齋藤友晴のGP静岡レポート

齋藤 友晴



いっけぇぇぇ僕の7マナドラゴンッッ!!


トラクシーズの落とし子


……デッキでの【完全なる敗北】から1週間後。

【グランプリ静岡】が、タルキールリミテッドで開催された。
ここは完全なる勝利で記憶の上書きをしたいところ(笑)


正直、シールドは自信があった。
敗戦と思考を重ね、完全にセオリーが出来ていた。
逆に、ドラフトにはあまり自信がなかった。
理論を積み重ねても、肌感覚での経験数が全く足りてなかったから。

しかし、最近はリミテッドに得意意識を持っている。
復帰してから、GPトップ8に4回入っているけど、全てリミテッドのイベントだった。
昔は構築屋だったのに不思議な感じだけど、構築イベントは情報流通や研究が早すぎて差が付きにくくなってるのもひとつの相対的な要因だと思う。

だけど、単純にリミテッド面での成長も感じている。
環境分析と、メタゲームや流れによる立ち回りのバリエーションを強く意識するようになったと思う。
また、そもそも人と同じデッキリストになりにくいリミテッドなら、中二病で《トラクシーズの落とし子》にときめいて愚行に走ることもない(笑)



■ 初日: シールド戦


凍氷破凍氷破灰雲のフェニックス



パックから《凍氷破》が2枚出現!!!《灰雲のフェニックス》もある!!


そうなるともちろん、《凍氷破》2枚を軸にデッキを組もうと考える。
うまく噛み合ったときの《凍氷破》は、どんなボムよりも強い。

うまく噛み合わせるためには、

・十分な打点
・パワー4以上クリーチャー(除去怖いから出来れば2体コントロールしている状態で打ちたい)

が必要。

このあたりを意識した結果、特殊土地が1枚しかないものの、ジェスカイになった。



齋藤 友晴「ジェスカイ」
グランプリ静岡15 シールド

7 《平地》
6 《山》
3 《島》
1 《急流の崖》

-土地(17)-

1 《跳躍の達人》
1 《戦名を望む者》
1 《嘲る扇動者》
1 《マルドゥの軍族長》
1 《アブザンの鷹匠》
1 《灰雲のフェニックス》
1 《マルドゥの戦叫び》
1 《塩路の巡回兵》
1 《雪花石の麒麟》
1 《アブザンの戦僧侶》
1 《峡谷に潜むもの》
2 《氷河の忍び寄り》
1 《イフリートの武器熟練者》
1 《河水環の曲芸士》

-クリーチャー(15)-
2 《凍氷破》
1 《弧状の稲妻》
1 《冬の炎》
1 《打ち倒し》
1 《宝船の巡航》
1 《停止の場》
1 《ジェスカイの戦旗》

-呪文(8)-
hareruya





土地が1枚しかない分、青は3色目となった。

手札で控えるターン数が長い《宝船の巡航》は、《凍氷破》が2枚あることを考えると抜くべきだった。
「腐りやすいカードはなるべく少なくしよう」という意識で組んでたにも関わらず、《宝船の巡航》というかアドバンテージが好きすぎて入ってしまった。メインは長引かせることが出来る《沸血の導師》のほうが良かった。


今回最終的に2位になったBo, Sunに4回戦目で負けて、8-1で初日通過。

ジェスカイ対決で《対立の終結》が特に厳しかった。
場にクリーチャーを貯めて《凍氷破》で勝つデッキだから。
全勝もありえそうなプールだったけど上々の結果。



■ 2日目: ファーストドラフト



齋藤 友晴「ジェスカイコントロール」
グランプリ静岡15 ファーストドラフト

4 《島》
4 《山》
4 《平地》
1 《神秘の僧院》
1 《遊牧民の前哨地》
1 《急流の崖》
1 《平穏な入り江》
1 《風に削られた岩山》

-土地(17)-

1 《ジェスカイの長老》
2 《沸血の導師》
1 《沸血の熟練者》
1 《マルドゥの軍族長》
1 《僧院の群れ》
1 《雪花石の麒麟》
1 《塩路の巡回兵》
1 《隠道の神秘家》
1 《内向きの目の賢者》
1 《まばゆい塁壁》
1 《イフリートの武器熟練者》
1 《悟った達人、ナーセット》

-クリーチャー(13)-
1 《抵抗の妙技》
1 《悪寒》
1 《ジェスカイの魔除け》
2 《大物潰し》
1 《打ち倒し》
2 《宝船の巡航》
1 《停止の場》
1 《ジェスカイの隆盛》

-呪文(10)-
hareruya





ジェスカイコントロール。


初手《内向きの目の賢者》から噛み合った形ではあるけれど、満足出来るドラフトが出来た。

前にも書いたけど、ジェスカイは強さに対して人気やピックする人数が少ないことが多いから好き。
また、ドラフト中に上やその上とジェスカイ被りしてもテーマがズレていればなんとかなる場合もある点も魅力的。
ただ、ピック順が難しいのはあると思う。
俺は基本的に、土地が安い1パック目のうちになるべく多く確保し、均等3色でパワフルに取れるようにするスタイル。


そしたらなんと、1戦目に昨日も当たったBo, Sunの微妙なデッキに《真面目な訪問者、ソリン》×2で負け><
コントロール相手のプレインズウォーカーはさすがに強い(笑)
そしてこのGP、ここまで彼にしか負けてない(笑)

2戦目は久々に【テキストカバレージ】になってハッピー^^


結果2-1。ここまでトータルで10勝2敗


第2ドラフトで3-0すればトップ8のチャンスがある。
ひとまず、トップ8チャンスアリで迎える第2ドラフトは幸せ。固くならずに楽しみたいと意識する。



■ 2日目: セカンドドラフト



齋藤 友晴「赤黒タッチ《マルドゥの隆盛》
グランプリ静岡15 セカンドドラフト

8 《沼》
7 《山》
1 《平地》
1 《風に削られた岩山》

-土地(17)-

1 《無情な切り裂き魔》
1 《縁切られた先祖》
2 《マルドゥの頭蓋狩り》
1 《軍団の伏兵》
1 《沸血の熟練者》
1 《休息地の見張り》
2 《山頂をうろつくもの》
2 《マルドゥの戦叫び》
1 《マルドゥの心臓貫き》
2 《峡谷に潜むもの》
1 《クルーマの盟族》
1 《アイノクの足跡追い》

-クリーチャー(16)-
4 《打ち倒し》
1 《矢の嵐》
1 《大蛇の儀式》
1 《マルドゥの隆盛》

-呪文(7)-
hareruya





赤黒タッチ《マルドゥの隆盛》!!


ここに来て、初めて見るタイプのデッキになった(笑)
にも関わらず、ドラフト途中からもう赤黒やろうってなってたから、どうしてこうなったんだろうと考えてみる。


・初手《マルドゥの隆盛》
→パワフルだけどオフェンス特化のカードだから受けが狭い。

・特殊土地がほとんど流れて来ない
→多色スキーが多いのかな?出てないだけかな?

・白がほとんど流れて来ない
→まあ人気色だしね、それにしても流れて来ないなー

・赤がジャブジャブ流れて来る
→不人気色だけどそれにしてもめちゃくちゃ来るな!!


って感じで、初手も活かしながら流れでピックした結果ではあります。
結果としては「ジェスカイ好き」じゃなくて「ジェスカイ厨」の水準に達していれば、ジェスカイのほうが良いデッキが組めた流れだった。
3パック目6手目で《カマキリの乗り手》流れてきてたし(笑)


《マルドゥの隆盛》が2回あり、結果は2-1
負けたのは白黒ベースのマルドゥで、低マナ域のクリーチャーの質が違いすぎて完敗。


合計12勝3敗18位でした。


プロポイント3点入るし、2200人もいるイベントですから上々の結果だと思っています。

ただ、今回は運が良かったと思うし、あと1勝はなんとかもっと練習時間を捻り出せていれば達成できたかもしれないと思うので、モチベーションが上がりました^^





さーて、今回のBMさんは~♪


「かるた大会!!」





(【BIGMAGIC】さんのカバレージによるかるた大会のイベントレポートは【こちら】)

グランプリ静岡の様々なステージイベントの中でも、最後のイベントです☆


BMさんには以前【プロレスマジック】などもやらせていただきましたが、
一体どっちがハッピー教だか分からなくなるような楽しいイベントを沢山企画し、呼んでいただいて感謝です^^





「全員着物に着替えて、ガチでやって欲しい」とのこと!!
楽しさ重視のイベントなのは間違いないけど、「ガチ」で「大会」なら狙うはもちろん優勝!!
マジックのカードとオリジナル文を使ったかるた大会がスタートしました♪

メンバーは、BMの日下部(くーやん)さん、黒田(正城)さん、渡辺 雄也、コガモ、【晴れる屋】の中島(主税)店長、トモハルの6人。



黒田さんのプロレス技を切り抜け……
渡辺 雄也とのデルバー戦を制し……
時には帽子で取ったり……
黒田さん強すぎるから5回休みにしてと提案して2回休みで採用されたり……
最後に5枚分の津村画伯《甲鱗のワーム》イラストVer.2を取って……









逆転☆優勝!!


巨大版《グリセルブランド》ゲット!!

普段は【晴れる屋トーナメントセンター】にでも飾り、無制限ルールの統率者戦をすることがあれば是非使用したいと思います(笑)


他にも、はじめて千葉勢として車で周りの人と一緒に遠征出来たり、色んな人たちとお酒が飲めたりして、とっても楽しいGPでした♪


(最後に宣伝)




現在、【晴れる屋 成田店】を拠点に活動中!皆様成田でお待ちしています^^


トモハル