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ここまで8回のドラフトの結果を掲載したが、それをよく見ればわかる通り、今回の合宿は「勝ち組」と「負け組」とが明確に分かれることとなった。
そしてその「勝ち組」にあたるのが。
高橋 優太と八十岡 翔太。その2人が、4th、7thに続いて9thドラフトでも、どちらも2-0して決勝戦まで勝ち上がったのだ。
しかも奇遇にもともに青黒欠色をドラフトしている上に、ここまでの総合勝率も同じ。いわば「格付けマッチ」となっているのだ。
プロツアーでの活躍の行く末を占い上でも、負けられない戦い。勝つのはどちらか。
Game 1
後手の高橋が《水底の潜入者》、《空の探索者》とクリーチャーを並べるが、八十岡は淡々と土地を並べるだけで動きがない。
高橋が《カラストリアの夜警》をプレイしたところで、ようやく《鞭打つ触手》と《タールの罠》の合わせ技で《水底の潜入者》と《空の探索者》を処理しにいく。
だが、《カラストリアの夜警》は生き残った上に《ハヤバイ》を追加されてしまうと、八十岡も《コジレックの先駆者》を出さざるをえず、しかもこれを《忘却の一撃》されて大打撃を食らってしまう。
高橋 優太 |
それでも《カラストリアの夜警》を《掃き飛ばし》しつつ、まだ再生のできない《ハヤバイ》に対するブロッカーを並べて耐えにいくが、この局面で高橋のトップは《殺戮ドローン》。八十岡のブロッカーが、削れていく。
ほどなくして《カラストリアの夜警》《目潰しドローン》と展開した高橋が八十岡の《思考刈り》を2枚目の《忘却の一撃》で処理すると、「強すぎでしょw」という声を漏らして八十岡はカードを畳んだ。
高橋 1-0 八十岡
Game 2
ダブルマリガンの高橋だが、《目潰しドローン》からの《威圧ドローン》、さらに《ハヤバイ》と好スタートを切る。
しかし返しで八十岡がプレイしたのは《終末の目撃》!
2枚きりしかない手札から1本目で高橋を勝利に導いた《忘却の一撃》がこぼれ落ちる。
そして満を持して《コジレックの先駆者》が登場。これは《目潰しドローン》で受けている高橋だが、《風乗りの巡回兵》を追加されると、こちらをタップし続けるしかない。
それでも《思考刈り》をプレイされた返しでどうにか《戦慄の汚染者》を降臨させた高橋だったが、代わりに《目潰しドローン》のためのマナを捻出できなくなると、航空戦力による大ダメージを受けて実質詰みの状況に追い込まれてしまい、次のドローを見てすぐさま投了するのだった。
高橋 1-1 八十岡
Game 3
先手の高橋が《空の探索者》から《目潰しドローン》へとつなげると、八十岡がプレイしたのは《マラキールの解放者、ドラーナ》!
一応《目潰しドローン》で受け手はあるものの、八十岡はさらに《水底の潜入者》《思考刈り》と展開していく。
飛行とブロック不可によるクロックが厳しい高橋だが、それでも《マラキールの解放者、ドラーナ》を一旦《掃き飛ばし》で手札に返した後、一息ついたところで《歪みの預言者》のドローから何とか《深水潜み》につなげる。
しかし八十岡は《竜巻の種父》《マラキールの解放者、ドラーナ》をプレイして淡々と航空戦力を追加していく。
こうなると除去スペルが喉から手が出るほど欲しい高橋。《深水潜み》をダブルブロックに差し出してまでの攻撃でカードを引きにいくが、引くのは地上のクリーチャーばかり。
八十岡 翔太 |
何とか《目潰しドローン》で八十岡のクロックを押さえつつ2枚目の《目潰しドローン》と《カラストリアの夜警》を追加して除去スペルを引くまでの暇を稼ごうとする高橋だったが。
八十岡の飛行フルアタックからの《異常な忍耐》で、ライフをぴったり削りきられてしまった。
高橋 1-2 八十岡
八十岡 翔太、3度目の3-0達成!