敗者には《Sinkhole》が与えられる。
その《Sinkhole》は喜びの称号ではなく、悲しみの称号としてテーブル上に置かれている。そう、勝者はより上の高みを目指す権利を手に入れられる。
ノースティル vs ゴブリン。
クリーチャー同士のぶつかり合いでありながら、《土を食うもの》と《ゴブリンの戦長》という、まったく異なった性質を持ったクリーチャー対決。
レガシーの識者曰く「どちらが勝ってもおかしくない程に競る」とのこと。
どちらがより上の高みを目指すのか。
Game 1
後手2ターン目に徳山がキャストした《ゴブリンの従僕》は、《剣を鍬に》。更に槙島は《タルモゴイフ》、《聖遺の騎士》の騎士の高速展開。
徳山は地道に《ゴブリンの女看守》を連打していくが、土地が伸びないため、動きがぎこちない。
《タルモゴイフ》と《聖遺の騎士》による攻撃でチャンプブロックをしなくてはいけない領域に到達し、毎ターンクリーチャーが減っていく状況では脆弱なゴブリン達に勝ち目はなかった。
徳山 0-1 槙島
徳山の脅威に対し、回答手段を必ず持っている槙島に対して、
徳山 「よー、ひきますねー」
槙島 「今日は引きが強くて。こんな引きなら誰でも勝てますね」
このやりとりは前回大会の優勝者である夏目に対して対戦相手がしていた発言と同じだ。これはデジャヴュなのか。槙島が優勝してしまうフラグなのか。
Game 2
先手は徳山に移り、1ターン目最高の動きである《ゴブリンの従僕》。それに対して槙島は《剣を鍬に》。
徳山は土地1枚で止まってしまうが、2ターン目にも《ゴブリンの従僕》。《ゴブリンの従僕》をブロックするために出した2/3の《タルモゴイフ》は土地を引き込んだ徳山の《大祖始の遺産》により、《タルモゴイフ》は0/1になってしまったが、《ゴブリンの従僕》から出てくる後続に怯えて、チャンプブロックで《タルモゴイフ》。
槙島は《土を食うもの》、《聖遺の騎士》などのクリーチャーを展開し、ゴブリン達の攻撃はピタリと止められてしまう。止められるだけではなく、《聖遺の騎士》の能力によって、毎ターン巨大化していく《土を食うもの》。
少しづつゴブリンは増えていくが、最終的に12/12トランプルとなった《土を食うもの》を止める事はできなかった。
徳山 0-2 槙島