皆さんこんにちは。
先週末にはGP京都が開催され、サイドイベントではレガシーの大規模な大会であるエターナルパーティが行われましたが、参加された皆さんの成績はどうでしたか?
さて、今回の記事ではGP Washington DCとStarCityGames.com Open Series(SCGO) Providenceの入賞デッキを見ていきたいと思います。
GP Washington DC トップ8 デッキアーキタイプ
2013年11月17日
1位 UWR Delver/白青石鍛冶
2位 Sneak and Show/スニーク・ショー
3位 Dredge/発掘
4位 Bant/バント
5位 Death and Taxes/白ウィニー
6位 Elves/エルフ
7位 Shardless BUG/続唱青黒緑
8位 Esper Stoneblade/白青石鍛冶
優勝はアメリカのプロプレイヤーのOwen Turtenwaldの操るUWR Delverでした。直前に開催されたSCGO Dallasでの結果から、GP Washington DCでは《真の名の宿敵》を使ったデッキが多くなることが予想されていました。そして予想通りGP本戦では、優勝者も含めてトップ8に入賞したデッキの内3名が《真の名の宿敵》デッキで、各デッキのサイドボードのカードの選択も追加の《至高の評決》や 《ゴルガリの魔除け》等、《真の名の宿敵/True-Name Nemesis(C13)》対策が多く見られました。
また、現環境の本命の一つであるSneak and Showは、僅か4パーセントという二日目進出率にも関わらず決勝まで勝ち残りました。《真の名の宿敵》を気にせずに勝ちに行けるコンボデッキは一つの解答だったようです。他に印象に残った事は、定番のデッキで大きな大会では必ずと言って良い程トップ8入りしていたRUG Delverの不在でした。今大会最高の二日目進出率を出しましたが、やはり既に場に出てしまっている《真の名の宿敵》への対処が厳しいのが今回の敗因だったことが予想されます。
GP Washington DC デッキ解説
「UWR Delver」「Bant」「Esper Stoneblade」「Death and Taxes」
4 《Tundra》 3 《Volcanic Island》 4 《乾燥台地》 4 《汚染された三角州》 1 《溢れかえる岸辺》 4 《不毛の大地》 -土地(20)- 4 《秘密を掘り下げる者》 4 《石鍛冶の神秘家》 2 《真の名の宿敵》 -クリーチャー(10)- | 4 《渦まく知識》 4 《思案》 4 《呪文貫き》 4 《稲妻》 4 《剣を鍬に》 4 《目くらまし》 4 《Force of Will》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 -呪文(30)- | 4 《翻弄する魔道士》 2 《渋面の溶岩使い》 2 《紅蓮破》 2 《安らかなる眠り》 1 《真の名の宿敵》 1 《赤霊破》 1 《Wear》 1 《墓掘りの檻》 1 《饗宴と飢餓の剣》 -サイドボード(15)- |
アメリカのトッププロプレイヤーのOwen TurtenwaldはSCG Invitational Indianapolisから調整し続けていたUWR Delverで見事優勝を果たしました。今まで《聖トラフトの霊》だったスロットが《真の名の宿敵》に差し替えられています。相手のブロッカーを気にすることなく安定してクロックを刻める上に、ブロッカーとしてもほぼ無敵で攻守に渡って活躍できるクリーチャーなので、この変更には納得です。これにより相手のブロッカーを排除する必要性が薄れたため、《渋面の溶岩使い》がサイドに落とされています。
多くのUWR Delverのリストは各種カードの枚数にバラつきがありましたが、Owenのリストはコンスタントな回りを重視しているようで、《真の名の宿敵》や土地、サーチが可能な装備品等を除いて、メインはほとんどのカードが4枚にまとめられています。また、メインに《呪文貫き》がフル投入されているなど、コンボを強く意識しています。
サイドに1枚だけ採用されている《墓掘りの檻》は、墓地だけでなくElvesの《緑の太陽の頂点》や《自然の秩序》対策にもなります。《饗宴と飢餓の剣》はコンボやコントロールに対して追加の装備品としてサイドインされます。これを装備したクリーチャーで殴り始めれば、Discardの効果により中盤以降の行動を制限させることができるので、《呪文貫き》や《目くらまし》等で序盤の行動を妨害するプレイングも活きてきます。
1 《森》 1 《島》 3 《Tropical Island》 2 《Tundra》 1 《Savannah》 4 《霧深い雨林》 4 《吹きさらしの荒野》 1 《溢れかえる岸辺》 1 《ドライアドの東屋》 1 《Karakas》 3 《不毛の大地》 -土地(22)- 4 《貴族の教主》 3 《石鍛冶の神秘家》 1 《漁る軟泥》 1 《クァーサルの群れ魔道士》 4 《真の名の宿敵》 2 《聖遺の騎士》 -クリーチャー(15)- | 4 《渦まく知識》 4 《剣を鍬に》 3 《緑の太陽の頂点》 2 《思案》 3 《目くらまし》 4 《Force of Will》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 1 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文(23)- | 3 《白鳥の歌》 2 《ヴェンディリオン三人衆》 2 《謙虚》 1 《エーテル宣誓会の法学者》 1 《ガドック・ティーグ》 1 《呪文貫き》 1 《森の知恵》 1 《トーモッドの墓所》 1 《大祖始の遺産》 1 《梅澤の十手》 -サイドボード(15)- |
プロツアー・テーロスとGP Louisvilleでもトップ8に入賞する等、今シーズン絶好調のアメリカのプロプレイヤーSam Blackは今回、Reid DukeがSCGO Indianapolisで優勝したBantのアップデートバージョンを使用し、見事にトップ8に入賞しました。
このデッキのマナ加速として採用されている《貴族の教主》は《目くらまし》や《不毛の大地》の効果を上げる事に貢献する上、『賛美』は《真の名の宿敵》との相性も良く、このデッキに必要不可欠な存在です。《真の名の宿敵》はこの手のデッキの主力クリーチャーである《聖遺の騎士》に優先してフル搭載されています。
気になる各デッキとのマッチアップですが、RUG DelverやUWR Delverに対しては《秘密を掘り下げる者》を《梅澤の十手》と《剣を鍬に》で対処可能で、《聖遺の騎士》と《真の名の宿敵》が地上をしっかり押さえ、マナ否定戦略も《貴族の教主》の存在で効果が薄いので、有利が付きます。一方、メインでのコンボとのマッチアップは、《Force of Will》を採用してはいるもののクロックが《秘密を掘り下げる者》を搭載したテンポデッキと比べるとやや遅いので、不利が付きます。しかし、サイドボードには追加のカウンターの《呪文貫き》と《白鳥の歌》、ヘイトベアーの《ガドック・ティーグ》と《エーテル宣誓会の法学者》、追加のクロックとして《ヴェンディリオン三人衆》と、コンボ対策が多めに採られています。Sneak and ShowやElvesに刺さる《謙虚》も2枚採用されています。
『賛美』のおかげで装備品に頼らずに《真の名の宿敵》の強化が可能で、他の《真の名の宿敵》を使ったデッキよりも1ターン速く行動できるのが強みです。
2 《島》 2 《平地》 1 《沼》 3 《Tundra》 2 《Underground Sea》 1 《Scrubland》 3 《溢れかえる岸辺》 3 《湿地の干潟》 2 《汚染された三角州》 1 《忍び寄るタール坑》 1 《Karakas》 1 《アカデミーの廃墟》 -土地(22)- 2 《悪意の大梟》 2 《瞬唱の魔道士》 4 《石鍛冶の神秘家》 2 《真の名の宿敵》 1 《ヴェンディリオン三人衆》 -クリーチャー(11)- | 4 《渦まく知識》 4 《思考囲い》 4 《剣を鍬に》 2 《呪文貫き》 1 《思案》 2 《至高の評決》 4 《Force of Will》 1 《仕組まれた爆薬》 1 《梅澤の十手》 1 《火と氷の剣》 1 《殴打頭蓋》 2 《精神を刻む者、ジェイス》 -呪文(27)- | 4 《翻弄する魔道士》 3 《狼狽の嵐》 2 《至高の評決》 2 《安らかなる眠り》 1 《ヴェンディリオン三人衆》 1 《拘留の宝球》 1 《万力鎖》 1 《光と影の剣》 -サイドボード(15)- |
《精神を刻む者、ジェイス》や《至高の評決》を搭載したコントロール寄りのEsper Stoneblade。《真の名の宿敵》対策に《至高の評決》が、メインとサイドと合わせて4枚フル搭載されています。スイーパーが多めに採用されている以外は、メインはオーソドックスな構成です。
サイドは《翻弄する魔道士》4枚、《狼狽の嵐》3枚、追加の《ヴェンディリオン三人衆》と、コンボ対策を多めに積んでいます。Sneak and Showなどのマッチアップはメインでは《思考囲い》《Force of Will》《呪文貫き》など妨害スペルが多めに搭載されているので一見すると有利な印象がありますが、クロックがやや遅い上に《至高の評決》や《剣を鍬に》などコンボ相手にあまり役に立たないカードも多いのもあって、厳しくなります。サイド後は無駄になりやすい除去スペルを有効札に変えることで勝率が上がります。
その他のカードで印象に残ったのは、追加の装備品として採用されている《万力鎖》と《光と影の剣》です。《万力鎖》はミラーマッチやDeath and Taxes等の装備品対策としてサイドインされます。地味にクリーチャーが強化されるのも、クロックが遅めのこのデッキにとっては嬉しい所です。《光と影の剣》は除去を多く搭載したShardless BUGやJundに対してサイドインされます。《悪意の大梟》や《石鍛冶の神秘家》、《瞬唱の魔道士》などを使い回すことでアドバンテージを稼ぐことができます。プロテクション(白)が付くので、Death and Taxes等に対してもサイドインできそうです。
10 《平地》 3 《Karakas》 1 《魂の洞窟》 1 《地平線の梢》 4 《リシャーダの港》 4 《不毛の大地》 -土地(23)- 4 《ルーンの母》 4 《ファイレクシアの破棄者》 4 《石鍛冶の神秘家》 4 《スレイベンの守護者、サリア》 3 《セラの報復者》 4 《ちらつき鬼火》 2 《エイヴンの思考検閲者》 1 《ミラディンの十字軍》 -クリーチャー(26)- | 4 《剣を鍬に》 4 《霊気の薬瓶》 1 《梅澤の十手》 1 《火と氷の剣》 1 《殴打頭蓋》 -呪文(11)- | 2 《エーテル宣誓会の法学者》 2 《萎れ葉のしもべ》 2 《大変動》 2 《安らかなる眠り》 2 《忘却の輪》 2 《漸増爆弾》 1 《太陽の槍》 1 《真髄の針》 1 《大祖始の遺産》 -サイドボード(15)- |
白ビートダウン好きで知られるアメリカのプロプレイヤーCraig Wescoeは、予想通りDeath and Texasを持ち込み、見事トップ8に入賞しました。同デッキでGrand Prix Strasbourgを優勝したThomas Enevoldsenからのアドバイスをもとに調整したようです。
まず印象的だったのは、《ミラディンの十字軍》がわずか1枚まで減量され、 《セラの報復者》が採用されている所です。最近はBUG系のデッキも以前と比べて数を減らしているので納得の変更です。《セラの報復者》はタフネスが3あるので《渋面の溶岩使い》や《紅蓮地獄》で落ちることがない上に、飛行持ちなので相手の 《真の名の宿敵》で止まることがない優秀なクリーチャーです。
メインから《スレイベンの守護者、サリア》、《エイヴンの思考検閲者》、《ファイレクシアの破棄者》といったヘイトベアーが搭載されているので、1ターン目から仕掛けてくるBelcherなどを除いたコンボ全般に強いのが特徴です。サイドには《真の名の宿敵》対策として《漸増爆弾》が採られています。同型やElves、親和、Merfolk等にも高い効果が望める受けの広いカードです。
SCGO Providence トップ8 デッキアーキタイプ
2013年11月24日
1位 Sneak and Show/スニーク・ショー
2位 Deathblade/デスブレード
3位 Death and Taxes/白ウィニー
4位 Esper Stoneblade/白青石鍛冶
5位 Deathblade/デスブレード
6位 Shardless BUG/続唱青黒緑
7位 UWR Delver/白青石鍛冶
8位 UWR Delver/白青石鍛冶
優勝はSneak and Showでした。GP Washington DCでも準優勝という成績を残した同デッキが今大会でも優勝と、とどまるところを知りません。また、上位8名の内5名が《真の名の宿敵》を使用したデッキでした。コンボは優勝者のSneak and Show以外は見当たらず、テンポ寄りのUWR DelverやDeathblade、Shardless BUGやEsper Blade等の中速デッキが中心でした。
SCGO Providence デッキ解説
「Sneak and Show」「Deathblade」「Esper Stoneblade」
3 《島》 1 《山》 3 《Volcanic Island》 4 《沸騰する小湖》 3 《霧深い雨林》 3 《古えの墳墓》 2 《裏切り者の都》 -土地(19)- 4 《グリセルブランド》 4 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 -クリーチャー(8)- | 4 《渦まく知識》 4 《思案》 3 《ギタクシア派の調査》 3 《呪文貫き》 4 《実物提示教育》 2 《直観》 4 《Force of Will》 1 《誤った指図》 4 《騙し討ち》 4 《水蓮の花びら》 -呪文(33)- | 2 《方向転換》 2 《白鳥の歌》 2 《紅蓮地獄》 2 《裂け目の突破》 2 《血染めの月》 2 《墓掘りの檻》 1 《硫黄の精霊》 1 《狼狽の嵐》 1 《赤霊破》 -サイドボード(15)- |
Jared Boettcherは先週に行われたGP Washington DCでも同じデッキで準優勝していた強豪プレイヤーです。GP Washington DCから75枚そのままの構成で、デッキとしては完成されているようです。
メインの構成はオーソドックスですが、サイドのカード選択に特徴があります。まず目につくのは《方向転換》です。《Hymn to Tourach》や《思考囲い》等のハンデススペルを弾き返す事が可能で、カウンター合戦でも追加の《呪文貫き》のように扱えます。その代わりハンデス対策の役目がかぶる《神聖の力線》が不採用となっています。《硫黄の精霊》は、悩みの種である《スレイベンの守護者、サリア》や、ヘイトベアーを除去から護る《ルーンの母》をまとめてシャットダウンできます。《血染めの月》は主に《Karakas》対策に投入されますが、Shardless BUGなど特殊地形を多用したデッキに対しても劇的な効果が望めます。
連勝しているリストだけあってメインサイドも含めて良く調整されていますが、相手の置物対策がカウンターのみというのはやや不安が残ります。今後は《罠の橋》や《謙虚》といった置物系の対策カードを意識する必要が出てきそうなので、《拭い捨て》などを採用したいところです。
1 《島》 1 《平地》 1 《沼》 3 《Underground Sea》 2 《Tundra》 1 《Scrubland》 1 《Tropical Island》 4 《溢れかえる岸辺》 4 《汚染された三角州》 1 《湿地の干潟》 1 《Karakas》 2 《不毛の大地》 -土地(22)- 4 《死儀礼のシャーマン》 4 《石鍛冶の神秘家》 3 《真の名の宿敵》 2 《ヴェンディリオン三人衆》 -クリーチャー(13)- | 4 《渦まく知識》 4 《思考囲い》 4 《剣を鍬に》 2 《呪文貫き》 3 《目くらまし》 3 《Force of Will》 1 《梅澤の十手》 1 《殴打頭蓋》 3 《ヴェールのリリアナ》 -呪文(25)- | 3 《翻弄する魔道士》 2 《狼狽の嵐》 2 《流刑への道》 2 《虐殺》 2 《大祖始の遺産》 1 《ヴェンディリオン三人衆》 1 《強迫》 1 《Force of Will》 1 《饗宴と飢餓の剣》 -サイドボード(15)- |
最近はEsper Stonebladeの活躍が目立ちましたが、Deathbladeは久々の入賞です。UWR Delverと同様に《聖トラフトの霊》だった枠が《真の名の宿敵》にスイッチされています。GP Washington DCでも入賞していたBantと同じく、1ターン早く展開できるところがこのデッキの強みです。
このJoshuaのリストは《目くらまし》がメインに搭載されており、よりテンポ寄りに構築されています。《精神を刻む者、ジェイス》が不採用で《ヴェールのリリアナ》がメインに3枚と多めに採用されているなど、各種《真の名の宿敵》デッキやSneak and Showを強く意識した構成です。サイドには追加の《真の名の宿敵》対策として《虐殺》が採られています。コンスタントに上位入賞を続けているDeath and Taxesにも効くので、現在のレガシーのメタでは有用な選択と言えるでしょう。今回は残念ながらトップ8での同系対決で敗れてしまいましたが、メタの変化に合わせて調整された良いリストです。
2 《島》 1 《平地》 1 《沼》 3 《Underground Sea》 2 《Tundra》 1 《Scrubland》 1 《神聖なる泉》 4 《溢れかえる岸辺》 4 《湿地の干潟》 1 《沸騰する小湖》 2 《忍び寄るタール坑》 1 《Karakas》 -土地(23)- 4 《石鍛冶の神秘家》 3 《瞬唱の魔道士》 3 《真の名の宿敵》 1 《ヴェンディリオン三人衆》 -クリーチャー(11)- | 4 《渦まく知識》 4 《剣を鍬に》 3 《思考囲い》 2 《呪文貫き》 1 《思案》 3 《Force of Will》 1 《梅澤の十手》 1 《火と氷の剣》 1 《殴打頭蓋》 2 《ヴェールのリリアナ》 3 《精神を刻む者、ジェイス》 1 《遍歴の騎士、エルズペス》 -呪文(26)- | 2 《潮の虚ろの漕ぎ手》 2 《狼狽の嵐》 2 《安らかなる眠り》 1 《概念泥棒》 1 《強迫》 1 《Force of Will》 1 《謙虚》 1 《墓掘りの檻》 1 《万力鎖》 -サイドボード(15)- |
もう一つのStonebladeはPWをメインに多めに採用したコントロール寄りの構成です。《遍歴の騎士、エルズペス》は《真の名の宿敵》との相性は勿論のこと、トークン精製能力のおかげで装備品の対象に困る事も少なくなります。Sneak and Show対策に《謙虚》もしっかり採られています。
《潮の虚ろの漕ぎ手》は追加のハンデスになりクロックにもなります。相手の手札の状況を確認することができるのもプランが立てやすくなるので重要です。《翻弄する魔道士》と異なり 《赤霊破》等で除去されないのが強みです。Deathbladeと比較すると動きがどうしても1ターン遅くなってしまうのが難点ですが、メタに合わせてフレキシブルに対応していけるデッキなので、今後も目にする事になりそうです。
総括
GP Washington DCはUWR Delver、SCGO ProvidenceはSneak and Showの優勝でそれぞれ幕を閉じました。前環境からコンスタントに勝ち続けているSneak and ShowはGP Washington DCでは惜しくもUWR Delverに敗れて準優勝でしたが、SCGO Providenceでは見事優勝と、相変わらずの強さを見せています。また、GP Washington DCとSCGO Providenceの両大会ともに《真の名の宿敵》を搭載したStonebladeが多数の入賞者を出しました。《真の名の宿敵》は装備品を多数搭載したStonebladeにとっては願ってもない戦力で、同デッキの安定性の向上に貢献しています。果たしてSneak and Showと《真の名の宿敵》デッキのメタが続くのか、それとも以前の環境のトップメタのRUG Delverが巻き返すのか。今後の動向からも目が離せません。
以上、GP Washington DCとSCGO Providenceの解説でした。
それでは次回の記事でまた会いましょう。楽しいレガシーを!