齋藤友晴のGPオークランド2016レポート

齋藤 友晴


(スマートフォンの方は【こちら】)


ども、トモハルです。

みなさま今年もよろしくお願いします!


昨年末、高齢ではありましたが大好きな祖母が亡くなり、バタバタしつつも改めて生と向き合ったりしていました。

結論はいつも通り、


悔いのないように人生を楽しむ、そのために頑張る。


それだけでしたが、もっとギアを上げれる気がしています。

あと近況としては、息子がだいぶ成長してプレイ用カードに危機感を感じています。仕事部屋に鍵を付けるのも時間の問題かも^^;




そんななか、プレリの前の週にアメリカはオークランドでBFZまでの環境最後の【スタンダードGP】がありました。

オークランドは、サンフランシスコまで飛んだ後、車で40分ぐらいのとこで比較的楽な移動。

デッキの準備としては、あまり時間が取れないなか、経験値が高い「赤黒ドラゴンアグロ」を3パターンぐらい試しましたが、どれも駄目


はじける破滅


《はじける破滅》が流行り過ぎているのが、主な厳しい理由でした。

今回は諦めて自分も使う側に回ることに。

環境の本命と言われるデッキを使うのは久しぶりでした。




「ダークジェスカイ」

2 《山》
1 《島》
1 《平地》
1 《沼》
2 《大草原の川》
2 《燻る湿地》
1 《窪み渓谷》
4 《血染めのぬかるみ》
4 《汚染された三角州》
3 《溢れかえる岸辺》
3 《神秘の僧院》
2 《乱脈な気孔》

-土地(26)-


4 《魂火の大導師》
4 《ヴリンの神童、ジェイス》
4 《僧院の導師》

-クリーチャー(12)-
4 《焦熱の衝動》
3 《強迫》
3 《焙り焼き》
4 《はじける破滅》
4 《苦い真理》
1 《残忍な切断》
3 《宝船の巡航》

-呪文(22)-
3 《否認》
3 《光輝の炎》
2 《払拭》
2 《ピア・ナラーとキラン・ナラー》
2 《影響力の行使》
1 《焙り焼き》
1 《コラガンの命令》
1 《残忍な切断》

-サイドボード(15)-
hareruya




「赤黒ドラゴン」を諦めてから参加当日まで、環境の本命と言われていた「ダークジェスカイ」を回して、自分なりに考えていじった結果がこれ。


《僧院の導師》4枚

どのリストを見ても3枚だった《僧院の導師》を最終的に4枚に。

有利な「アブザンアグロ」に負けるパターンは、相手の《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が生き残ってしまうパターンだったので、戦場のダメージ源を増やしたかった。あと、苦手な「4色《先祖の結集》」や「エルドラージランプ」に強くしたかったため。


僧院の導師ゼンディカーの同盟者、ギデオン先祖の結集



■ ドローソースをメイン7枚

「ダークジェスカイ」、「マルドゥ」、「エスパードラゴン」、「アブザンアグロ」などに強く、上記した《僧院の導師》4枚とも噛み合ってデッキパワーが高まる

また、二流の除去を減らす代わりに一流の除去を引きやすくもなる。弱いカードの枠をドローソースに変えることで、強いカードばかり引ける。


苦い真理宝船の巡航



■ サイドに《ピア・ナラーとキラン・ナラー》2枚

単体除去ばかりの「ダークジェスカイ」や「マルドゥ」戦で超有効。「アタルカレッド」相手も良い。

ピア・ナラーとキラン・ナラー



旧環境につき詳細な対戦結果は割愛。


9勝5敗1分で227位。賞金&プロポイントなしで終了。



※画像は【Magic: the Gathering 英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。


4-0で迎えた5回戦目、パウロ・ヴィター・ダモ・ダ・ロサ/Paulo Vitor Damo da Rosa(よく当たる^^;)の「エスパードラゴン」相手にミスって引き分けたのが厳しかった。

そりゃあ引き分けラインだと有利な「アブザンアグロ」にあんまり当たれませんよね^^;


また、「ダークジェスカイ」はかなり意識されていて、自身がサイドに入れた《ピア・ナラーとキラン・ナラー》のようなトークン横並べ系のカードの使用率が増えていました。


1番きつかったのは「白抜きダークジェスカイ」と言えるような「グリクシスコントロール」で、こちらとは除去とドローソースがほぼ同じ枚数かつ、こちらの白いクリーチャーの枠が《搭載歩行機械》4、《ピア・ナラーとキラン・ナラー》3という厳しいつくり。

しかも、それらを《コラガンの命令》3で拾いまくってくる(笑)


苦い真理


あとは《苦い真理》強すぎ!


自分の《苦い真理》も活躍しすぎだし、負けた5戦中4戦《苦い真理》打ってくる相手。禁止になるかもと思うぐらい。


初日6勝2敗1分で【GPのルール変更】が無ければ初日落ちしてるスコアだし、厳しいGPでした。


久々に本命と思われたデッキで出た感想は

・意識されてるなかで勝つには、プレイ、デッキともに充分な準備が必要。

・意識に対する意識も必要。今回で言えば「4色《先祖の結集》」や「エルドラージランプ」は強く意識できたが、トークン戦略に対する意識をもっと上げられたら良かった。

・このスタンダードは環境がよくできすぎていて、同じデッキが勝ち続けにくい環境だった。「ダークジェスカイ」は負け組だった。

もしかしたら「赤黒ドラゴンアグロ」のほうが勝てたかもしれないけど、勉強になった。今後の糧にします。



※画像は【Magic: the Gathering 英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。


今回Raid Duke/リード デュークが優勝し、【グランプリマスターズレース】で抜かれて2位になってしまったけれど、今シーズンはまだまだこれから。

あとGP16回、PT3回出る予定。



抜き返します!



そのためにも、寂しいけど、GP名古屋をパスしてメキシコのGPに行きます。日本のプレイヤーのレベルが高いこと、メキシコのGPは定員が800人らしいことを踏まえての判断。


勝つために正しいプレイをするのと同じで、目標に対して正しい手段を選ぶ。


現段階で自分よりもマジック強そうなやつは何人もいるけど、自分の武器である立ち回り力で堂々勝負。


って言っても、相変わらずまだ2バイしかないのきついけど(笑)


次のPTは、PT本戦を勝ちたい以上に、すぐ3バイになるために本気です!!


トモハル

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