公式プレビュー!『久遠の終端』
新セット『久遠の終端』がやってきます!
マジックでは以前にも宇宙を舞台にしたセット『Unfinity』がありましたが、あくまで番外編のジョークセットでした。そこで登場したカードもどこかコメディチックなものばかりでしたが……
終端はこれまでのようなどこかの次元……という訳ではありません。我々の知る多元宇宙、そこに存在する宇宙空間こそが終端と呼ばれる場所なのです。#mtgjp #MTGEternities pic.twitter.com/2GyhWUCw8p
— マジック:ザ・ギャザリング (@mtgjp) June 20, 2025
『久遠の終端』ではマジックを通してSFの物語が描かれます!
今回晴れる屋メディアは、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト様より公式プレビューカードをいただきました!
プレビューカード紹介
あなたが長くマジックをプレイしているなら、カヴーと聞いて、「《火炎舌のカヴー》ね!」と答えるでしょう。ですがそれも今日までかもしれません。


今回の物語の舞台、ソセラ星系にもともと住み着いていた唯一の種族「カヴ」。資源を求めて自らの星を掘削しすぎて惑星カヴァーロンは二つに分裂してしまい、カヴの連邦帝国は新たな定住先を探しているのです。
私たちが知るカヴーとは少し様相が異なりますね。彼らはカヴーらしく高い戦闘能力を持ちながらも高度な知能を持ち、惑星から組織的に脱出を試みています。滅びゆく惑星から人々と歴史的遺物を少しずつ運び出しており、その多くが惑星軌道上の宇宙ステーション群や採掘船団で暮らしています。
プレビュー・カード


《不動の副司令官、タヌーク》
《不動の副司令官、タヌーク》
伝説のクリーチャー – カヴー・操縦士
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは速攻を持つ。
あなたの手札にあり、アーティファクトや、赤のクリーチャーであるすべてのカードはワープ
を持つ。(あなたの手札にあるそのカードをワープ・コストで唱えてもよい。次のあなたの終了ステップの開始時に、そのパーマネントを追放し、その後、後のターンに、それを追放領域から唱えてもよい。)
「屋台骨が欠けているせいで、骨休めもできやしない。けどなサミ、俺たちには補ってあまりある気骨があるじゃないか。」
手札のカードを3マナでワープ!!
うおおおおおお
3マナで感染11点パンチ!!!!!
これが宇宙マジックや!!!!
You Are Dead
なんてこともできますが、もう少し冷静に考えてみようと思います。”地に足つけて”、ね。



もともとワープ・コストを持つカードの例
手札のアーティファクト・カードや赤のクリーチャー・カードがワープを持つことで、4マナ以上の呪文は本来のコストよりも軽く唱えることができるようになります。そのかわりに、ワープで唱えた呪文はターンの終わりに追放されてしまうのですが、その追放されたカードは追放領域からまた唱えることができます。
ワープで唱えたとしても、「唱えた」「戦場に出た」といった誘発はしっかり機能します。「ワープで唱えたときはパーマネントが戦場に残らない」「追放されたカードもまた追放領域から唱えることができる」といった特徴から、「出来事」を持つ呪文のような使用感になりそうですね。
つまりタヌークはクリーチャーやアーティファクトに出来事を与えるようなもの……!?しかも、ワープで唱えたクリーチャーは基本的に召喚酔いの影響を受けますが、タヌークのおかげで速攻も持ちます!
強力な「戦場に出た」「攻撃した」「ダメージを与えた」誘発を「出来事」かのように使えて、「呪文本体」もあとで使えるわけです!
想像してみてください、《業火のタイタン》に出来事・呪文として「6点割り振り火力」+「パワー6のクリーチャー」でのアタックが3マナでついていたら、と!
さあ、対戦相手の眼前に次々と怪物たちをワープさせるとしましょう!!(《荒廃鋼の巨像》以外を)
統率者戦でタヌークを!
赤の強力なクリーチャーといえば?そう、ドラゴンですね!
強力なドラゴン・クリーチャーを出来事のように「ワープ」で送り込みながら、中盤以降にふたたび呼び出します!
3マナで投げつける価値のある強力なドラゴンたちを揃えましたが、やっぱりそのまま場に残ってほしい……タヌークを一人にしないでほしい……という方のために、そのまま定着していただく装置も用意しました。
惑星定住装置
ワープしたカードが追放される能力が誘発、スタックに乗った状態で《無限の日時計》を起動すると、「追放する能力」を追放することができ、そのまま戦場に残すことができます。
《妖術師の衣装部屋》の能力とワープの「追放する」能力は誘発するタイミングが同じなので、《妖術師の衣装部屋》の能力を先に解決するだけでそのままクリーチャーが定着!
《末裔の怒り》や《産業的進歩》は、どちらも自分のクリーチャー1体を別のクリーチャーと入れ替えるような能力です!出したクリーチャーそのものを残すことはできませんが、別の何かが残ってくれます。
コンボ
ドラゴンによるストンピィだけでなく、コンボも搭載!
《雲石の工芸品》を使えば複数のクリーチャーを出し入れできます。かけたコストより多くの宝物が出れば……そう、無限マナです。タヌークで与えたワープコストで大きくコストを軽減しつつ、《黄金架のドラゴン》で宝物から出るマナを増やしたり、《ウルザの保育器》などでさらにコストを軽減できれば……無限マナ・無限出し入れが成立するかも!
パーツが非常に多いですが、どれもコンボできなくても価値があるので、「そろったらラッキー」コンボとして入れておくのもいいでしょう。
イニシアチブ
「大型クリーチャーがたくさん入っている」+「マナを伸ばすと強い」デッキということで、イニシアチブクリーチャーとの相性はばつぐんです。
イニシアチブクリーチャーをワープで出し、追放領域にとっておくことで、イニシアチブをとられてもまた回収できます!先述の《雲石の工芸品》コンボで無限マナが出ているなら、イニシアチブクリーチャーを出し入れして「罠だ!」の部屋を周回して勝利することもできます。
“実質”カード
プレイヤーにダメージを与えると《Wheel of Fortune》!このデッキなら3マナで繰り出すことができ、速攻も 持たせられるのでそのターン中に誘発可能!3マナで7枚引き直せば、それはもはや完全に《Wheel of Fortune》!
手札を入れ替える能力を持たない統率者なので、ドロー能力はとても重要です。というわけで、「アンリコ」こと《Ancestral Recall》も用意しました。
《切望の宝石》は出たとき3枚ドローのマナ・アーティファクトですが、対戦相手に奪われてしまうリスクがあります。うかつに出すと、対戦相手に上手く使われてしまうかも……
しかしワープで出せば、終了ステップ開始時に追放されるので、対戦相手に奪われるリスクゼロ!3マナで唱えて3マナ返ってくるのでコストも実質ゼロ!0マナ3ドローの《Ancestral Recall》越えカードになります。
本当です。
展望


《不動の副司令官、タヌーク》
ボーダーレス版
最新セット『久遠の終端』は7月25日にプレリリース開始となります!この日からWPN店舗(つまりすべての晴れる屋店舗では!)発売日よりも一週間早く製品を購入することができますよ!なお、晴れる屋通販でも予約を受付中です!
プレリリースイベントではパックを開封して手に入れたカードだけで遊ぶ「シールド」が楽しめます。これまでのカード資産がまったく関係しませんし、プレリリースはトーナメントではなくお祭りなので、多少不慣れでも大丈夫!ジャッジやベテランが手助けしてくれます。気軽に参加してみましょう!
ぜひ近隣の晴れる屋で、ニューカマーとベテランが一緒に楽しめる『久遠の終端』のプレリリースにご参加ください!
それではみなさん、マジックのあらたな地平、『久遠の終端』のプレリリースでお会いしましょう!
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