人数的にIDでベスト8確定かと思われたここまで5勝1敗の三角だが、少しの不運により、4勝1敗1分の吉原と下当たりしてしまった。ガチンコ勝負となってしまったこのマッチ、吉原のデッキは青白の《相殺》+《師範の占い独楽》コンボを中心としたコントロールデッキなのだが、三角のデッキはよく分からない。赤青のデッキであることは間違いがないのだが、レガシーのデッキとしては見慣れないカードがちらほらと散見される。
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ワンマリガンから《師範の占い独楽》を置く吉原に対し、《Volcanic Island》から《大いなるガルガドン》を待機する三角。さらに三角は《祖先の幻視》を待機。吉原はコントロールデッキらしく、土地を並べる静かな序盤を過ごす。
三角は《渦まく知識》を自分のターンのメインでプレイするのだが、土地が2枚で止まってしまう。ディスカードするくらいならと《稲妻》を本体に投げつけてみるが、《師範の占い独楽》でドローのクオリティを高めている吉原との差は広がるばかりだ。
しかし、土地が止まっている分手札が強い三角、吉原の《精神を刻む者、ジェイス》を《対抗呪文》→《呪文貫き》→《目くらまし》と捌き、《祖先の幻視》の待機が明けてしまう。が、3枚引いても三角はまだ土地を引かない。続くターンにようやく3枚目の土地である《沸騰する小湖》を引いてきた三角、2枚目の《大いなるガルガドン》を待機する。
土地を置き、《師範の占い独楽》を回すだけの吉原に向け、三角がプレイしたのは……《裂け目の精霊》?吉原はテキストを確認したのち、《対抗呪文》。これが解決され、《裂け目の精霊》のレガシーにおける強さが証明されるのは別の機会に持ち越される。
返す吉原、2枚目の《精神を刻む者、ジェイス》。これを三角は《対抗呪文》で捌く。さらに吉原は《ギデオン・ジュラ》で攻めるのだが、三角は3枚目の《対抗呪文》で捌き、3枚目の《大いなるガルガドン》を待機させる。
ここで、ようやく三角の1枚目の《大いなるガルガドン》の待機が明け、これに吉原は《剣を鍬に》を撃ち込む。三角は《Force of Will》の素撃ちでかわそうとするのだが、これには吉原の《呪文貫き》が刺さる。
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三角がフルタップで迎えた吉原の勝負の《相殺》だが、三角は2枚目の《Force of Will》を持っていた。これがカウンターされ、盤面が崩壊するのをこらえる。
吉原は《師範の占い独楽》とフェッチランドのシナジーで3枚目の《精神を刻む者、ジェイス》にたどり着くのだが、三角は更に《Force of Will》を引きこんでいた。これに対して、《師範の占い独楽》をさらに回して打開策を探す吉原。《Force of Will》を見つけ出し、遂にこの「新・青い悪魔」を着地させるのだが、三角の《稲妻》で役目終了となる。
この吉原の土地が寝てしまった隙に三角の《大いなるガルガドン》が場を駆け抜ける。しかし、吉原も《平和の番人》を通し、《稲妻》からは《Force of Will》で守る。
2枚ずつ、《平和の番人》と《大いなるガルガドン》が並び、場が膠着する。先にトップデッキしたのは三角だった。《Underground Sea》をサーチし、《仕組まれた爆薬》をX=3でプレイする。吉原は《対抗呪文》しようとするのだが、三角は4枚目の《Force of Will》を突き付ける!
しかし、《師範の占い独楽》でドローを進めた吉原は《対抗呪文》にたどり着き、盤面が崩壊するのを防ぎ、《神の怒り》で逆に場を崩壊させる。このタイミングで三角は《裂け目の精霊》と《時代寄生機》を並べ、この《時代寄生機》は《剣を鍬に》で1点のライフへと姿を変える。
《裂け目の精霊》のアタックを《ヴェンディリオン三人衆》で止め、フラットな場に持ち込んだ吉原は、遂に《相殺》をドローし、ハーフロックを完成させる。吉原の《ヴェンディリオン三人衆》を《対抗呪文》で退け、《相殺》に引っ掛からないように4マナで《仕組まれた爆薬》をプレイした三角だが、《師範の占い独楽》で操作された吉原のライブラリートップは《神の怒り》。
残り時間が半分を切っているため、三角はここで投了を選択する。
吉原 1-0 三角
Game 2
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《Volcanic Island》から《祖先の幻視》を待機する三角。続けて《裂け目の精霊》をプレイし、《大いなるガルガドン》を待機させる。
3ターン目、三角は《裂け目の精霊》の能力を使用し、吉原に3点のダメージを与えるが、またも土地が止まってしまう。
《祖先の幻視》の待機明けに《紅蓮破》を合わせ、土地事故の傷口を広げようとする吉原。さらに次のターンにはドロー後に《ヴェンディリオン三人衆》をプレイ、これには《稲妻》が飛び、吉原はこれを《呪文貫き》しようとするが、《目くらまし》で弾き、妖精は墓地に。《裂け目の精霊》のアタックが通り続け、吉原のライフはいつのまにか9だ。
吉原は自分のメインターンにも《ヴェンディリオン三人衆》をプレイ、三角の《ヴェンディリオン三人衆》を抜き、《裂け目の精霊》と相討ちさせる。自分のターンで《師範の占い独楽》を設置するのだが、エンドに三角は《根絶》を吉原の墓地の《ヴェンディリオン三人衆》に。吉原の手札には《剣を鍬に》があることを確認する。
このやり取りの後、次の吉原のエンドに《ヴェンディリオン三人衆》をプレイする三角。吉原の《呪文貫き》を1枚に減らし、延長戦の最後のターン、残りライフが9の吉原に向けて《大いなるガルガドン》を走らせる。
吉原はもちろん《剣を鍬に》プレイするのだが――。
レガシーを象徴する最強のカウンターが、三角のトップ8を決めたのだった。
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吉原 1-1 三角
Final Result:引き分け
