『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』新カードが公開!強そうな使い方、考えてみました。天野喜孝先生の描きおろしイラストも!

晴れる屋メディアチーム

『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』

みなさん、こんにちは。晴れる屋メディアです。

6月13日発売の新セット、『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』のファーストルックの情報が公開されました!

マジック公式YouTubeチャンネルでは、今回のファーストルックで発表されたカードのプレビュー情報が約3分ほどの動画にまとめられております。こちらもぜひ、ご視聴ください。

さあ、いよいよ、ゲーム史にその名を刻む超名作シリーズ『FINAL FANTASY』(以下、FF)とマジックの夢のコラボが実現しますね!FFファンに、マジックファンに、どんな感動を与えてくれるでしょうか。

今セットではFFのメインシリーズ16作品から印象的な要素が詰め込まれているとのことです。オンラインゲームのFFXIとFFIVの要素もしっかり収録されるみたいですね!

今回は、ファーストルックで公開された情報をまとめながら、FFとマジックの世界がどのようなマリアージュをするのか、少し想像してみたいと思います!

FFコラボ関連セットと、それぞれのエキスパンション・シンボルが公開!

新登場となるセットと、それぞれを象徴するマーク、エキスパンション・シンボルが公開されました!

▲レアは金色、アンコモンは銀色など、レアリティによってシンボルの色が変わる。上の画像はレア。

今回、新登場となるのは

『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』(FIN)
『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』統率者セット(FIC)
『FINAL FANTASY』継承史カード(FCA)

の3種類です。また、それぞれアルファベット3文字の略称で表すことができます。

『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』(FIN)

『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』はスタンダード・フォーマットなどで使用できる、もっとも一般的なセットです。

エキスパンション・シンボルは「FFの文字にクリスタル」、3文字略称は「FIN」となっております。

こちらのカードはおもにプレイ・ブースターやコレクター・ブースターから出現します。

後述するスターターキットも、『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』(FIN)のカードを中心に構成されていると思われます。

『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』統率者セット(FIC)

『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』統率者セットはエターナルフォーマット(レガシー・ヴィンテージ・統率者戦)にて使用できるセットです。

エキスパンション・シンボルは「チョコボ」、3文字略称は「FIC」。人気イラストレーターたちが手がけるボーダーレス版は、コレクター・ブースターからのみ出現するようです。

今セットでは、100枚の統率者デッキとして構築された製品が4種類あり、それぞれ、FFを代表する超人気キャラクターが統率者としてカード化されています!

▲統率者デッキ「トランス・リアニメイト」より、《魔導の力を持つ少女、ティナ》。

▲統率者デッキ「リミットブレイク」より、《元ソルジャー、クラウド》。

▲統率者デッキ「カウンター・ブリッツ」より、《ユウナのガード、ティーダ》。

▲統率者デッキ「サイオンズ・スペル」より、《魔女、ヤ・シュトラ・ルル》。

致命的なはしゃぎ回り激情の後見完璧な策略意志の力否定の力

いずれも強力な能力を持っていますが、《魔女、ヤ・シュトラ・ルル》はすごいですね!自分と対戦相手の各ターンで毎回ドローできる可能性があり、マナコストが3以上の呪文を唱えればライフ回復&ライフを詰めることができるなど、素晴らしい性能の統率者です。

ピッチスペルとは特に相性がよさそうですね!

呪詛の寄生虫

また、ドローの誘発条件が「プレイヤーがライフを4点以上失っている場合」なので、自分が能動的にライフを支払うことでもドローができます。《呪詛の寄生虫》なども役立ちそうです。

統率者セットのカードは4種類の構築済みデッキのほか、コレクター・ブースターから出現するようです。素敵なイラストのボーダーレス版も手に入れてみたいですね!

『FINAL FANTASY』継承史カード(FCA)

この「継承史カード」は「FINAL FANTASY・アーティスト」ボーダーレス版カードとして、FFシリーズを長きにわたり支えてきた人気アーティストたちが手がける素晴らしいアートでの登場となる特別なカードです。

現時点では天野喜孝(@YoshitakaAmanoO)先生が手がける《エインシャント・カッパー・ドラゴン》(グルグ火山の赤竜)、野村哲也先生が手がける《虎の影、百合子》(ユフィ・キサラギ)が公開されています。

エキスパンション・シンボルは「モーグリ」、3文字略称は「FCA」となります。

※ちなみに現在、公開されているのは2枚のボーダーレス版カードの画像のみであり、モーグリのマークは実際には確認できておりません。

こちらのカードはおもにプレイ・ブースターやコレクター・ブースターから出現します。

ちなみにプレイ・ブースターをもちいたリミテッド戦では、「継承史カード」も使用可能です。

クラウドとセフィロスがスターターキットで激突!

▲「スターターキット」。すぐに対戦できる入門用の製品です!

一足先にビジュアルが公開されていたクラウドとセフィロスですが、なんとスターターキットでの収録ということが判明しました!

▲《星の継承者、セフィロス》と《星の勇者、クラウド》

このスターターキットを手に入れれば、友達・家族・恋人とすぐに対戦を始めることができます。あなたはセフィロス派?それともクラウド派?

ちなみに、《星の継承者、セフィロス》と《星の勇者、クラウド》は各種ブースター・パックからは出現せず、スターターキットからしか入手できないようです。どちらもスタンダードで使用可能なカードとなります。

スターターキットのデッキを改造しよう!

スターターキットで遊んだあとは、デッキを改造して遊ぶのも楽しそうですね!いろんなカードを組み合わせて、強力な戦略を実現させましょう!

岩山炎の後継者、メイブル岩山炎トークン

例えば、《星の勇者、クラウド》は装備する剣をバスターソードから岩山炎に持ち変えてみるのも楽しそうです。

装備コストを《星の勇者、クラウド》の能力で0にできるため、戦場に出てすぐに岩山炎を装備すれば警戒・トランプル・速攻・二段攻撃・破壊不能の5/5が誕生します。強すぎでは?

ちなみに、さきほど剣を持ち変えると表現しましたが、実はマジックのルールではコストさえ支払えばいくらでも装備品をつけることが可能です。

キャラクターたちの特徴を両面カードで表現!

『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』では、100枚を超える伝説のクリーチャーが収録されるとのことです。FFのキャラクターたちがマジックのカードとしてどのように表現されるのか気になるところですよね!

▲表面は《暗黒騎士、セシル》。与えたダメージと等しいライフを失う。

FF4の主人公、セシル。試練の山のイベントではなにをしたら良いのかわからず、ひたすら攻撃しつづけたプレイヤーも多いのでは?

死の車戦争の世継ぎ、ローアン

序盤から能動的に自分のライフを減らすことが許容されるデッキで使用したいところ。《死の車》《戦争の世継ぎ、ローアン》とは相性バッチリですね!

▲裏面は《覚醒のパラディン、セシル》。攻撃時、味方クリーチャーを破壊不能に。

マジックでは暗黒騎士からパラディンにジョブチェンジする様子を両面カードで再現しております!元が1マナのクリーチャーであることを考えると、絆魂4/4となるパラディンは破格の性能なのでは?

ちなみに、通常版の方にはボーダーレス版にはないフレイバーテキストがあるので、ぜひ確認してみてください。

▲初代ラスボス《コーネリアの騎士、ガーランド》。アンコモンで収録。

敵キャラも両面カードで登場!ガーランドとカオスの転生による無限ループが表現されています。残されたライブラリーの厚さに2000年という時を感じるように。

リミテッド戦ではかなり頼りになる存在ですね。

クエストと召喚をマジックのカードで表現!

キャラクター以外のゲーム的な要素もマジックのカードで表現されているようです。

クエスト

▲クエストを達成すると報酬が貰える!

オンラインゲームのFFXIとFFIVでは何度もお世話になる「クエスト」。FFXVやFFVIでも登場する概念ですが、マジックでもカードとして登場します。

《サブクエスト:魚釣り》は条件を達成するとWが出せる土地に変身し、さらにクリーチャー全体強化も可能に!

実は《秘密を掘り下げる者》もなにかのクエストに挑戦中だったのかもしれませんね。

召喚

FFといえば召喚魔法(召喚獣)も魅力的な要素の一つ。マジックでは初めての英雄譚・クリーチャーが召喚カードとして登場します!

▲《召喚:シヴァ》。マジック史上初の英雄譚・クリーチャー!

《召喚:シヴァ》は登場したときにクリーチャーを麻痺させ、次のターンには攻撃に参加することができますが、速攻をつけたり伝承カウンターを取り除いたりしない限り、1度しか攻撃ができません

FFの実際の戦闘でも、召喚獣は一度攻撃したら姿を消すのですが、マジックのカードでとても上手に表現してますよね!

FFのカード、早く使いたい!

以上、駆け足で紹介してまいりましたが、FFとマジックの親和性も高く、『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』は素晴らしいコラボ商品だと確信しています!とにかく早くFFのカードを使いたいという気持ちいっぱいです。

早く《切望の隼》の代わりに《モーグリの商人、スティルツキン》で《強欲の計略》《悪魔の契約》をドネイトする「モーグリ・ギャンビット」を試してみたいですね。《切望の隼》が都合5マナかかっていたところ、スティルツキンなら3マナで済みますからね。

無害な申し出強欲の計略悪魔の契約

現実的には《無害な申し出》と8枚体制にして、マルドゥカラーの除去コントロールデッキにするのが強そうです。ハンデスで前方確認してから動けば、アッサリ決まりそうな予感がします。

《ジャボテンダー》はいかにもデッキビルダーの腕が試されそうな1枚ですね。一見するとネタカードに思えますが、トランプルをつけて攻撃するだけで勝ちというのは悪くない性能です。

求道神、ハゾレト密輸人の驚き

元のパワーが低いため、《求道神、ハゾレト》などでアンブロッカブルにしてから攻撃するのも良いですね。《密輸人の驚き》で相手のターンの終了時に《ジャボテンダー》と《求道神、ハゾレト》をセットで戦場に出すなど、意外と奇襲性がある上に6マナで実現可能なため、まったくのドリームコンボというわけでもなさそうです。

現状、《峰の恐怖》《早駆ける業火、カラミティ》で似たようなコンボが試されていますが、《ジャボテンダー》の方が確実に勝利できます。なにより、決まったら楽しそうです。

FFのカード、早く使いたい!

みなさんも、きっと同じ気持ちですよね!

今後も、『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』関連の情報が公開され次第、晴れる屋メディアでもお伝えしてまいります。続報に期待しましょう!

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