金川俊哉のGPヒューストン2016レポート

金川 俊哉


(スマートフォンの方は【こちら】)


どもども。

【はま屋】のはまさんこと金川です。

当初参加予定ではなかったのですが、急遽アメリカで行われた【グランプリ・ヒューストン2016】に参加することになり、飛び入り気味に参加してきました。








そこで使ったデッキの説明や簡単なレポートを書きましたので、ご覧ください。



■ 今回使ったデッキの説明


急遽の参加だったことや、それまでスタンダードを全然触っていなかったこともあり、あまり環境理解ができていなかったのですが、直前にMagic Online (以下MO) でいくつかのデッキを練習した中で一番感触がよかった赤緑トークンを使用しました。



金川 俊哉「赤緑トークン」
グランプリ・ヒューストン2016

6 《山》
3 《森》
2 《燃えがらの林間地》
4 《血染めのぬかるみ》
4 《吹きさらしの荒野》
4 《樹木茂る山麓》

-土地(23)-

4 《僧院の速槍》
2 《鐘突きのズルゴ》
4 《マキンディの滑り駆け》
2 《ケラル砦の修道院長》
4 《飛行機械技師》
4 《ピア・ナラーとキラン・ナラー》

-クリーチャー(20)-
2 《多勢》
4 《ドラゴンの餌》
4 《アタルカの命令》
3 《焙り焼き》
4 《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》

-呪文(17)-
3 《雷破の執政》
2 《嵐の憤怒、コラガン》
2 《引き裂く流弾》
2 《コジレックの帰還》
1 《焙り焼き》
1 《沸き立つ大地》
1 《残忍な切断》
1 《強大化》
1 《前哨地の包囲》
1 《燻る湿地》

-サイドボード(15)-
hareruya







基本的には各種トークンを並べて、《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》《アタルカの命令》で全体強化して殴ります。


ゼンディカーの代弁者、ニッサアタルカの命令


特に《ゼンディカーの代弁者、ニッサ》は、《飛行機械技師》《ピア・ナラーとキラン・ナラー》などの複数パーマネントが出るカードとの相性が非常に良く、当初2枚ぐらいの採用でしたが、最終的に4枚まで増やすことにしました。

横並びの展開を咎めるカードがメインだと打たれづらいため、メインボードの勝率が非常に高いデッキです。

一般的にこの手のデッキに必ず入っている《軍族童の突発》は、同型やラリー、カンパニーなどの地上が通りにくいデッキを意識して、全て《飛行機械技師》にしています。《飛行機械技師》を採用することで、《ピア・ナラーとキラン・ナラー》をより強く使えるのもポイントです。


飛行機械技師ピア・ナラーとキラン・ナラー


サイド後は全体除去を相手が採用してくることを見越し、《雷破の執政》《嵐の憤怒、コラガン》などの全体除去で死にづらいタフネス4以上の飛行クリーチャーを入れることで軸をずらして戦います。


雷破の執政嵐の憤怒、コラガン



■ 本戦の結果 簡易レポート



ラウンド 対戦デッキ 勝敗
Round 1BYE
Round 2BYE
Round 34色ラリー ×〇×
Round 4ジャンド 〇×〇
Round 5ジャンドランプ 〇〇
Round 6青赤果敢 ××
Round 74色ラリー 〇×〇
Round 8マルドゥ 〇〇
Round 9マルドゥ 〇〇


ラウンド 対戦デッキ 勝敗
Round 10青単エルドラージ 〇××
Round 11バントカンパニー
(相手の《集合した中隊》が毎回スカ!)
 〇×〇
Round 12アブザンブルー 〇×〇
Round 13アタルカレッド ×〇×
Round 14バントカンパニー 〇××
Round 15バントカンパニー ××



結果9-6で非常に残念な結果 (プロポイント・賞金なし) となりました……。



■ なぜ勝てなかったのか


敗因の一端は、【4色ラリー】を含めたカンパニー系のデッキに負けに負けたことです。勝てた試合も《集合した中隊》がすかったり、相手のミスに助けられてで基本的には非常に厳しいマッチアップでした。


集合した中隊


直前の練習をMOで行ってたことも影響して、ここまで相性が悪いことに気づいていませんでした。 (MOでは《ヴリンの神童、ジェイス》が非常に高いこともあり、使用者数がリアルより少ないのです)

もちろん流行のデッキなので、対策として《飛行機械技師》《ピア・ナラーとキラン・ナラー》を4枚ずつ採用したのですが、サイドを含めたトータルでの相性差を覆すまでにはいたりませんでした。

《反射魔道士》を始めとしたタフネス3が多く、地上での攻撃が通りづらいため、飛行で押すプランを採るのですが、特に《集合した中隊》が非常に強く、手数の面でも圧倒され盤面をひっくり返すのが難しいマッチアップでした。



■ 変えるならココ!


《鐘突きのズルゴ》×2、《ケラル砦の修道院長》×2 →《鎌豹》×4

こちらのメインアタッカーが「飛行機械トークン」なのに対し、向こうは普通にパワー3の各種生物で攻めてくるので押し負けることが多かったです。《反射魔道士》《地下墓地の選別者》と、環境を代表するカードにタフネス3が多く、殴れない状態が生じがちだったので、フェッチを使うことでパワー3になることができる《鎌豹》にしたいと思います。


鎌豹


そのほかにはサイドボード後に《ティムールの激闘》《強大化》コンボを入れることで、カンパニー系のデッキへの一撃必殺手段を持てればなと。


ティムールの激闘強大化



■ 今回のやらかしたミス


青赤果敢デッキ相手の1本目にライフがまだ残っているのに勘違いして投了してしまい、動揺を隠しきれずに挑んだ2本目。

サイドから入れた《残忍な切断》を引いて「ハッ!」と気づいてしまいました……。


《燻る湿地》入れ忘れてる!!!


残忍な切断燻る湿地


メインボードに黒いカードはないため、黒マナが出る土地を入れてないのです……。

結果ハンド1枚分の差で負け。トホホ……。


はまさん



この記事内で掲載されたカード


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