《むかつき》デッキに通常の勝ち手段である《苦悶の触手》に加えて、《絵描きの召使い》＋《丸砥石》をハイブリッドしたオリジナルデッキを操る西原と、一般的なゴブリンデッキを持ち込んでいる望月。お互いここまで2連勝。予選が6回戦のトーナメントで3勝目を挙げられるメリットは大きい。
トーナメントに出るのがそもそも3か月ぶりという望月だが、ここで勝ち星をさらに増やせるか？
Game1
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ダブルマリガンながらも、1ターン目に《霊気の薬瓶》をプレイする望月。さらに、《古えの墳墓》しか置けない西原に対して、《不毛の大地》で行動を制限する。ダブルマリガンの影響があるので、ここからクリーチャーをどんどん展開できるわけではないが、大きく有利を得た望月。
手札から援軍を呼べない《ゴブリンの従僕》と、いまいちな展開の望月だが、西原はそもそも土地が引けない。
《ゴブリンの戦長》、《ゴブリンの酋長》と少しづつクロックを引き始める望月だが、結局、西原はカードをかたずけるまで1枚の土地にすら辿り着くことは出来なかった。
西原 0-1 望月
Game 2
お互いにマリガン無し。先攻は望月。1ターン目から《霊気の薬瓶》と、ゴブリンとしては最高の動きをする望月なのだが、西原はそんなことも全く意に介さず、2ターン目に《暗黒の儀式》、《ライオンの瞳のダイアモンド》、から《冥府の教示者》プレイ。スタックで《ライオンの瞳のダイアモンド》からマナをだし、1マナ残しで《むかつき》サーチからのプレイ。
15枚ほどのカードがめくれていき、十分なリソースが西原の手札に加わったことを確認して、小笠原は時計を少しみやって、Game3に全てを賭けることを選んだ。
西原 1-1 望月
Game 3
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望月は1ターン目《霊気の薬瓶》から、西原の《宝石鉱山》を《不毛の大地》で破壊。それにスタックで《悟りの教示者》で《丸砥石》をサーチと慌ただしいスタート。
セット《古えの墳墓》から《絵描きの召使い》をプレイ。これは《稲妻》で退けつつ、《霊気の薬瓶》経由で《ゴブリンの従僕》、《ゴブリンの女看守》、《ゴブリンの群衆追い》とどんどんクロックを増強していく望月。さらにダメ押しとばかりに《不毛の大地》で《古えの墳墓》を破壊。西原に逆転の目を与えないように、着実に盤面を作っていく。
だが、西原の手札は完璧だった。《有毒の蘇生》で《絵描きの召使い》をライブラリトップに戻すと、これを《裏切り者の都》の経由でプレイ。望月のアタックを、絶対にライフが0を切らないようにブロックし、《絵描きの召使い》が生き残ったままに、自らのターンが帰ってくる。手札には、先ほどサーチしておいた《丸砥石》と、《水蓮の花びら》、《裏切り者の都》。
《絵描きの召使い》の能力で一色に染め上げられている望月のライブラリーは、《丸砥石》によって一撃で0枚となった。
西原 2-1 望月
