国内GPがあるでもなく、PPTQシーズンでもない。
にも関わらず集結した293名。
その数字だけでモダンというフォーマットが持つ懐の広さが垣間見える。
R6開始時の上位8卓。Top8が視野に入り始めるプレイヤーたちの選択はどのようなものになったのか。
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元来、モダン・フォーマットはアーキタイプが分散しやすい傾向にある。
それはモダンにおけるデッキ構築の許容度が広いゆえなのだが、今回はそれが顕著に表れている。
唯一、2名以上の使用者を擁するトリコトラフトについては、高性能フィニッシャー《聖トラフトの霊》の安定感こそが好成績の秘訣だろうか。
モダンでは上位デッキの常連とも言えるアーキタイプであり、今大会でもそのポテンシャルを発揮している。
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一方で、コンボと分類できるものはスケープシフト、《精力の護符》、《欠片の双子》の3点となっており、心もちコンボデッキは少ないように見受けられる。
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全体的な分布傾向としては中速のフェアデッキが大勢を占める結果となった。
個性が光るデッキも散見される。
「黒単デーモン」、「青単追加ターン」はその響きだけでも興味を惹かれる。
黒はデーモン、青は追加ターンと言わんばかりに、その色のテーマを体現しようとしている構築には賛辞を送りたい。
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ここからTop8に名を連ねるのはどのデッキになるか。結果に期待が膨らむ。
この記事内で掲載されたカード
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