております。参加予定の方はお早めにどうぞ。

晴れる屋メディア8月の人気記事ランキング！

7月末から8月末にかけて、「スタンダードのローテーション」と「禁止制限告知」という大きな出来事が2つありました。モダンでは《有翼の叡智、ナドゥ》を巡って議論が連日のように沸き起こり、なにかと話題が尽きなかったように思います。

さて、晴れる屋メディアでもニュース記事をはじめ、さまざまな記事を公開しました。8月はどんな記事が多く読まれたのでしょうか。ランキング形式で発表したいと思います！

5位: モダン、ナドゥ禁止へ。複数フォーマットで禁止カード発表

公開してまもない記事ですが、第5位にランクインしたのがこちらの記事。今回の禁止制限告知は枚数が多く、かなり衝撃的な内容でしたよね。

『モダンホライゾン3』のリード・デザイナー、マイケル・メジャース氏による異例の声明文も多くの反響を呼びました。

4位: スタンダードデッキ紹介「アブザンコントロール」

ローテーションを迎えた影響もあり、スタンダードで新しく登場したアーキタイプに多くの注目が集まりました。

『マジック：ザ・ギャザリング ジャパンオープン2024』でも入賞した「アブザンコントロール」について詳しく紹介した記事が第4位にランクインです。

3位: スタンダードデッキ紹介「ボロスコントロール」

『マジック：ザ・ギャザリング ジャパンオープン2024』で優勝したデッキ、「ボロスコントロール」の紹介記事が堂々の3位にランクインしました。

『ブルームバロウ』で登場した《世話人の才能》のインパクトはあまりにも強く、スタンダード環境を定義するカードとなりました。《ウラブラスクの溶鉱炉》も再評価され、いまやどんなデッキにも置き物対策は欠かせません。

2位: 第9期統率者神決定戦カバレージ

第2位にランクインしたのはこちらのカバレージ記事でした。《有翼の叡智、ナドゥ》が使用者数で断トツのトップになるなど、『メタゲームブレイクダウン』にも大きな注目が集まったようです。

挑戦者決定戦には120名と大変多くの方々にご参加いただき、神決定戦は最強の神・髙橋 龍司選手の3度目の防衛という結果で幕を閉じています。

1位: 神が選ぶ『ブルームバロウ』注目カードトップ3！

8月、もっとも読まれた記事は『神が選ぶシリーズ』の最新作であるこちらの記事でした。

『神が選ぶシリーズ』は恒例の人気企画で、各フォーマットの神に最新セットの注目カードを選んでいただき、展望について話を伺う内容となっております。

最新セットといえば、9月には『ダスクモーン：戦慄の館』が発売されますね。『神が選ぶシリーズ』もぜひ、お楽しみに。

『コマンダーサミット in 高知』開催決定！

10月5日(土)、イオンモール高知にて『コマンダーサミット in 高知』を開催いたします！

大盛況だった青森県・長野県につづき、今度は高知県に晴れコマメンバー4人が大集合し、統率者イベントを盛り上げます！

コマサミの様子はぜひ、こちらの記事をご参考ください。今年の秋は一緒に、統率者戦で盛り上がりましょう！

トロピ大塚＆いってつが参戦！『統率者祭り』

秋の『統率者祭り』開催！きたる9月7日(土)晴れコマメンバーのトロピ大塚といってつが晴れる屋大須店に来訪します。

当日は晴れコマメンバーとフリープレイを楽しんだり、エッチング・FOIL仕様の《宝石の睡蓮》や英語版《金属モックス》など豪華景品が当たる抽選会など楽しい催しが盛りだくさんです。

また、9月14日(土)は吉祥寺店に晴れコマメンバーが参戦！

トロピ大塚やいってつと一緒に統率者戦を楽しみ、ネオンインク・FOIL(黄)《魂の洞窟》などが当たる抽選会にご参加いただけます。

各統率者祭りにご参加の際は、お気軽に晴れコマメンバーに話しかけてくださいね。マジック関連の商品であれば、サインも対応可能です！

みなさまのご参加、お待ちしております！

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