By MURAKAMI Yuuki
昨年の日本レガシーチャンプ安田と、山梨の夏目。
お互いにこれまでに何度も対戦した事がある顔見知りという事もあり。和やかな雰囲気でデッキをシャッフルしている。
安田がオポーネントマッチパーセンテージに不安があり、インテンショナルドローを嫌ってのマッチとなる。
ゲーム1
ダイスロールは安田。
二人とも直ぐにキープを宣言。
先手の安田は《沸騰する小湖》から《Volcanic Island》を場にだし、直ぐに《定業》をプレイ。しばし少考し一枚を手札、一枚をボトムへ送りエンド。
夏目は《島》を場に出し、こちらは《思案》をキャストするとノータイムでシャッフルを選択。
この行動に安田「《島》から《思案》だとデッキ2択くらいしかないよ～｣とおどけつつも、少し嫌そうな笑い方。
夏目も「そうですね～。2択ですね」とお互いに環境を理解している分、含むところがある様子。
夏目はドロー後に《水蓮の花びら》をプレイしエンド。
安田にターンが戻り、ピッチで《ギタクシア派の調査》をプレイ。
・《裏切り者の都》
・《グリセルブランド》
・《引き裂かれし永劫、エムラクール》
・《Force of Will》
・《騙し討ち》
・《Volcanic Island》
という手札を確認。
《裏切り者の都》と《水蓮の花びら》でマナを加速。
先手2ターン目にして《騙し討ち》が安田の場に登場しエンドを宣言。
実質的には次が最終ターンという状況になってしまった。
対する夏目、ライブラリートップのカードをドローし、直ぐに場に。プレイされたのは《水蓮の花びら》。手札からプレイした《裏切り者の都》と島からの4マナで《騙し討ち》をキャスト。
夏目 拓哉
《水蓮の花びら》からの赤マナで登場した《引き裂かれし永劫、エムラクール》がそのまま安田の場を壊滅させた。
夏目1-0 安田
一本目は数分で終わってしまい、二人とも最初の1ターン目の段階で同じデッキの可能性が高い事に気がついていたための、微妙な笑い方だった様子。
ゲーム2
先手は再度安田。お互いにマリガンはなしでスタート。
安田、《沸騰する小湖》を場に出しエンド。
対する夏目は《沸騰する小湖》から《Volcanic Island》を場にだし《思案》をプレイ。そのままでドローし《水蓮の花びら》をプレイ。
夏目のターンエンドに、安田が《沸騰する小湖》から《Volcanic Island》をサーチ。
自身のターン入りピッチで《ギタクシア派の調査》をプレイし、夏目の手札は、
・《Force of Will》
・《裏切り者の都》
・《グリセルブランド》
・《渦まく知識》
・《呪文貫き》
・《Volcanic Island》
を確認し《水蓮の花びら》をプレイしてターンエンド。
その後、お互いに土地を置き合いながら《渦まく知識》、《思案》をキャストし手札とマナを整える。
サイドボード後は《実物提示教育》は抜けて、《騙し討ち》を如何に通すかというゲームになるが、仕掛けるための準備で静かなターンが過ぎていく。
そこで先に仕掛けたのは安田、《裏切り者の都》をプレイし、場には十分なマナがある状態で《精神を刻む者、ジェイス》をキャスト。
さすがに、これは許せない夏目《Force of Will》をキャスト。安田は少考するが、そのまま抵抗はせず、打ち消されターンを終了。
夏目は自分のターンに《古えの墳墓》を場に出すだけで終了。
その夏目のターンエンドに安田が、《沸騰する小湖》から《Volcanic Island》をフェッチし《渦まく知識》をキャスト。
手札を整えると自分のメインに入り直ぐに《騙し討ち》をキャスト。
これに対応して夏目の《直観》、もって来た《Force of Will》をキャストする。
しかし、今度は安田も《Force of Will》で《騙し討ち》を通し、《グリセルブランド》が登場。2回のペイライフで14枚引いた後に、《引き裂かれし永劫、エムラクール》が追加され安田がゲームを取り返した。
夏目 1-1 安田
2戦目までは言葉が多かった二人も3本目のサイドボード中は黙々とサイドボードを確認しシャッフル。お互いにトップエイトにかけた気持ちが顔に表れている。
ゲーム3
夏目の先手、お互いに少考からテイクマリガンを選択。マリガン後は、どちらも直ぐにキープを宣言。
夏目の初動、《汚染された三角州》から《Volcanic Island》→《思案》でトップと手札を整えにいき、そのままでドロー。
安田は、まずはペイライフで《ギタクシア派の調査》をプレイ。
・《誤った指図》
・《騙し討ち》
・《紅蓮破》
・《残響する真実》
・《島》
《島》を場に出してから《思案》でシャッフルを選択しターンエンド。
その後、数ターンお互いに手札を整えるために動くが、ここで夏目側のランドが3枚で2ターン止まってしまう。対する安田は《思案》を合計で4枚引いて、順当に土地が伸びていく。すべてそのままドローを選んでいる事から手札は充実している様子。
夏目も《思案》、《渦まく知識》と引いてきて、準備を進めるが、先に準備ができた安田から仕掛ける。
安田、場にある《沸騰する小湖》2枚を続けて生贄に捧げてマナを確保すると、《騙し討ち》を、《Volcanic Island》2枚アンタップの状態でキャスト。
この《騙し討ち》に対して、
→夏目《呪文貫き》
→安田《Force of Will》
→夏目《紅蓮破》
→安田《狼狽の嵐》（ストームは4）
一旦、《狼狽の嵐》まで解決し、再度、夏目が《誤った指図》で抵抗するも、安田も《誤った指図》で対応。安田の手札が残り1枚の状況で《騙し討ち》が場に着地。
安田の最後の手札《引き裂かれし永劫、エムラクール》が夏目の場の全てのパーマネントを滅殺。
安田 真幸
手札のなくなった安田、夏目の手札は2枚で、「1枚《騙し討ち》はわかってる」と言いつつエンドを宣言。
夏目、今一番欲しい、《Volcanic Island》をトップし場に出しエンド。
ライブラリーにお願いするようドローする安田。
トップは《グリセルブランド》！！
夏目 1-2 安田
