スーパーサンデーシリーズ・スタンダード。
4回戦全勝卓よりお呼び立てしたのは、日本人初のプロツアー優勝者と言えばこの人…黒田正城!
今回はTier1のデッキと名高い赤白信心を持ち込んでいる。
対するは関東草の根大会で活躍する三島英雄。その知識と経験を生かし、晴れる屋のショップ店員としても活躍している。
使用デッキは独自に調整した赤白タッチ緑のナヤ。
200人近いプレイヤーが参加し、トップ4だけが決勝ドラフトに進める狭き門。一敗すら許されないタイトロープ。
はたして生き残るのはどちらか?
Game 1
先手は黒田。
互いに初手をキープ。
黒田は《凱旋の神殿》から、《灰の盲信者》でビートダウン。
更に《パーフォロスの槌》を設置して4ターン目以降の信心を溜める。
対する三島は《ボロスの反攻者》で黒田の攻勢に対抗する。
4ターン目の黒田のアクションは、《ボロスの反攻者》。
信心を溜め、神の訪れを待つ。
三島も2体目となる《ボロスの反攻者》を設置し、黒田が簡単に戦闘に入れない状況を作り出す。
そして、黒田の祈りは神に届く。
引き込んできた《ニクスの祭殿、ニクソス》を設置すると、
手札にあった二体目の《灰の盲信者》をプレイ。
信心が莫大なマナを発生させ、戦場に三島と合わせて4枚目となる《ボロスの反攻者》を呼び出すと、
《モーギスの狂信者》から13点。
全員が《パーフォロスの槌》に追い立てられて殴れば、あっという間に三島のライフはゼロへ。
黒田 1-0 三島
黒田は後手ということもあり、長期戦を想定して下記のサイドボード。
IN
2《神々の憤怒》
1《岩への繋ぎ止め》
2《戦導者のらせん》
1《太陽の勇者、エルズペス》
1《燃えさし呑み》
2《摩耗+損耗》
2《異端の輝き》
OUT
2《鍛冶の神、パーフォロス》
4《モーギスの狂信者》
4《灰の盲信者》
1《パーフォロスの槌》
三島もまた同様に、相手に除去されることを想定して軽い信心用クリーチャーを抜き、
除去とファッティを追加する。
IN
4《神々の憤怒》
4《岩への繋ぎ止め》
2《テューンの大天使》
OUT
4《灰の盲信者》
2《鍛冶の神、パーフォロス》
4《チャンドラのフェニックス》
Game 2
今度は先手の三島だが、土地を並べるだけの静かな立ち上がり。
黒田がファーストアクションとして《ボロスの反攻者》を投入すると、
三島は当然のように《岩への繋ぎ止め》。
黒田は《パーフォロスの槌》を設置して第1ゲームの再現を目指すが、
三島が《嵐の息吹のドラゴン》《戦導者オレリア》と連打。
「ドラゴンと天使に愛された男」黒田正城のお株を奪いに行く。
しかし、黒田はドラゴンを《ミジウムの迫撃砲》天使を《岩への繋ぎ止め》でそれぞれ御すると、
《ボロスの反攻者》と《嵐の息吹のドラゴン》による反撃を開始する。
攻め手を失った三島は《紅蓮の達人チャンドラ》で後続を探し、土地を引き込むと
《ミジウムの迫撃砲》の超過を用いて黒田の攻め手を奪う。
そして《テューンの大天使》にたどり着いてほっと一息……と思いきや。
黒田の放った《戦導者のらせん》によって残り少ないライフを削りきられてしまうのだった。
黒田 2-0 三島