とある平日、ある殿堂プレイヤーからメールが届きました。
「週末箱根行かない？」
いきなり何を言い出すのか。一瞬大会でもあるのかと考えましたが、そんなわけはないので、きっと温泉にでも行きたいのだろうと思い
「OK」
と返しました。
そして週末。待ち合わせの場所に行くと、そこにはなかしゅー注1、かねぴー注2、せるぷー注3の姿が。そこに自分も加わった4人が、今回の箱根ツアーの参加者です。
目的は温泉に入るというだけのノープランの旅がスタート。
東京から箱根はかなり近く、途中のサービスエリアでジャンケンに負けたかねぴーの支払い（1600円）でタピオカドリンクを飲んだりしつつ2時間ぐらいで箱根に到着しました。
軽く夕飯を食べ、お酒やおつまみを買いにコンビニへ。ここはジャンケンに負けたせるぷーさんが快く支払ってくれました。（3700円）
そして旅館に来てまずやることといったらもちろん温泉！1時間ぐらいマジックトークしながら温泉を堪能。温泉はいいですね、心が安らぎます。
温泉から上がったあと何をするかといったらもちろんマジック……ではなく、いくつか持ってきたボードゲームで遊びました。
最初に遊んだのは【星の王子様】というボードゲームで、毎ターン、場に出ているタイルを順番にとっていき4×4の惑星を作るというかなりシンプルなものでした。タイルには星の王子様に登場するさまざまのものが描かれており、最終的にそれらが得点となり一番得点が多い人が勝つといった感じです。
パッと見はかなりカジュアルでライトなゲームなのですが、タイルをとった人が次に取る人を指名するという恐ろしいルールがあることによって実際はかなりヘビーなゲームでした。ゲーム後半にはなぜデザイナーはこんなルールにしたのだろうか？とかいう話をしていたぐらいです。
次に遊んだのは【スプラッシュ！】という木のブロックを積み上げていくゲームです。まず5種類×6個のブロックを順番にとっていき、それを自分の持ち駒として手番がくるごとに隣の人に１つを渡してブロックを積み上げてもらうというゲームです。そのブロックを渡した人が積めずに崩してしまったら得点が入るといった感じです。
これが単純ながら結構おもしろく、よいパーティーゲームだと思いました。何回かやったのですが、なかしゅーが下手でだいたいなかしゅーの上家の人が勝っていた気がします。
そして最後に遊んだのは【宝石の煌き】という最近かなり人気らしいゲーム。ルールを簡単に説明すると毎ターン、マナを3つ増やすか、持っているマナを使って土地を買うというゲーム。土地にもコストの軽いものから重いものまであり、重いものには得点がついている。
かなりのリソース管理ゲームで、ルールは簡単ながらゲームはかなり難しく、マジックプレイヤー向けのゲームという印象。3回ほどプレイしましたが、かねぴーなんかは終始「よーわからん」って言いながらプレイしていました。
そんなこんなで久しぶりにボドゲで遊んでいたら1時を回っており、明日もあるからと就寝することに。ただ布団に入ってマジックトークをしていたら4時になっていたとかいないとか。
後編に続く
注1 日本人2人目の殿堂プレイヤー。旅好き。
注2 ウィザーズの人。【GPフィレンツェチャンプ】。よく【公式ニコ生】に出ている。
注3 千葉のMTGプレイヤー。【GPマニラチャンプ】。マンモス四天王が1人。
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Hareruya Pros所属。愛称は“ヤソ”。
類稀なデッキ構築センスを持つだけでなく、プレイングの速さと正確性も群を抜いており、あのMartin Juzaをして「blazing speed, never makes a mistake」と言わしめるほど。
2007年には現実世界で、そして2009年には電脳世界でPOY(年間最優秀選手)を受賞。両POYの受賞経験を持っている唯一無二のプレイヤーである。
