プロツアー・テーロスも終わり、スタンダードはテーロスのカードを軸にした単色環境へと様変わりしたことが明らかとなった。
それはつまり、テーロスのカードがスタンダードを支える屋台骨として十分なカードパワーを持っていることを意味している。
他方で、《出産の殻》や《秘密を掘り下げる者》《瞬唱の魔道士》など、過去にスタンダードを牽引したカードがモダンでも新たなアーキタイプを生み出して、メタの一角に食い込んだ事例は多数ある。
ということは、つまり。
テーロスのカードがモダンでアーキタイプを形成することも十分考えられる、ということだ。
スタンダードと違ってローテーション落ちがないモダンやレガシーでは、新エキスパンションが発売するごとにカードプールは少しずつ広がり、その分だけ新しいデッキを作れる可能性が増していく。
日々流転するメタゲームに、膨大な未開拓の領域。
読者諸兄の力で、モダンに新たな風を吹き込んでみたくはないだろうか。
さて、ダイレクトマーケティングはこれくらいにして。
Part2となる今回は、テーロス入りでは初のモダンGPとなる、10月第1週にオーストラリアで行われたグランプリ・ブリスベン13。
その結果を見つつ、テーロス後のモダン環境について考察してみようと思う。
1.グランプリ・ブリスベン13 トップ8 デッキアーキタイプ
2013年10月5~6日
1位 親和
2位 白黒緑ジャンク
3位 ジャンド
4位 出産の殻
5位 赤緑トロン
6位 白黒緑ジャンク
7位 赤緑トロン
8位 親和
テーロスの「テ」の字もなかった。
とはいえ、まあさすがにこれは仕方あるまい。
発売1~2週間でいきなりグランプリトップ8に入るデッキをゼロから構築できる人がいたならそいつはとっくにプロツアーに出ているだろうし、プロツアーに出ているなら、この週はプロツアーの調整に必死でモダンなど触っているはずもないからだ。
それに、既存のデッキの完成度がかなり高いというのもある。
今回トップ8に残ったアーキタイプは、モダン環境で活躍するデッキの中でも一際強力なものばかりだ。
2人ずつ入賞した親和、黒緑タッチ白、トロン。それにジャンドと殻がそれぞれ1人ずつ。
モダンをよく知る者からすれば、さもありなん、というくらい順当な、ある意味で『堅い』トップ8内訳である。
それも当然だろう。
モダンという環境が始まってから既に2年。
そこには積み上げられた歴史がある。先人たちの努力がある。
カードプールが広く、可能性は無限大……とはいえ、やはり。
にわか仕込みのテーロス入りデッキで勝ちあがれるほど、モダンは甘くないのだ。
メタデッキをいかにして打ち破るのか、それを考えるのも、モダンの醍醐味の一つといえる。
それでは、アーキタイプごとに具体的な構成を見ていこう。
2.グランプリ・ブリスベン13 トップ8 デッキ解説
「親和」「白黒緑ジャンク」「赤緑トロン」「出産の殻」
1 《島》 3 《空僻地》 4 《ちらつき蛾の生息地》 4 《墨蛾の生息地》 4 《ダークスティールの城塞》 -土地- 4 《羽ばたき飛行機械》 2 《メムナイト》 4 《信号の邪魔者》 4 《大霊堂のスカージ》 4 《電結の荒廃者》 3 《鋼の監視者》 3 《刻まれた勇者》 -クリーチャー- |
4 《感電破》 4 《物読み》 4 《オパールのモックス》 4 《バネ葉の太鼓》 4 《頭蓋囲い》 -呪文- |
3 《古えの遺恨》 3 《血染めの月》 2 《呪文滑り》 2 《急送》 2 《思考囲い》 2 《鞭打ち炎》 1 《摩耗+損耗》 -サイドボード(15)- |
モダンにおける親和というデッキは、その勝率が対戦相手の使用してくる対策カードの枚数に大きく依存する。
だから何より肝心なのは、いかなるタイミングでトーナメントに親和を持ち込むか、だ。
メタの意識が他のデッキに向いているときを見計らって使用すればこのデッキは間違いなく最強であって、他の追随を許さないことは論を俟たない。
だが、その前提としてはもちろん、親和というデッキについてのかなりの習熟が必要である。
親和というデッキは環境初期から存在するので、そのレシピは(特にメインボードにおいては)もはやいじれる余地がほとんどない。
にも関わらず依然として第一線で通用するということは、コンセプトが強力であることもさることながら、親和使いたちがいくつもの難解なシチュエーションにおける複雑な判断に対して瞬時に的確な答えが出せるよう、親和というデッキそのものを深く理解しているからだと考えられる。
親和を使いたいなら、マリガン判断、プレイする順番、戦闘、サイドインアウト……それぞれをそれこそ機械のような正確さで行えるよう、日頃から訓練することが肝要だ。
それを踏まえて。
今現在モダンのトーナメントで一番当たりたくない相手は、何といっても親和だろう。
達人が使う親和ほど、手に負えないものはないからだ。
なお、8位のWee Yuen Khor氏のレシピは、メインが3枚しか違わない上、サイドボードは優勝者のレシピの方がオーソドックスなため、割愛する。気になる方は【こちら】
ついでに、これからモダンを始める人に向けた話をすると。
親和はモダンのデッキの中でも安く組める部類ではあるが、値段に比してもコストパフォーマンスが滅茶苦茶良いデッキなので、必要なカードが特殊で他のデッキにパーツが流用できないというリスクもあるにせよ、組んでみる価値は十分にある。
2 《沼》 1 《森》 2 《草むした墓》 1 《神無き祭殿》 1 《寺院の庭》 4 《湿地の干潟》 4 《新緑の地下墓地》 1 《黄昏のぬかるみ》 4 《樹上の村》 4 《地盤の際》 -土地- 4 《死儀礼のシャーマン》 4 《闇の腹心》 4 《タルモゴイフ》 3 《漁る軟泥》 -クリーチャー- |
3 《思考囲い》 2 《コジレックの審問》 2 《突然の衰微》 1 《喉首狙い》 2 《四肢切断》 4 《未練ある魂》 2 《大渦の脈動》 1 《ファイレクシアの闘技場》 4 《ヴェールのリリアナ》 -呪文- |
4 《大爆発の魔道士》 2 《石のような静寂》 2 《墓掘りの檻》 1 《最後のトロール、スラーン》 1 《思考囲い》 1 《流刑への道》 1 《四肢切断》 1 《引き裂く突風》 1 《ファイレクシアの闘技場》 1 《光と影の剣》 -サイドボード(15)- |
Daniel Unwinは現地オーストラリアでは有名なデッキビルダーで、プロツアーで活躍したデッキをいくつもプロデュースしている。さらに自身も複数のグランプリトップ8経験があり、SCGにも記事を寄稿している。
そんなDanが選んだのは、マジック:ザ・ギャザリング世界選手権2013で活躍した黒緑ジャンクに《未練ある魂》とサイドの《石のような静寂》用の白をタッチしたもので、Magic Online上で黒緑・ジャンド系が幅をきかせた結果としての同型メタの産物である。
相手の《ヴェールのリリアナ》に対してイニシアチブが取れる数少ないカードのうちの1つが《未練ある魂》で、黒緑系の同型戦では無類の強さを発揮する。
基本的にはネットデッキなので何か目新しい要素があるというわけではないが、やはりMOで研鑽しただけあって75枚それぞれに意思が感じられる強固な練り込み具合で、デッキ選択はさすが”Sledgesliver”としてMO上でも有名なDanielといったところだろう。
一見して隙のない構成で、75枚同様のデッキが6位にも入賞していることから、このデッキの地力の高さが窺える。
《死儀礼のシャーマン》《漁る軟泥》《ヴェールのリリアナ》《思考囲い》《突然の衰微》と、現在のあるいはつい最近までスタンダードだった、比較的新しいカードがメインパーツとして使用されているから、スタンダードをプレイしていたプレイヤーなら、《タルモゴイフ》《闇の腹心》にフェッチランドをちょっと買い足せば組めるのも魅力だ。
黒緑というカラーリングはモダン環境のトップオブトップであり、王者のデッキが使いたい方にはオススメのデッキだ。
2 《森》 4 《燃え柳の木立ち》 4 《ウルザの鉱山》 4 《ウルザの魔力炉》 4 《ウルザの塔》 1 《幽霊街》 1 《ウギンの目》 -土地- 3 《ワームとぐろエンジン》 1 《引き裂かれし永劫、エムラクール》 -クリーチャー- |
4 《古きものの活性》 4 《紅蓮地獄》 4 《森の占術》 4 《彩色の星》 4 《彩色の宝球》 4 《探検の地図》 4 《大祖始の遺産》 4 《忘却石》 4 《解放された者、カーン》 -呪文- |
4 《自然の要求》 3 《呪文滑り》 2 《倦怠の宝珠》 2 《精神隷属器》 1 《ワームとぐろエンジン》 1 《隔離するタイタン》 1 《炎渦竜巻》 1 《幽霊街》 -サイドボード(15)- |
親和や黒緑ジャンクはレガシーなどでも同様のコンセプトで見られるアーキタイプだが、良くも悪くもモダンならではのデッキとして、トロンがある。
『3ターン目にウルザ地形3種を揃える』……私が基本セット第5版でマジックを始めたころ、デッキを一瞬作っては普通に考えて揃うはずがないことに気づき、クソデッキとして解体したような覚えもある……そんな初心者が考えそうなコンセプトが、しかし現実にはかなりの高確率で成立してしまうというのだから驚きだ。
実はこのコンセプトは日本発のイノベーションであり、個人的にも因縁深いデッキだが、それはともかくとして。
このデッキも親和と同様対戦相手のサイドボードの警戒具合に依存するデッキで、しかも親和のように圧倒的な速度がなく、よりマッチごとの相性差にバラつきがあるため、普段はあまりトップ8に姿を見せないアーキタイプなのだが、今回見事にトップ8に2人を送り込んでいるというのは、メタゲームを分析する鍵になりそうだ。
なお、7位のCameron Harrisの場合はサイドに《殺戮遊戯》をタッチしているが、こちらも基本構造は同じなため省略。
このデッキもかなり安く組める割にはそこそこ強く、しかもカードの規模がいちいち大きいのでアクションが派手で、回していて楽しいデッキのため、モダン初心者向きのデッキだろう。
1 《森》 1 《島》 1 《平地》 3 《踏み鳴らされる地》 1 《繁殖池》 1 《神聖なる泉》 1 《聖なる鋳造所》 1 《蒸気孔》 1 《寺院の庭》 4 《乾燥台地》 3 《霧深い雨林》 3 《燃え柳の木立ち》 2 《ガヴォニーの居住区》 -土地- 4 《極楽鳥》 2 《貴族の教主》 2 《根の壁》 2 《復活の声》 1 《呪文滑り》 1 《幻影の像》 1 《漁る軟泥》 2 《クァーサルの群れ魔道士》 2 《詐欺師の総督》 2 《台所の嫌がらせ屋》 1 《永遠の証人》 1 《悪鬼の狩人》 1 《イゼットの静電術師》 3 《修復の天使》 1 《エレンドラ谷の大魔導師》 1 《静寂の守り手、リンヴァーラ》 1 《最後のトロール、スラーン》 2 《鏡割りのキキジキ》 1 《士気溢れる徴集兵》 -クリーチャー- |
3 《召喚の調べ》 4 《出産の殻》 -呪文- |
2 《流刑への道》 2 《否認》 2 《古えの遺恨》 2 《ドムリ・ラーデ》 1 《戦争の報い、禍汰奇》 1 《エーテル宣誓会の法学者》 1 《調和スリヴァー》 1 《エイヴンの思考検閲者》 1 《強情なベイロス》 1 《なだれ乗り》 1 《鷺群れのシガルダ》 -サイドボード(15)- |
リストを打つのが究極に面倒くさいため、出来れば活躍して欲しくないアーキタイプNo.1なのだが、モダンを象徴するアーキタイプの1つのため、紹介しないわけにもいかない。
モダンの《出産の殻》デッキには2種類があり、1つは《シルヴォクののけ者、メリーラ》と《臓物の予見者》《カルテルの貴種》のような生け贄台により『頑強』持ちをループさせる『無限頑強』型であるが、もう1つが、遠藤亮太が開発しグランプリ横浜12で一躍メタゲームに躍り出た『Kiki-pod』であり、今回入賞した《出産の殻》デッキは後者に当たる。
純粋な速度では『無限頑強』の方が速いが、『Kiki-pod』はコンボが《修復の天使》(あるいは《詐欺師の総督》または《士気溢れる徴集兵》)+《鏡割りのキキジキ》で成立し、最終的に墓地を全く使用しないため、《死儀礼のシャーマン》や《漁る軟泥》の干渉を受けないという点で、メタの煽りを受けづらいタフなデッキであるといえる。もっとも、『無限頑強』の方も最近は《テューンの大天使》+《スパイクの飼育係》コンボを搭載しており、どちらのタイプが良いかは一概には言えないだろう。
《出産の殻》を使う性質上、新しいエキスパンションが発売してクリーチャーの種類が増える度に1枚差しの可能性が増えてその分デッキも進化するので、もしかしたらテーロスからも新たな1枚差しクリーチャーが現れるかもしれない。例えば《出産の殻》から神が出てきてびっくり……うん、何もしないな。
このデッキを作るにあたっては、《出産の殻》《修復の天使》あたりは最近のカードで持っている人もいるだろうし、そもそもサーチ用の1枚差し生物が大半を占めるデッキなので、マナクリーチャーに《鏡割りのキキジキ》といった必須パーツを除けば、カードを持っていなければ自分で自由にアレンジしてもそこまで問題がない、というのも魅力的な点といえる。
3.グランプリ・ブリスベン13 トップ16 デッキアーキタイプ
2013年10月5~6日
9位 白赤緑ビートダウン
10位 赤単
11位 出産の殻
12位 白青赤コントロール
13位 白緑ビートダウン
14位 ジャンド
15位 無限頑強
16位 無限頑強
トップ16まで視野を広げても、テーロスのカードは出てこなかった。
いや、まだ研究が進んでいないだけだ。そう信じたい。
さて、ここでは気になるデッキリストをピックアップしておこう。(9位から16位のその他のデッキは【こちら】)
2 《森》 1 《平地》 2 《聖なる鋳造所》 2 《踏み鳴らされる地》 1 《草むした墓》 1 《寺院の庭》 4 《乾燥台地》 4 《新緑の地下墓地》 1 《霧深い雨林》 2 《剃刀境の茂み》 1 《銅線の地溝》 1 《地平線の梢》 1 《活発な野生林》 -土地- 4 《貴族の教主》 3 《死儀礼のシャーマン》 4 《タルモゴイフ》 4 《復活の声》 3 《漁る軟泥》 4 《長毛のソクター》 4 《ロクソドンの強打者》 -クリーチャー- |
4 《稲妻》 4 《流刑への道》 3 《ドムリ・ラーデ》 1 《遍歴の騎士、エルズペス》 -呪文- |
4 《石のような静寂》 3 《大爆発の魔道士》 2 《静寂の守り手、リンヴァーラ》 2 《忌むべき者のかがり火》 2 《倦怠の宝珠》 1 《流刑への道》 1 《炎の斬りつけ》 -サイドボード(15)- |
タフネス4を目いっぱい用意した上に《復活の声》《ロクソドンの強打者》《ドムリ・ラーデ》と、かなり明確に《稲妻》《ヴェールのリリアナ》をメタった感じのナヤビート。
モダンではなかなかお目にかかれない《長毛のソクター》がチャーミングだ。
使用者であるZen TakahashiはMTG MADNESSのライターであり、グランプリ・オークランド12で11位、グランプリ・シドニー13で4位と、ここ最近の南太平洋のトーナメントシーンでは毎回上位入賞しており、15歳という驚異的な若さと相まって、今後の活躍が期待できる有望株だ。
ニュージーランド在住時の知己であるという坂井秀兆(グランプリ・オークランド12で3位入賞、現在はレベル2ジャッジとして活動中)によれば、「マジックめっちゃ下手」で「日本語全然喋れない」かつ「高橋優太のファン」だそうだが、成績を見ればフロックでないことは一目瞭然だろう。
彼自身の調整録によると、元はグランプリ・デトロイト13でBrian Kiblerが使用したナヤに自分なりのチューン(主に《聖遺の騎士》→《長毛のソクター》)を加えたデッキで、黒緑ジャンク・白青赤コントロール・《出産の殻》の3つに勝てるデッキであり、サイドからは不利な親和対策にスロットを割いているそうだ。
彼のレポートには様々なデッキを試しては切っていった経緯が詳細に記してあり、上記のナヤのサイドインアウトまで用意されているので、英語が苦にならないならば一読の価値はある。
また、マナクリーチャーからの《ロクソドンの強打者》を《ドムリ・ラーデ》で格闘させるというのはスタンダードのナヤでも見られた動きで、ナヤ使いならばこのデッキもそれほど違和感なく使いこなせるだろう。
4.結果分析
さて。
ここまで見てきたところで、グランプリ・ブリスベン13時点でのモダン環境の輪郭がおぼろげながら見えてきた。
それは、黒緑ジャンク及び出産の殻の支配と、《欠片の双子》デッキや《風景の変容》デッキに代表されるような、青系コンボの不在である。
おそらく、黒緑ジャンクやジャンドが台頭した結果、あまりにも《思考囲い》と《コジレックの審問》からの《ヴェールのリリアナ》を連打されるため、コンボ使いたちが転身し、白青赤コントロールや《出産の殻》などのある程度フェアに戦うデッキや親和が増えていった、ということなのだろう。
その結果今回のグランプリでは、青系コンボに弱く本来はトーナメント途中で上位から姿を消すはずの赤緑トロンが、黒緑系や《出産の殻》などを踏んで幸運にも最後まで生き残ることに成功した、という図式が想像できる。
黒緑ジャンク/ジャンド、《出産の殻》、親和。
この3つがトップメタとして君臨する限り、モダンのメタゲームはそう簡単には動かないようにも思われる。
しかし、全員がそれを選ぶなら。
狙い澄ましたタイミングでの赤緑トロンや、メタゲームを読み切ったZen Takahashiのナヤのように、『メインは黒緑と《出産の殻》に強く、サイドは親和を多めにメタる』ことで、上位に食い込むことができる。そのこともまた、同時に証明されたグランプリだった。
さらに、他のトップ16入賞デッキを見ても、赤単バーンや白緑Hate-Bearsの存在など、黒緑ジャンクと出産の殻への包囲網は着実に狭まっていることが窺える。
いまだトップメタの支配は強力なれど、少しずつ攻略法が見えてきている。
そんな流れを感じさせるグランプリだった。
5.終わりに
いかがだっただろうか。
見てきたように、トップレベルのモダンのメタゲームは少し停滞気味といえる。
だが、草の根で遊ぶ分には割とどんなデッキを持っていっても戦えるので、めげずに色々と試してみてほしい。
スタンダードにおける黒単信心のように、もしかしたらそれが次のソリューションになるかもしれないのだから。
さて、次回は10月26~27日にベルギーで開催されるグランプリ・アントワープ13の結果を見ていこうと思う。
テーロス入りの新デッキが出ることに期待しつつ。
それでは、また次回。
ちなみに、またしてもステマタイムだが。
晴れる屋トーナメントセンターでは平日いずれも14時、17時、20時から、それぞれ4人以上で成立する3回戦のモダントーナメントを開催している。
また土日も基本的にモダンの大会が開かれているので、モダンに興味はあるけど近隣にモダンの大会がないという方は、是非一度高田馬場まで。
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