みなさんこんにちは!
ついに【全カードリストが発表された】最後の基本セット、『マジック・オリジン』。
「魔巧」や「高名」・「威迫」の新キーワード能力に加え、5人の「変身」を持つプレインズウォーカー(以下変身PW)と見所はたくさん。構築意欲をそそられる非常に面白いセットになっています。
前回のセット『タルキール龍紀伝』でスタンダード環境は、地上は猛禽の群れが、空一面にはドラゴンが蔓延る世界に一変しました。
『マジック・オリジン』はスタンダード環境にどのような変化をもたらしてくれるのでしょうか。
それでは、やまけんが選ぶ『マジック・オリジン』トップ5をみていきましょう。
簡単なサンプルレシピとともに紹介していきますので、新環境のデッキ構築の参考にしてみてください!
■ 5位:《潮流の先駆け》
『タルキール龍紀伝』で《岸砕きの精霊》を得て復権が期待された青信心ですが、1、2マナ域の実用的な生物が足りず、一線級のデッキにはなりませんでした。
しかし《海の神、タッサ》と《波使い》がスタンダードで使える最後のタイミングで、この《潮流の先駆け》を手に入れました。
青青という信心要素に加え便利なバウンス能力、追加マナでの「瞬速」も後半戦で重宝しそうです。
まさに青信心が求めていたマスターピース。
果たして青信心はかっての輝きを取り戻せるでしょうか、要注目です!
13 《島》 4 《ヤヴィマヤの沿岸》 4 《神秘の神殿》 2 《茨森の滝》 1 《ニクスの祭殿、ニクソス》 -土地(24)- 4 《フェアリーの悪党》 2 《惑乱のセイレーン》 4 《層雲の踊り手》 4 《潮流の先駆け》 4 《シルムガルの魔術師》 4 《岸砕きの精霊》 4 《海の神、タッサ》 4 《波使い》 -クリーチャー(30)- |
4 《集合した中隊》 2 《タッサの二叉槍》 -呪文(6)- |
■ 4位:《悪魔の契約》
ハイリスク、ハイリターンのこれぞ黒といったカード。
設置してから3ターンの間は、まさにボーナスタイム。効果はどれも強力で、全てがアドバンテージに繋がります。
額面だけでいえばこの《悪魔の契約》だけで5枚ものカードアドバンテージを稼ぐことができ、1枚のカードとしては破格ともいえる効果です。
問題はデメリットをどうするかですが、青黒コントロールがアドバンテージカードとして《危険な櫃》や《精霊龍、ウギン》と併用する可能性があります。
《危険な櫃》はスタンダードで大量発生中の《死霧の猛禽》も効果的に対処できる今注目のカードですし、《悪魔の契約》とはベストパートナーになりえるでしょう。
新時代の契約カードに期待大です!
5 《島》 4 《沼》 4 《汚染された三角州》 4 《陰鬱な僻地》 4 《欺瞞の神殿》 2 《華やかな宮殿》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 2 《光輝の泉》 1 《精霊龍の安息地》 -土地(27)- 1 《真珠湖の古きもの》 -クリーチャー(1)- |
4 《胆汁病》 2 《予期》 1 《軽蔑的な一撃》 1 《分散》 4 《解消》 4 《英雄の破滅》 2 《衰滅》 1 《ジェイスの創意》 4 《時を越えた探索》 3 《悪魔の契約》 4 《危険な櫃》 2 《精霊龍、ウギン》 -呪文(32)- |
■ 3位:《巨森の予見者、ニッサ》/《精霊信者の賢人、ニッサ/Nissa, Sage Animist》
変身PWの評価は、表面での強さがどれだけ担保されているかにあると思っています。
この《巨森の予見者、ニッサ》は戦場に出ただけでアドバンテージが確約されているため、5人の変身PWの中では1番使いやすく評価も高いです。
変身条件も非常に緩く、コントロールデッキなら自然と達成できますし、なんといっても緑には《クルフィックスの狩猟者》がいます。
現在のスタンダードを席巻しているアブザン大変異コントロールにも無理なく搭載できる1枚でしょう。
果たしてアブザン大変異コントロールは《巨森の予見者、ニッサ》を得てどのような進化を果たすのでしょうか、要注目です!
4 《森》 2 《平地》 2 《吹きさらしの荒野》 4 《ラノワールの荒原》 4 《砂草原の城塞》 4 《静寂の神殿》 3 《疾病の神殿》 1 《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》 -土地(24)- 4 《サテュロスの道探し》 4 《棲み家の防御者》 4 《クルフィックスの狩猟者》 4 《死霧の猛禽》 2 《巨森の予見者、ニッサ》 4 《包囲サイ》 1 《黄金牙、タシグル》 -クリーチャー(23)- |
3 《思考囲い》 4 《アブザンの魔除け》 2 《英雄の破滅》 2 《衰滅》 2 《太陽の勇者、エルズペス》 -呪文(13)- |
■ 2位:《衰滅》
新環境スタンダードで、まず間違いなく使われるであろうカードがこの《衰滅》です。
ただコストが1重くなって効果が倍になった《悲哀まみれ》なのですが、影響範囲の及ぶ生物が飛躍的に増えたため《悲哀まみれ》とは違い多くのデッキがメインボードから採用するカードになるでしょう。
特に効果的なデッキは《羊毛鬣のライオン》《ラクシャーサの死与え》を要するアブザンアグロ・《ゴブリンの群衆追い》を得て強化が予想される赤単ビートダウン・《エルフの神秘家》《森の女人像》で加速する緑信心などです。
これらのデッキは、《衰滅》の登場により少なからずその価値を落とすでしょう。
環境を激変させるであろう全体除去に期待大です!
■ 1位:《ピア・ナラーとキラン・ナラー》
新《包囲攻撃の司令官》こと《ピア・ナラーとキラン・ナラー》がやまけんの選ぶ注目カードNo.1です。
このカードは単体でのスペックが非常に高く、そのトークンを生み出す能力から《ジェスカイの隆盛》との相性が素晴らしく、現スタンダードにおけるジェスカイトークンでは、間違いなく3~4枚採用されるカードになるでしょう。
また、このカードはスタンダードだけにとどまらず、モダンの青赤双子のサイドボードカードになる可能性を秘めています。
青赤双子のサイドボードプランといえば、双子セットを減らし《嵐の神、ケラノス》などの相手の双子対策に引っかからないフィニッシャーを入れ準コントロールとして振舞うのが一般的ですが、《ピア・ナラーとキラン・ナラー》はそのフィニッシャーになりえる存在で、《欠片の双子》の装着先としても優秀です。
果たしてジェスカイトークンの救世主になりえるか、はたまた青赤双子のサイドボードに居場所を見つけられるか。《ピア・ナラーとキラン・ナラー》の未来に要注目です!
2 《山》 2 《平地》 1 《島》 3 《溢れかえる岸辺》 4 《神秘の僧院》 3 《天啓の神殿》 3 《凱旋の神殿》 4 《戦場の鍛冶場》 2 《シヴの浅瀬》 -土地(24)- 4 《魂火の大導師》 4 《ピア・ナラーとキラン・ナラー》 -クリーチャー(8)- |
2 《乱撃斬》 4 《急報》 2 《予期》 2 《稲妻の一撃》 2 《勇敢な姿勢》 4 《軍族童の突発》 4 《かき立てる炎》 4 《宝船の巡航》 4 《ジェスカイの隆盛》 -呪文(28)- |
以上がやまけんの選ぶオリジントップ5でした。いかかでしたでしょうか。
選考外のカードにも《ニクスの星原》や《飛行機械の諜報網》などデッキのキーパーツになりえるカードも多数存在していて、トップ5を選ぶのに苦労しました。
スタンダード環境を激変させるであろう、『マジック・オリジン』の発売が今から楽しみです。
ではまたこのブログで!
やまけん
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