【攻略情報まとめ】『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』絶賛更新中!
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FFコラボカードでデッキ構築!
こんにちは。晴れる屋メディアの紳さんです。
先日公開された『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』カードイメージギャラリーを見ていたら、かなり強そうなカードを発見しました。


《暗黒騎士、セシル》です。
《暗黒騎士、セシル》
伝説のクリーチャー – 人間・騎士
接死
あんこく – これがダメージを与えるたび、そのダメージに等しい点数のライフを失う。その後、あなたのライフ総量があなたの初期ライフ総量の半分以下なら、これをアンタップし変身させる。
「ダメージを与えるたびにライフを失う」というのは一見、デメリットのように感じますが、状況次第ではいくらでもメリットに変えられるのがマジック!
ちなみに私、人生で最初に触れた『ファイナルファンタジー』シリーズがスーパーファミコンの『FINAL FANTASY IV』(以下、FFIV)なんですよね。当然、セシルには思い入れがあります。
セシルは『FFIV』の主人公であり、バロン王国の暗黒騎士です。オープニングでは偽のバロン国王の命令によって、クリスタル強奪の任務に就きます。このオープニングのセシルの行いはなかなかにショッキングです。
最初にメニュー画面を開いたとき、鉄仮面で顔が覆われたセシルのグラフィックが目に飛び込んできて衝撃でした。ゲームの主人公は正しくて明るいキャラクターが定番でしたが、『FFIV』はそこが違いましたね。

▲鉄仮面セシル。主人公です。
余談ですが、このときに初めて「コンフィグ」という言葉を目の当たりにし、43歳の今になっても、コンフィグがなんなのか、実はよくわかっていません。『FFIV』について考えると、どうしてもメニュー画面にあるコンフィグのことを思い出します。
さておき、セシル自身も自らの行いには葛藤を抱えており、ゲーム中では暗黒騎士である自分と決別すべく、試練の山にて鏡に映った自分自身と戦うことになります。
小学生であった私は、このイベントの主旨がまったく理解できておらず、ひたすらセシルでセシルを攻撃し続けました。(実際には、人を攻撃するのではなく、人を守る人間になりなさい、ということを悟らせるためのイベントでした)
ところで、なんやかんや、暗黒騎士のままのセシルも好きという方も多いのではないでしょうか?デスブリンガーとかいう最強すぎる剣を手に入れた時のドキドキ、ワクワクは今もなお色褪せることはありません。
マジックなら、暗黒騎士のセシルを思う存分使い倒すことができますよ!
というわけで今回は《暗黒騎士、セシル》を使ったデッキ構築に挑戦したいと思います!
ちなみに、『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』の発売日が6月13日で、7月24日にはスタンダード・ローテーションが実施されるため、それに備えてローテーション後でも使える『エルドレインの森』以降のカードのみで構築していきましょう。
スタンダード・ローテーションとは?
スタンダードにはセットの「ローテーション」が存在し、それぞれのセットの使用可能期間は約2~3年です。スタンダードで使用できなくなったセットのカードについては、その他の該当フォーマットにて継続して使用することができます。
《暗黒騎士、セシル》を使ったデッキを考えてみよう!
それでは早速、《暗黒騎士、セシル》を使ったデッキを作っていきましょう!
ちなみに、《暗黒騎士、セシル》を使うと決めた以上、勝つにしても負けるにしてもゲームの決着が早い、刹那的なデッキが完成するかもしれません。あらかじめご了承ください。
デッキの切り札、《死の車》をシュート!
まずはデッキの最終目標(ゴール)を決めたいと思います。なにをしたら勝つか、どうなったら勝つか、ということをイメージした結果……
このデッキの切り札としてふさわしいカードがすぐに見つかりました。
《死の車》です。
伝説のアーティファクト – 機体
死の車は-X/-Xの修整を受ける。Xは、あなたのライフ総量に等しい。
, 2点のライフを支払う:カード1枚を引く。
搭乗2
1マナ13/13という信じられないパワーとタフネスを持つカードですが、制約があります。自分の残りライフ分に等しい-X/-X修正を受けるため、実際には13/13のクリーチャーとして運用することは難しいでしょう。
……ですが、逆に考えれば、自分の残りライフが少なければ少ないほど強いカードということになります。極端な話、自分の残りライフが1なら1マナ12/12の機体となるんですね!
「搭乗2」はちょうど《暗黒騎士、セシル》が乗り込むことができるコストです。巨大な《死の車》が動き始めたら、あとはトランプルをつけて攻撃したり、《無感情の売剣》の出来事面、《合同火葬》で一撃必殺を狙います!
能力説明:トランプル
クリーチャーが与える余剰の戦闘ダメージをプレイヤーやプレインズウォーカーに与えることができる能力。
《合同火葬》
ソーサリー – 出来事
あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それでない1つを対象とする。その前者はその後者に、自身のパワーに等しい点数のダメージを与える。その後、その前者を生け贄に捧げる。
……私は、このデッキを「《死の車》(デス)を対戦相手に叩き込む(シュート)」という想いを込めて「デスシュート」と名付けました。
厳密には《死の車》は英語で《The Last Ride》なので、ラストライドシュートなのですが。
さておき、《死の車》をシュートして勝つためにいかに早く自分のライフを少なくするかが勝負の鍵となります。


そうです、《暗黒騎士、セシル》の出番です!
《暗黒騎士、セシル》でお互いのライフを削ろう!
《暗黒騎士、セシル》は1マナ2/3と序盤から戦場に出せる優秀なアタッカーで、さらに「接死」という能力を持っています。
能力説明:接死
クリーチャーがクリーチャーに与えるなんらかのダメージを、たとえ1点のダメージでも致死ダメージとして扱える能力。
接死はトランプルと相性が抜群で、ブロックしてきたクリーチャーのタフネスがいかに高かったとしても、1点のダメージを致死ダメージとして割り振り、残りのダメージをプレイヤーに与えることができます。
《巨怪の怒り》や 《悪魔の大騒動》は最終的に《死の車》でトドメを刺すためのカードでもありますが、《暗黒騎士、セシル》に怪物・役割・トークン(+1/+1修正とトランプルを与える)をつける目的でも使えます。
接死とトランプルを持った《暗黒騎士、セシル》がいれば、毎ターンの戦闘で確実にダメージを与えることができそうです!(お互いに)
加えて、マジックというゲームは「対戦相手が積極的にこちらのライフを削ってくる」ため、思いのほか早くデスシュートを決めることができるのでは!?
ただし、相手のデッキが赤い場合は、ライフを減らしすぎると火力呪文でデスシュートを決める前に倒されてしまうので、注意しましょう!
完成、《暗黒騎士、セシル》型デスシュート!
というわけで、私が現時点のベストだと考えるデッキが完成しました!
※下記のリストに《暗黒騎士、セシル》を4枚、加えたものが完成形となります。
※上記のリストに《暗黒騎士、セシル》を4枚、加えたものが完成形となります。
このデッキの《苦々しい勝利》はかなり重要な除去カードとなります。クリーチャーやプレインズウォーカーを破壊しながら、3点もライフを失うことができる素晴らしいカードです。
現スタンダード環境には《悪夢滅ぼし、魁渡》のように3ターン目から登場するプレインズウォーカーもおり、それすらも2マナ(ご褒美つき)で対処できるのは強すぎるのではないでしょうか。ジェスカイ眼魔で人気急上昇中の《灯を追う者、チャンドラ》もケアできますね。
《苦々しい勝利》もそうですが、今回のデッキは《暗黒騎士、セシル》が万が一、序盤に除去されてしまっても《死の車》をしっかり強く使えるように、サイドボードを含めてライフを積極的に払うことができるカードを多めに採用しています。
また、起動コストが少し重いのですが、《死の車》にもライフを支払ってドローする能力があるので活用したいところですね。デッキのフィニッシャーが1マナでドローエンジンにもなるなんてすごくないですか?
だけど……デッキの回り方次第では、《死の車》を引き込むまでにかなり時間がかかってしまうこともあるかもしれません。また、打ち消しや除去などで《死の車》が完全に対処されてしまうこともあるでしょう。
《死の車》がなきゃゲームに勝てないデッキなんて……
《暗黒騎士、セシル》の隠された能力
ご安心ください。《暗黒騎士、セシル》はここからが強い!いま一度、カードのテキストをよく読んでみましょう。
あんこく – これがダメージを与えるたび、そのダメージに等しい点数のライフを失う。その後、あなたのライフ総量があなたの初期ライフ総量の半分以下なら、これをアンタップし変身させる。


そう!この能力は、ゲーム中の「試練の山イベント」で暗黒騎士からパラディンへとクラスチェンジするセシルを表現しているんですね!
《覚醒のパラディン、セシル》
伝説のクリーチャー – 人間・騎士
絆魂
プロテス – これが攻撃するたび、ターン終了時まで、これでないすべての攻撃クリーチャーは破壊不能を得る。
《暗黒騎士、セシル》がダメージを与えたことでライフが減少し、ライフが半分以下(10以下)になったときに、アンタップ状態の《覚醒のパラディン、セシル》に変身します。
元が1マナだと考えれば、絆魂持ちの4/4は破格の性能ですよね。
能力説明:絆魂
このクリーチャーがダメージを与えると、さらにあなたはその点数分のライフを得る。
え? 守りには適しているけど、攻撃面はたいしたことない?
能力説明:破壊不能
「破壊する」効果では、そのパーマネントは破壊されない。破壊不能を持つクリーチャーは、ダメージによって破壊されない。
いえいえ、「破壊不能」を甘く見てはいけません。このデッキにおいては、ゲームを終わらせるのに十分すぎる要素なのです。
《巨怪の怒り》や《合同火葬》は極めて爆発的なダメージを叩き出すことができる反面、対象にしたクリーチャーが除去されるとすべてが台無しになるカードです。
しかし!もしも、《覚醒のパラディン、セシル》と一緒に攻撃した《心火の英雄》や《精鋭射手団の目立ちたがり》に破壊不能がつくとどうなるでしょうか。
そうなんです。決まるんです!セカンドシュートが!
仮に対戦相手が《覚醒のパラディン、セシル》が攻撃するまえに除去を使ってくるようであれば、除去されなかったクリーチャーにオールインすればいいだけですからね!
デスシュートが表のテーマの最終目標だとすれば、《覚醒のパラディン、セシル》への変身は裏のテーマとして目指す目標といえるでしょう。
FFコラボを楽しもう!


いかがでしょうか。6月発売の『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』の前に、4月発売の『タルキール:龍嵐録』も控えており、これからたくさんの新規カードが公開されることでしょう。私の《暗黒騎士、セシル》型デスシュートもどんどん改良していきますよ!
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早く大会でデスシュートを決めたくて仕方ありませんね!

ちなみに、戦場に出た装備品をすべて装備して攻撃できる《星の勇者、クラウド》もかなり強そうなデッキが組めそうなので、近々、挑戦したいと思います!
みなさんも、ぜひ新たなデッキを妄想しながらFFコラボを楽しんでみてください!それでは、また!