7連戦の最後を、最高の成績で締めたい!
だけど今回は最初から、完全勝利することは諦めていた。
マジックの構築戦における「完全勝利」とはなんだろう?
全ゲーム全マッチ勝って優勝??
……目指しても良いけどたぶん1回やるのに人ひとりの人生まるっとかかるし、非合理的な調整期間やデッキになりやすい。
ベストな75枚の選択、ベストなプレイが出来た上での優勝??
……うん、やっぱりそれか。
ただ、7連戦2週目の【プロツアー】以降、スタンダードは全然やってなかったし、スケジュール上最大10時間程度しか練習出来ないのが分かっていたから、今回は「ベストな75枚、ベストなプレイ」は最初から諦めていた。
なので、「自分にとってのベストな75枚、ベストなプレイ」を目指すことにした。
まず最近また沢山マジックしてそうなモリカツ (森 勝洋) に連絡して調整途中のエスパーコンをシェアしてもらい使ってみるも、練習するのをこのデッキに限ったとしてベストな構成はともかく、ベストなプレイを習得するのは本番までに不可能に近いと感じた。
そして、それじゃあ【前週のブリュッセル】で優勝してデッキタイプ自体が意識されている中で優勝するのは厳しいと断念。
今回のイベント、事前の段階で明らかに自分は強者じゃない。
それならば弱者の兵法で戦うしかない。
経験値が高いデッキをメタに合わせて最適にチューンすることで、自分にとってベストな75枚を目指す。
経験値が高いデッキを使うことで、ベストなプレイを目指す。
この環境で一番経験値が高いのは【プロツアー】で使った赤黒ドラゴンだった。
調整時間10時間のうち、折り返しからの5時間は全部このデッキに捧げた。
スタンダードを直接やらないにしても、メタゲームを追っていた感じこのデッキの勝利期待値は高かった。
プレイ差でやりくりしにくいところがプレイヤー差が大きいGPというイベントに向いてないことだけが引っかかってたけど、もうそんなこと言ってる場合じゃない。
ってことで使ったデッキはスパイシーな進化を遂げた赤黒ドラゴン!
4 《山》 4 《沼》 4 《燻る湿地》 4 《血染めのぬかるみ》 4 《汚染された三角州》 4 《樹木茂る山麓》 -土地(24)- 4 《搭載歩行機械》 4 《血に染まりし勇者》 3 《鐘突きのズルゴ》 4 《炎跡のフェニックス》 4 《マラキールの解放者、ドラーナ》 4 《雷破の執政》 2 《嵐の憤怒、コラガン》 -クリーチャー(25)- |
4 《焙り焼き》 4 《自傷疵》 3 《残忍な切断》 -呪文(11)- |
4 《強迫》 4 《光輝の炎》 4 《忌呪の発動》 3 《前哨地の包囲》 -サイドボード(15)- |
メインに《自傷疵》《焙り焼き》4枚ずつの殺る気勢(笑)
メタゲームで特に意識を置いたのはもちろんアブザンアグロ。
前週のGPの結果、前日GPT見学、記事情勢、強いのにプレイが簡単なデッキという点などから、約半数のプレーヤーはアブザンアグロを使うだろうと予想し、それを信じた。
そして50%程度いるのなら、従来のよりも勝率をグンと上げたいと思った。
結果、3マッチに2マッチ取るデッキから、5マッチに4マッチは取るデッキに仕上げたつもりだった。
また、《自傷疵》は想定の範囲内の相手だと、もともと唯一メインの相性が悪いアタルカレッドに最悪なだけで、それ以外には最低限以上役立つ、意外と丸いカードと感じていた (赤黒ドラゴンミラーはおおむねないだろうと思っていた) 。
特に、必ず《龍王オジュタイ》が4枚入っているエスパーコンにも効果的なのは良い。
そして結果は……
11勝4敗 (2バイ) で97位。プロポイント2点と賞金少し獲得。
13戦中アブザンアグロに9回も当たり、結果は6-3。
アブザンアグロ同型を意識した《荒野の後継者》や《放浪する森林》入りが想像よりも少なく、《搭載歩行機械》や《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が入ったベーシックなタイプが多かった or 多く当たったのが厳しかった。
それと、次点で意識したエスパードラゴンに一度も当たれなかったのも。
あと1敗は赤黒タッチ白ドラゴン戦で、相手のほうがスピードがひとまわり遅く、カードパワーが高い構成なのでデッキ相性差で納得の圧敗でした。
てなわけでそれなりの結果でしたが、体調も崩さずに久々の7連戦を終えることができ、今年はもうGPがないので【グランプリマスターレース】1位で年を越すことが出来ます!
ハングリーさも大事ですが、今年はかなり駆け足だったのでひとまず年内は少しゆっくり休んだり、家族と楽しく過ごしたり、晴れる屋の仕事を頑張らせていただきます。
ブログについても、試合関係ないやつもできるだけ書きたいです☆
■ おまけ
自分の《自傷疵》+対戦相手の《地下墓地の選別者》
=「欠色」なので何も起きない!!!
今回この「知らんかったミス」以外、プレイに関しては完璧に思えただけに残念でした。
皆さん、カードの能力をしっかり確認して頑張っていきましょう♪←
トモハル
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