9月から実に14回にも渡って開催されたThe Last Sun2013予選も本日が最後となる。
The Last Sunの権利を獲得するために、または来週に迫ったGP静岡の練習のために、集まったプレイヤーは122名。
その122名の中でも最も注目度が高いであろう、トッププロ渡辺 雄也がフィーチャリングエリアに招待された。
対するは関東草の根を中心に活動している有地。
初戦を勝利で飾れるのは、果たしてどちらか。
Game 1
ダイスロールの結果渡辺が先攻。両者マリガンなし。
渡辺《欺瞞の神殿》、有地《静寂の神殿》での立ち上がり。2T目に渡辺が《漸増爆弾》をプレイし、今後の脅威に備える。
有地のファーストアクションは3Tの《夜帷の死霊》。だがこれはエンド前に飛んできた《今わの際》で即座に退場となる。
4枚目の土地を引かない渡辺。手札に佇む2枚の《思考を築く者、ジェイス》を見つめながらターンエンド。
ここで攻勢をかけたい有地だが、4T目は土地を置いてエンド、5T目は土地を置けずに《群れネズミ》でゴーと勢いがない。除去を多く引きすぎているようだ。
渡辺は6T目になってもいまだに土地が3枚。《漸増爆弾》は2で維持したまま起動せず、《群れネズミ》の起動を牽制している。
有地の追加戦力である《夜帷の死霊》を《解消》した渡辺、ついにここで4枚目の土地とめぐりあうことに成功。
4枚目の土地と共に《思考を築く者、ジェイス》をプレイ。ここで土地が3枚めくれたことによりマナトラブルを一気に解消した。
この《思考を築く者、ジェイス》こそ返しに《英雄の破滅》するものの、後続を展開できず苦しい有地。《群れネズミ》で1点ずつ与えるにとどまる。
渡辺の8T目。《思考囲い》で「2《英雄の破滅》,2《今わの際》,1《冒涜の悪魔》」から《英雄の破滅》を1枚落とすと、2枚目の《思考を築く者、ジェイス》-2起動でさらに手札の補充。「《思考囲い》+土地:《中略》」で前者を手札へ。
ここで有地は《地下世界の人脈》をプレイ&即ドロー。《群れネズミ》で《思考を築く者、ジェイス》にアタックして忠誠度を下げる。
だがこの《地下世界の人脈》を2Tから大切にしていた《漸増爆弾》で《地下世界の人脈》を処理した渡辺。追加の《思考囲い》で残された《英雄の破滅》も抜いて万全な態勢に。《今わの際》2というダブルマリガンにも等しい負債が有地に重くのしかかる。
最後の望みである《冒涜の悪魔》も《思考を築く者、ジェイス》-2起動から導かれた《太陽の勇者、エルズペス》により処理されてしまうと勝負はここまで。
《思考囲い》で《スフィンクスの啓示》が2枚あることを確認すると投了を余儀なくされた。
渡辺 1-0 有地
Game 2
メインボードは無駄牌を多く引いてしまい敗れた有地。除去を適宜サイドアウトしたサイド後は熱戦に期待したい。
第2ゲームのスタートは有地2T目の《思考囲い》から。《至高の評決》《スフィンクスの啓示》《思考を築く者、ジェイス》土地4から《至高の評決》を選択。手札の《ヴィズコーパの血男爵》を活かすプランを選んだ。
安全確認を終えてからの3Tには《地下世界の人脈》をプレイするものの、これは1T《欺瞞の神殿》でトップに隠してあった《拘留の宝球》で対処されてしまう。
4枚目の土地が引けず苦しい有地。2枚目の《地下世界の人脈》も渡辺のトップデッキ《拘留の宝球》で対処されてしまった上に、渡辺の《思考囲い》は《ヴィズコーパの血男爵》2《肉貪り》《生命散らしのゾンビ》から《生命散らしのゾンビ》を抜かれ、アクションできるカードがなくなってしまう。
土地を引かない有地をしり目に《思考を築く者、ジェイス》をプレイする渡辺。「《中略》:土地2」で《中略》を手札に加えて盤石な態勢を築いていく。
2T連続で土地を引くことに成功した有地。《ヴィズコーパの血男爵》を2連続でプレイするものの、1枚目には予定調和に《中略》、2枚目には《思考を築く者、ジェイス》起動で手に入れた《肉貪り》と綺麗に対処されてしまう。
3枚目の《ヴィズコーパの血男爵》すら無情にも《肉貪り》されてしまうと、あとは渡辺の時間。
《スフィンクスの啓示》X=4からの《霊異種》降臨という黄金パターンで速やかにゲームの幕を閉じた。
渡辺 2-0 有地