最後のごあいさつ、移籍について(らっしゅver.)

山本 賢太郎



既に御存知の方もいらっしゃるかと思いますが、この度、やまけんはHareruya ProsからTeam Cygamesへと移籍することになりました。


※※Cygames社様ユニフォーム着用の山本さんの写真をここに入れたいです※※


【Cygames】というマジック業界ではない企業からのスポンサードを受けることで、マジック:ザ・ギャザリングをより多くの人々に知ってもらえるとともに、プロシーンの更なる発展に貢献できると思い、先方からのお誘いを受けることにしました。



遡ること2年前の2013年。

ひたすらマジック・オンラインだけに没頭していたある日、




「そうだ。プラチナになろう」




と突然思いたちました。その時点でのシーズンプロポイントは0

今となっては無謀としかいえない挑戦でしたが、【GP北九州2013】【PT『テーロス』】【GP京都2013】と連続でTop8に入賞し、最終的にはプラチナレベルに到達できました。

そして、晴れる屋から声をかけていただき、【Hareruya Prosの一員となりました。】




Hareruya Prosは、加入した当初はたったの3人と、プロチームというよりは個人の集まりでした。それが今では【8人のメンバーを揃える日本最大のプロチーム】にまで成長しています。

最近ではヤソ(八十岡 翔太)主導の練習部屋(晴れるーむ)が新設され、チームとしての練習活動が盛んになり、よりチームとしての総合力も増しています。これから先、どれほどの規模のチームにまで成長するかは、想像もつかないくらいです。



プロツアーで優勝する。

プロプレイヤーならば誰もが目指す頂です。しかし、日本人は2009年の【PTホノルル2009】で三田村 和弥が戴冠して以来、誰も達成していません(特殊な形式で行われる世界選手権を優勝した【彌永 淳也】【渡辺 雄也】は除く)。


この理由は、今の日本にはチームとしての力が足りていないからです。


近年のプロツアーは最新エキスパンションのプロモーションイベントとしての側面を強め、最新エキスパンション発売から2週間後に開催と、発売からとても短いスパンで行われます。このようなトーナメントで必要になってくるものは、個人で練り込む力だけではなく、チームとしての結束力にあります。



※画像は【マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト】より引用させていただきました。


膨大な量のプレイテスト。デッキごとのデータの整理。あらゆる意見の擦り合わせ。

個人でも時間さえあれば行える作業だとしても、昨今のプロツアーはその時間を与えてくれません。そのため、チームが一丸となって分担し、1つの最適解となるデッキを作るために邁進する必要があります。

そのチームとしての結束力が、これまでの日本には足りなかったのです。



しかし、Hareruya Prosは世界と戦えるチームとして本格始動しました。今後は世界を代表するプロチームとなり、プロツアー優勝者を生み出すのも、もはや夢物語ではありません。


やまけんはHareruya Prosを離れ、Team Cygamesへと移籍します。それでも日本人としてプロツアー優勝を目指すことには変わりありません。場所は違えど、目指す場所は一緒です。

Hareruya ProsTeam Cygames

2つのチームが手を取り合って、共に戦い、高め合う関係を築きたいと思っています。



Hareruya ProsとTeam Cygmaesで行われた【晴れるーむ合宿】


これまでHareruya Pros・山本 賢太郎を応援いただき、本当にありがとうございました。

今後のHareruya Prosの発展とともに、やまけんの新しい旅路も応援していただければ幸いです。


やまけん



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