Game 1
《広漠なる変幻地》に対して、片寄の《コジレックの審問》が突き刺さる。
晒された手札は《山》2枚、《森》、《稲妻》、《緑の太陽の頂点》というもの。一択に見えるが、冷静に再検討し、 《緑の太陽の頂点》を墓地へと叩き落とす。
正直かなり厳しい状態になってしまった宮本。《探検》でマナブーストし、6マナのフィニッシャー受け入れ態勢を確立する。
少し動きの悪い宮本をしり目に、《定業》で手札を整えつつ、2枚目の《コジレックの審問》で《稲妻》を炙りだし、宮本の手札に《召喚の罠》と土地しか無いことを確認すると、次なるターンにはさらに《定業》から、《ジェイス・ベレレン》を着地させ、万全の態勢をつくる。
無事6マナに到達した宮本は、《召喚の罠》からきっちりと《原始のタイタン》を掘り当てて、モダンでも禁止の憂き目にあった凶悪カード、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》を2枚場にそろえる。だが、これは今までさんざんにカードをひいてきた片寄に対処手段が無いわけも無く、《破滅の刃》で即退場。
しかし、宮本がもたついている間に脅威を展開出来ない片寄。
宮本が《緑の太陽の頂点》に辿り着き、これをカウンター出来ない片寄。当然サーチされるのは、《原始のタイタン》に続き、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》2枚。《地盤の際》と《破滅の刃》でまさに焼け石に水。ヴァラクートの、愚直な、それでいて凶悪なカードパワーにじりじりと押され始める。
既に5枚の《山》と3枚の《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》が置かれている宮本の場。片寄に残された時間はあまりにも少なく、《忍び寄るタール坑》2体でのアタックを敢行し、何とかライフを6まで詰め、次のターンに、《山》か、それにつながるカードを引かなければ・・・という所まで何とか持ってくる。
《原始のタイタン》だった。
宮本 1-0 片寄
Game 2
片寄の《定業》でスタートしたGame2。
宮本の《広漠なる変幻地》の返しで、片寄は、《瞬間凍結》を構えるか、《コジレックの審問》をプレイするか悩んで、《コジレックの審問》をプレイ。さらされたのは、
《ムル・ダヤの巫女》2枚、《原始のタイタン》、《耕作》、《不屈の自然》、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》、《山》
ここから当然、《不屈の自然》を捨てさせるのだが、宮本が当然のように引いてくるのは、《不屈の自然》。これでせっかくの先手がひっくり返る。
スピード勝負で先を取られた片寄は、アドバンテージで勝負をしようと、《ジェイス・ベレレン》をプレイする。
が、当然のようにプレイされた《ムル・ダヤの巫女》は、宮本のライブラリートップから、どんどん戦場へとダイレクトに土地を供給していく。
ライブラリートップから土地をセットすること都合7回。いつの間にか宮本の土地は、15枚まで膨れ上がる。
宮本がプレイする《原始のタイタン》も、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》により実質《稲妻》2枚サーチの《耕作》も、全てをカウンターするのだが、肝心の脅威を全く用意することが出来ない。
手札に溢れかえった、《瞬間凍結》と《マナ漏出》を眺めながら、このまま座していても、宮本に勝利を与えてしまうだけと、《墓所のタイタン》をフルタップでプレイ。宮本が少しでももたついてくれればあるいは?と、一縷の望みをかけるのだが、《不屈の自然》をトップから引かれ、《ジェイス・ベレレン》で勝負しようとした《ムル・ダヤの巫女》には、圧倒的なアドバンテージ差をつけられた片寄に、逆転の目などあるわけもなく、またしても宮本が引いたのは、オーバーキル気味の《原始のタイタン》。
宮本 2-0 片寄