あまりにも《包囲の搭、ドラン》が好きすぎて、最近《つぶやき林》に引っ越したとかそうでないとかな吉森と、普段から飄々としてよく分からない感じの鈴木。あと1勝で3Byeと言うところで、知り合いであるところの二人が火花を散らす。
今日ここまでダイスは1勝もしていないという鈴木だったが、この一番大事な場面で値千金の先手を獲得。ヘッドジャッジのアナウンスののち、今日の締めくくりとなるマッチが始まった。
1ターン目の鈴木は《霧深い雨林》で《踏み鳴らされる地》をフェッチ、2/3の《密林の猿人》がまず場に解き放たれる。
対する吉森は森から《貴族の教主》を場に送る。が、これは長生きせず、鈴木の《稲妻》の餌食となる。続けて鈴木は《樹上の村》をセット。
何もアクションなくターンを返した吉森に対して、鈴木は更に《野生のナカティル》と《密林の猿人》の2体を戦場に追加するが、追加の土地をセットできない。白マナも青マナも欠乏している。
吉森は《タルモゴイフ》を場に送るも、鈴木は気にせず3体でアタック。《密林の猿人》1体がタルモゴイフに飲み込まれ、《稲妻》との合わせ技でこのタルモゴイフは墓地に送られる。
ここから吉森が《聖遺の騎士》、《梅澤の十手》、《遍歴の騎士、エルズペス》と盤面を固めて行くのに対して、鈴木の場には最後まで土地は増えなかった。
吉森 1-0 鈴木
Game 2
続けて先手は鈴木。鈴木はフェッチランドから《寺院の庭》を探し、《野生のナカティル》でスタート。最高に近い1ターン目だ。
さらに《踏み鳴らされる地》を場に置き、ナカティルを3/3に育ててアタック。このナカティルに《流刑への道》を撃ちこむ吉森。
このおかげで鈴木は一足どころか二足早く4マナに達し、《イーオスのレインジャー》から《野生のナカティル》を2枚手札に加える。
この十手をどうにかしないと一方的に消耗するだけの吉森。だが、根本的な解決にはならない《包囲の搭、ドラン》を盤面に加えることしかできない。
鈴木は十手を《イーオスのレインジャー》に装備して2体でアタック。吉森はドランでナカティルを受け止め、十手の能力との合わせ技でこのドランは墓地に送られる。さらに鈴木は《野生のナカティル》と《タルモゴイフ》を場に追加。
一方的な盤面だが、ここで吉森は《梅澤の十手》をトップデッキ。これを相殺して《聖遺の騎士》が吉森陣営に加えられると、盤面は膠着してしまう。
しかしその膠着も、吉森が《火と氷の剣》、《叫び大口》を連続して引きこむまでの話だった。守りの要となっていたタルモゴイフが墓地に送られ、《聖遺の騎士》のアタックが始まる。鈴木は《イーオスのレインジャー》でチャンプブロックして本体を守る。
しかし、吉森の必殺の《罪+罰》で、《イーオスのレインジャー》が吉森の場に蘇ると、《貴族の教主》が戦場に2体追加。賛美の力を借りた《聖遺の騎士》が、一気に鈴木のライフを削りきったのだった。
Final Result:吉森 2-0 鈴木
吉森奨 Win!