The Last Sun 2013予選@晴れる屋スタンダード杯の様子をレポート第3弾!!

晴れる屋メディアチーム

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By Atsushi Ito

 12月に入り、いよいよ『The Last Sun2013』本戦が迫ってきた。

 さらにグランプリ・静岡14も控えた今、プレイヤーたちのスタンダード熱は最高潮に達している。

 その証拠に。

 この日晴れる屋トーナメントセンターに集った『The Last Sun2013』予選スタンダード杯の参加者、実に91名

 上位16名もの人数に『The Last Sun2013』本戦の参加権利が与えられるとはいっても、決して油断はできない数字だ。

 いくつもの強力なアーキタイプが鎬を削る、この難解なスタンダードで。

 最後まで勝ち残るのは、果たしてどんなデッキか。

1.メタゲームブレークダウン
2.Round4カバレージ
3.Round7カバレージ(?)
4.優勝者インタビュー
5.The Last Sun2013予選@晴れる屋スタンダード杯 トップ16
6.トップ16デッキリスト
7.今後の予選スケジュール






1.メタゲームブレークダウン






 グランプリ・アルバカーキ13でのOwen Turtenwaldの圧倒的なパフォーマンスを受け、前回の予選では最多だった青信心の数を、ついに黒信心の数が上回った。

 また、黒信心の隆盛を受けて赤単系のデッキもトップメタに上がってきている。

 さらに、MOCS Season11の優勝デッキであるバーンにも注目だ。

 このメタゲームが、グランプリ・静岡14、そして『The Last Sun2013』本戦ではどうなるか。

 一歩先の未来を予測し、他のプレイヤーを出し抜くための参考にして欲しい。


2.Round4カバレージ

Round 4: 浦瀬 亮佑(千葉) vs. 大島 岳(千葉)

 3戦全勝と、まずは順調なスタートを切ったのは浦瀬と大島。

 だが、ここが全7回戦の折り返し地点。まだまだ油断はできない。

浦瀬 「平日大会でよくこの席には座ってますけど、カバレージがあると何だか新鮮ですね」

大島 「これ、あとで見られるんですか?へぇ~。それに広くて良いですね」

 と和やかな応酬が挟まれるが、シャッフルする際の眼光は互いに真剣そのもの。

 栄光の4-0へと歩みを進めるのは、はたしてどちらか。

 浦瀬のデッキはドランカラーのジャンク、対して大島は独創的なカードチョイスが光る赤単信心ビートダウンのようだ。

Game 1

 先手は浦瀬。《ラクドスの哄笑者》スタートの大島に対して2マナを構えると、飛び込んできた《軍勢の忠節者》《セレズニアの魔除け》で討ち取る。さらに《森の女人像》《漁る軟泥》と展開、守りを固める。

 大島も続けて《ボロスの反攻者》を送り出すが、これも即座に《突然の衰微》で処理。一見盤石に見える盤面を作り上げた浦瀬、満を持して《漁る軟泥》を4/4に育てあげ、大島に殴りかかる。

 だが。

 ここで大島の6マナ目、《ミジウムの迫撃砲》『超過』が全てを薙ぎ払う!




 フラッド気味だったこともあって一瞬にしてすべてのリソースを失った浦瀬に対し、大島が一気呵成に《チャンドラのフェニックス》と追加の《ラクドスの哄笑者》で攻め立てる。

 それでも浦瀬、ようやく引き込んだ《太陽の勇者、エルズペス》で盤面をイーブンに戻す。大丈夫、ライフは12点もある……

 と、思ったのも束の間。

 返すターンに大島の《チャンドラのフェニックス》《ドラゴンのマントル》をまとうと、既に置いてあった《ニクスの祭殿、ニクソス》起動X=5から、《ニクスの祭殿、ニクソス》2枚目をセット&起動!!

 火吐き竜となった《チャンドラのフェニックス》の急角度からの13点アタック(!)により、浦瀬は一瞬にして灰になった。

浦瀬 0-1 大島

大島 「知らないデッキでサイドがよくわからないなー……」

浦瀬 「まあローグデッキなんで……w」

Game 2

 先手で《軍勢の忠節者》スタートの大島に対し《森の女人像》で守りを固める浦瀬。これに対し大島も《炎樹族の使者》《火拳の打撃者》と並べるが、『呪禁』が強い。

 一方序盤をしのいだ浦瀬、《チャンドラのフェニックス》《突然の衰微》で打ち落とし、《ケンタウルスの癒し手》を送り出す。さらに2枚目の《突然の衰微》《火拳の打撃者》を処理すると、ついに《ヴィズコーパの血男爵》を着地させる。

浦瀬 「まあ《ミジウムの迫撃砲》されるんだろうけど……」

 ところが、土地が詰まっているにも関わらず《ミジウムの迫撃砲》を引けていない大島は苦悶の表情を浮かべるしかない。これ幸いとばかりに『絆魂』でライフ差をつけながら殴りだす浦瀬。

 と、ここで4枚目の土地をトップした大島、《モーギスの狂信者》をプレイする……が、これは能力誘発にスタックで《英雄の破滅》《ヴィズコーパの血男爵》が、止まらない。

 それでも大島、《ニクスの祭殿、ニクソス》をトップすると、8マナから《燃え立つ大地》《モーギスの狂信者》と畳みかける!

 『信心』で一撃8点を受けた浦瀬、ライフは11。対する大島も12で、際どい盤面だ。




 だが浦瀬、意に介さず《ヴィズコーパの血男爵》《ケンタウルスの癒し手》で2体アタック。《モーギスの狂信者》にブロックされるや、《ゴルガリの魔除け》の『再生』でかわし、さらに《復活の声》を追加する。

 大島も2枚目の《燃え立つ大地》《灰の盲信者》を追加するが、ここにきてお互いのハンドはゼロ。すなわち、ゲームの行方はトップデッキに委ねられた。

 浦瀬は《復活の声》《ボロスの反攻者》に討ち取らせ、エレメンタル・トークンを生成。対する大島のトップは《炎樹族の使者》。そのまま出すしかない。

 返す浦瀬のターン。

 カードを引くやいなや《ケンタウルスの癒し手》《ヴィズコーパの血男爵》にエレメンタルトークンで3体アタック!

 大島の決死のブロックも、やはりというべきか引き込んでいた2枚目の《ゴルガリの魔除け》でかわすと、一気に大島の防波堤が決壊。

 決着は3ゲーム目に持ち越された。

浦瀬 1-1 大島

大島 《ケンタウルスの癒し手》に加えて《ヴィズコーパの血男爵》もいるのはきついなぁ……」

浦瀬  「今日4戦連続で赤絡みのデッキと当たってるんですけど……」

Game 3

 1ターン目の動きがない大島。《灰の盲信者》で攻め立てるが、即座に《森の女人像》が立ちはだかる。

 だがここで大島、《炎樹族の使者》プレイ、セット《ニクスの祭殿、ニクソス》から、なんと3ターン目《燃え立つ大地》をプレイ!!

 たまらず浦瀬、《ゴルガリの魔除け》でこれを割ってから2体目の《森の女人像》を展開する。

 しかし大島、なおも《チャンドラのフェニックス》に加えて《ドラゴンの雛》(!?)と勢いよく展開。怪しいカードチョイスのようでいて、《ニクスの祭殿、ニクソス》とのコンボは爆発力抜群だ。

 さらに続くターンに手札を使い切りながらの《モーギスの狂信者》で8点を入れた大島。余ったマナを《ドラゴンの雛》に注ぎ込み、赤1マナを残してぴったり4点パンプ!

 《セレズニアの魔除け》を抱えたまま、浦瀬は憤死した。

浦瀬 「あと1パンプしてくれれば……」

大島 《ドラゴンの雛》が大活躍でしたw」

浦瀬 1-2 大島



3.Round7カバレージ(?)

Round 7: 鵜澤 雄一(千葉) vs. 金丸 敦紀(埼玉)

 6-0の鵜澤と5-1の金丸。

 ここまでで唯一の全勝のため、負けても何ら懐が痛まない鵜澤に対し。

 金丸はそうではない。

 確かに、勝てばより多くの賞品は手に入るかもしれない。

 だが、何よりもまず『The Last Sun2013』本戦の参加権利が欲しい。

 ここでガチったとして、仮に負けてもトップ16に入れるのか。

 ペアリングを見た感じでは一応問題なさそうだ。

 しかし万が一ということもある……

 もし権利を逃せば、次の機会が訪れるか怪しい。

 悩みに悩みぬいた結果……




 金丸は。

 IDを選択したのであった。


4.優勝者インタビュー

--「まずは優勝おめでとうございます」

鵜澤 「ありがとうございます」

--「デッキは赤単信心タッチ白とのことですが、なぜこのデッキを選択されたのでしょうか?」

鵜澤 「このアーキタイプはLMCC2013からずっと使ってるんですよね。それで、今のメタゲームでは一番強いデッキだと思っているので、このデッキを選択しました。千葉の松戸勢でシェアしてるんですよね」

--「トップメタである黒単信心や青単信心より強いんですか?」

鵜澤 「黒単や青単も強いですが、まず黒単はミラーが《思考囲い》ゲー《群れネズミ》ゲーすぎてプレイングがあまり関係ないのが難点です。それに比べて青単のミラーはまだマシですが、そもそもカードパワーが低いカードがデッキに大量に入っているのが気になりますね」

--「なるほど。対して赤単信心タッチ白はそういった欠点がない、と」

鵜澤 「赤単信心タッチ白は個々のカードパワーは申し分なく、かつコンボがハマったときの爆発力もあるので、非常に強いデッキだと思います」

--「赤単というと《波使い》があるせいで青単信心との相性が絶望という印象があるんですが、その点はどうなんでしょう?」

鵜澤 「メインは勝てないですね。サイド次第というところです」





--「今日はどんな感じの当たりだったんでしょうか?」

鵜澤 「えーと……あまり覚えてないですね。毎回大体20分くらいでマッチが終わっちゃって、ひたすら『ONE PIECE』を読んでた記憶があります」

--「そこをなんとか!」

鵜澤 「……身内のミラーを踏んで、それから青白コンと黒単、トリコ、赤単と……最後にIDで……うーん、あとは思い出せないですね」

--「ありがとうございました」


鵜澤 雄一 「赤単信心タッチ白」
The Last Sun2013予選@晴れる屋スタンダード杯6-0-1 (1位)

-土地(0)-


-クリーチャー(0)-
-呪文(0)- -サイドボード(0)-
hareruya


--「あれ、ということは……」

鵜澤 グランプリ・静岡14を見据えてるんで、申し訳ないけどリストは非公開ですw」

 残念ながら鵜澤の勝利の秘訣に迫ることは出来なかったが、どうやらLMCC2013を制した実力は確かなようだ。鵜澤の今後の活躍に期待しよう。



5.The Last Sun2013予選@晴れる屋スタンダード杯 トップ16






1.Uzawa Yuichi
2.Ooshima Gaku
3.Yamamoto Kouhei
4.Igawa Takaharu
5.Kageyama Hiroki
6.Nishidome Keitarou
7.Kanamaru Atsunori
8.Taya Kentaro
9.Yokoya Hajime
10.Matsumoto Yuki
11.Onoda Hikaru
12.Sasaki Masaya
13.Sato Rei
14.Natsume Takuya
15.Kaizu Hareta
16.Ou Kaitou


 以上16名の方々、権利獲得おめでとうございます!『The Last Sun2013』本戦も頑張ってください!!


6.トップ16デッキリスト


 栄えある予選通過者たちのデッキリストは【こちら】



7.今後の予選スケジュール

 本戦まで1か月を切り、いよいよ予選も残り少なくなってまいりました!
 皆さん、奮ってご参加ください!


『The Last Sun 2013』予選大会のスケジュールは【こちら】