Round 7: 山内 翔太郎(東京) vs 加藤 彰訓(東京)

晴れる屋

By Yuuta Okauchi



 GPTもスイスラウンドはついに最後のマッチに。15点同士だが、オポネント的にIDできないガチンコの試合、加藤と山内のマッチをお送りしたい。
 秋葉原を拠点にプレイする加藤と、大泉学園でよくプレイしているという山内。お互い最近はマジックをやる時間が無いということだが、ここまで5-1と素晴らしい成績を挙げている。だが、決勝ラウンドに進めるのはどちらか一人だけなのだ。
 ダイスロールに勝利したのは『ZOO』の加藤。対する山内が乗りこなすのは『All in Red』。負けられない戦いの火ぶたが切って落とされる。


Game 1

 『All in Red』らしく、マリガンしてのゲームスタートとなった山内。1ターン目は山を置くだけ。一方の加藤は2ターン目に1/2の《タルモゴイフ》を戦場に送る。
 返す山内の2ターン目、《金属モックス》から加速をかけて《血染めの月》をキャスト。『ZOO』を使う加藤には効果覿面のカードだ。
 だが、山内はアタッカーを場に送り出せない。一方の加藤は《溶鉄の雨》を2連打し、山内のマナベースを破壊、地道に《タルモゴイフ》で殴り続ける。
 しかし、山内が《捨て身の儀式》をトップデッキし、《復讐の亜神》が場に送られると、加藤は自分の手札の《流刑への道》を恨めしげに眺めながら、自分のライフが0になるのをメモ帳に記入するしかないのだった。

山内 1-0 加藤


Game 2

 1マリガンの加藤に対して、山内は初手の7枚をキープ。『All in Red』の7枚キープはかなりいいものが予想される。
 加藤はまず《乾燥台地》から平地をフェッチ。《壌土のライオン》を場に送る。
 一方の山内。1ターン目からマナ加速をかけて《血染めの月》を場に降臨させる。が、加藤の場に平地がある限り、山内のクリーチャーは《流刑への道》の恐怖に怯えなければいけない。2ターン目には《運命の大立者》をプレイ、加藤のターン終了時に2/2、自分のターンには4/4にする。
 この《運命の大立者》《時間の孤立》をエンチャントし、自分の場には2体目の《壌土のライオン》を追加する加藤。逆に山内は《猿人の指導霊》を素出しするしかできない。
 加藤は自分の《壌土のライオン》《流刑への道》の餌にして森を調達。《壌土のライオン》は2/3となり、2/2の《猿人の指導霊》を無視してアタックは続く。さらに《野生のナカティル》が場に追加される。
 この動物軍団を山内は《炎渦竜巻》で一掃する。更に場に追加した《猿人の指導霊》《稲妻のらせん》されるも、《虚空の杯》をX=2で場に設置した上でサモン《運命の大立者》2号機。
 すでに場には6マナある山内。加藤も4/4になるのにスタックで《稲妻》をプレイして延命するも、山内は追加で3マナを支払ってこれを回避。
最後まで新たな《流刑への道》にはめぐり合えず、《時間の孤立》で溢れた手札を公開して投了の代わりとした。

Final Result:山内 2-0 加藤

山内 翔太郎 Win!