『FINAL FANTASY XVI』のカードで統率者デッキを構築!ブラケット別に3つのデッキを紹介!

晴れる屋メディアチーム

はじめに

こんにちは、きよそねです。

みなさん、『マジック:ザ・ギャザリング——FINAL FANTASY』楽しんでますか?単に開封しているだけでも、さまざまな思い出が蘇って楽しい本セット。せっかくなので、思い出深いカードたちをデッキの中心にすえて遊んでみましょう!

原初の生命体、アルテマイフリートのドミナント、クライヴ粗野な牧人、ブルース・タール

本記事で扱うのは『FINAL FANTASY XVI』のカードを使った統率者デッキ。もともと『FINAL FANTASY XIV』のファンである自分にとって、同作のスタッフが制作するとあって非常に期待値の高いタイトルでした。

実際に遊んでみても期待は裏切られず。手に汗握る召喚獣バトル、魅力的なキャラクター、予想に反してアツいストーリーに夢中になり、かじりつきでプレイしました。

さて、この記事ではブラケット別に3つのデッキをご紹介します。自分の遊びたいブラケットのデッキを参考にするもよし、お気に入りのキャラクターのデッキを自分好みに調整するもよし。この記事を手がかりに、自分ならではの楽しみ方を見つけてみましょう!

《イフリートのドミナント、クライヴ》 (ブラケット2)

■ブラケット2とは?

お互いのクリーチャーの殴り合い、相互作用や交渉などなど……ハイスピードな呪文、コンボの応酬よりもゆったりとしたゲームプレイを楽しみたい人で集まりましょう!最適なカードではないけれど、複数のカードの組み合わせで強力なエンジンが完成したり、ビッグアクションがとれるかも!そんなゲームを楽しめます。

ブラケットの詳しい解説はこちら

デッキリストページ

イフリートのドミナント、クライヴ火の召喚獣、イフリート

《イフリートのドミナント、クライヴ》 4RR

伝説のクリーチャー ― 人間・貴族・戦士

これが戦場に出たとき、「あなたは手札を捨て、その後、あなたの赤への信心に等しい枚数のカードを引く。」を選んでもよい。(あなたの赤への信心とは、あなたがコントロールしている各パーマネントのマナ・コストに含まれるRの総数である。)

4RR, T:これを追放し、その後、これをオーナーのコントロール下で変身させた状態で戦場に戻す。起動はソーサリーとしてのみ行う。


《火の召喚獣、イフリート》

伝説のクリーチャー・エンチャント ― デーモン・英雄譚

(この英雄譚が出た際とあなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を加える。)

Ⅰ ― 突進 ― これでないクリーチャー最大1体を対象とする。これはそれと格闘を行う。

Ⅱ, Ⅲ ― ブリムストーン ― RRRRを加える。これの上に3個以上の伝承カウンターがあるなら、これを追放し、その後、これを(第1面を表にして)戦場に戻す。

最初にご紹介するのは我らが主人公、《イフリートのドミナント、クライヴ》を統率者にしたデッキです。イフリートのドミナントらしく、赤への信心(自分の戦場に出ているカードの赤マナシンボルの個数)を参照する能力を持っています。

大歓楽の幻霊ゴブリンの鎖回し運任せ

デッキにも赤への信心が高いカードを多めに採用。これらのカードを並べていき、少なくなった手札を《イフリートのドミナント、クライヴ》で補充しましょう!

光り角の海賊溶岩族の砲兵最深の力、オヘル・アショニル朱地洞の族長、トーブラン

《イフリートのドミナント、クライヴ》が場に出たとき、カードを引く前に手札をすべて捨てる点にも注目。手札を捨てるたびに対戦相手にダメージを与えるカードや、そのダメージを増加させるカードを並べることで大ダメージを狙います。

《イフリートのドミナント、クライヴ》《火の召喚獣、イフリート》に変身させることで除去とマナ加速をしつつ、クライヴに戻って再度ドローすることが可能。

我々の刃妖術師の衣装部屋

このデッキでは、そのほかにもクライヴのドロー能力を活用するために、《我々の刃》《妖術師の衣装部屋》といったカードも採用しています。《我々の刃》は『Secret Lair』で《クライヴのインヴィクタス》としても収録されました。カードのイラストにこだわるのもMTGの楽しみ方のひとつですね。

フェニックスのドミナント、ジョシュアシヴァのドミナント、ジル

惜しむらくは弟である《フェニックスのドミナント、ジョシュア》や、パートナーである《シヴァのドミナント、ジル》をデッキに入れられないこと。それぞれユニークな能力を持ったカードなので、それらを統率者にしたデッキを作るのも楽しいでしょう。

《原初の生命体、アルテマ》 (ブラケット3)

■ブラケット3とは?

採用しているカードはなるべく最適なものになるように選ばれていて、「これができればゲームに勝てそうだ!」というプランをもってデッキを構築・プレイしています。

成立すれば強固にゲームのペースをつかんだり、ゲームを終わらせるコンボを搭載してはいるものの、コンボに必要なマナをそろえるのに時間がかかる、パーツをそろえるのに時間がかかる、妨害をかいくぐるのに時間がかかるなど、じっくりと計略を練って盤面を作っていくゲームを楽しみましょう!

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原初の生命体、アルテマ

《原初の生命体、アルテマ》 5

伝説のクリーチャー ― 神

飛行

これが攻撃するたび、土地1つを対象とする。それの上に荒廃カウンター1個を置く。その土地の上に荒廃カウンターがあるかぎり、それはすべての土地・タイプと能力を失い、「TCを加える。」を持つ。

あなたがCを引き出す目的で土地1つをタップするたび、追加のCを加える。

次にご紹介するのは、ラスボスである《原初の生命体、アルテマ》。作中ではヴァリスゼアにおける黒の一帯発生の一因でしたが、マジックにおいても土地を荒廃させる(無色マナしか出ない状態にする)能力を持っています。

対戦相手の土地を荒廃させるのも良いのですが、注目すべきは自分の土地からの無色マナが増える点。これを活かして、エルドラージを始めとした強力なカードをたたきつけましょう!

PuPu UFO真面目な身代わり旅人のガラクタギラプールの宇宙儀

《原初の生命体、アルテマ》が増やすのは土地からのマナだけなので、土地を伸ばしていくことが重要。土地をやや多めに採用しているほか、《コヨコヨのUFO?》《真面目な身代わり》といった、土地を伸ばすためのカードを優先的に採用しています。

真実の解体者、コジレック穢すもの、ウラモグ背くもの

マナが十分に伸びたなら、あとはひたすら強力なカードを連打。次元の外から現れて土地を荒廃させていくエルドラージは、フレーバー的にもアルテマにピッタリでしょう。

召喚:バハムート全ては塵精霊龍、ウギン

もともとマジックにおける無色のカードは「どの色マナからでも唱えられる代わりに不器用」という面がありました。特に除去は苦手……だったのは昔の話。本セット収録の《召喚:バハムート》《精霊龍、ウギン》で盤面にも干渉可能です!

荒地

FFコラボでは各タイトルごとに1枚の基本土地が収録されています。『FINAL FANTASY XIV』の担当は《荒地》クリスタルの影響によって、土地が荒廃していくXVIの世界観にピッタリのチョイスですね。せっかくなのでデッキの《荒地》をFFコラボのものにするのも良いでしょう!

今回はブラケット3向けのデッキを紹介していますが、「遊んでいる内に楽しくなってきた、もっとデッキを強くしたい」と思った方はブラケット4向けに改造しても良いかもしれません。

金属細工師威圧の杖一つの指輪

《金属細工師》《威圧の杖》はどちらも単体で強力なカードでありながら、2枚がそろうことで無限マナと無限ドローに。『指輪物語:中つ国の伝承』から参戦した《一つの指輪》は、ほかの追随を許さないドロー能力で、アルテマのマナをもってしても使いきれないハンドを供給してくれます。

《フーゴ・クプカ》《ベネディクタ・ハーマン》 (ブラケット4)

■ブラケット4とは?

お気に入りの統率者で勝ち負けを競い合いたい人たちが集まるテーブルです。どんな強敵が相手でもかまいませんよね?統率者やカードの選択理由が「愛」「情」「好奇心」であることは否定できませんが、ゲーム中の選択の意図は常に「勝利するため」

ブラケットの詳しい解説はこちら

デッキリストページ

最後に紹介するのは《フーゴ・クプカ》《ベネディクタ・ハーマン》の共闘デッキ。こちらはブラケット4ということで、強力なカードを惜しみなく投入しています。

粗野な牧人、ブルース・タールオジュタイの龍語り、イーシャイ

フーゴもベネディクタもそれ自体はカード化していません。しかし、本セットでは「継承史」という形で、過去のマジックに登場したカードをFFのアートと名前に置き換えたものが収録されています。フーゴは《粗野な牧人、ブルース・タール》、ベネディクタは《オジュタイの龍語り、イーシャイ》の継承史カードですね。

作中では共闘というよりもハニートラップの関係にありましたが、カードとしての相性は抜群。誰かが呪文を唱えるたびにサイズアップする《ベネディクタ・ハーマン》に、《フーゴ・クプカ》で二段攻撃をつけることで、対戦相手を次々となぎ倒していきます。きっとフーゴも本望でしょう。

バスターソード肉裂きの大包丁奪い取り屋、サーダ・アデールズルゴとオジュタイ

《フーゴ・クプカ》による二段攻撃付与と相性の良い《バスターソード》《肉裂きの大包丁》といった装備品や、《奪い取り屋、サーダ・アデール》《ズルゴとオジュタイ》といった戦闘ダメージを与えるたびに能力が誘発するカードを多めに採用。

死の国からの脱出思考停止ライオンの瞳のダイアモンド

cEDH再頻出のコンボパーツたち

さきほどの装備品やクリーチャーでアドバンテージを稼ぎつつ、ベネディクタの統率者ダメージか、《死の国からの脱出》を使ったコンボでの勝利を目指します。

ミッドガルの傭兵、クラウド

本セットに収録されている《ミッドガルの傭兵、クラウド》はこのデッキのベストカード。前述した装備品をサーチしつつ、フーゴで二段攻撃をつけることで装備品の能力を4回誘発させることができます。

「機工士」の装備シーンドライブ、ライトニング

もう少しカジュアル寄りのブラケットで遊びたい場合は、強力なコンボパーツやサーチカードの代わりに、《「機工士」の装備》《シーンドライブ、ライトニング》といった戦闘面を強化するカードを採用するのもオススメ。高い打点で対戦相手にプレッシャーをかけていきましょう!

おわりに

『FINAL FANTASY XVI』のカードを使った統率者デッキをご紹介しました。本記事で取り上げているのは、統率者戦の楽しみ方のごく一部。統率者の選択、デッキコンセプト、一緒に卓を囲む人によって、まったく別のゲームにもなり得るのが統率者戦の魅力です!

デッキを組んだらまずは一度人と対戦してみましょう!周りにプレイヤーがいなくても大丈夫。各地のショップでは、日々統率者戦のイベントが開催されています。晴れる屋でも定期開催のイベントのほか、『コマンダーサミット』という大型イベントもあります。

また、7月13日()には、初心者向けの統率者イベント『ハレコマ学園』が晴れる屋TC東京で開催されます!

当日は、トロピ大塚さんやいってつさんなどハレコマメンバーが特別講師として来校するみたいなので、わからないことは4人に優しく教えてもらいましょう!

ショップが近くにないという方には、Discordなどを使ったオンラインプレイもオススメ。筆者もときどきプレイしているサーバーでは、数千人のメンバーが参加しており、日々さまざまなブラケットの卓が立っています。

いつの日か、この記事を読んでくださった方と卓を囲めることを心待ちにしています!それでは!

きよそね

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