皆様、こんにちはー!
先日、ついに発売された『イニストラードを覆う影』お楽しみでしょうか?僕は不気味なフレイバーが印象的だったエキスパンションが帰ってきて嬉しいです!ゾンビや狼男が相変わらず気持ち悪くて素敵ですね!
そこでまず前半は、この『イニストラードを覆う影』の中から個人的に注目しているカードをピックアップして紹介したいと思います。
後半では全カードプールの中から統率者戦で持っていると便利なカードと個人的に猛プッシュしているカードも紹介しますよ!
■ 『イニストラードを覆う影』注目カード
● 《不屈の追跡者》
フェッチランドとの相性はもちろんのこと、《迷える探求者、梓》のようなマナを伸ばすことを目的とした統率者の息切れを防止してくれるので非常に期待できる1枚!
《不屈の追跡者》の「あなたが手掛かりを1つ生け贄に捧げるたび、不屈の追跡者の上に+1/+1カウンターを1個置く」誘発型能力は、「手掛かり」を生け贄に捧げる手段までは問いません。《電結の荒廃者》や《ゲスの玉座》の能力を使うのもおもしろいかもしれませんね。
《風景の変容》や《次元の誕生》のように一気に戦場に土地を置ける呪文と組み合わせて大量の手掛かりを出すとおもしろいことができそう!!
● 《来世の警告》
カードを3枚もサーチできれば勝ったも同然!?即死コンボパーツA・B+打ち消し呪文(または《沈黙》など)を持ってくるだけで勝ちは揺るぎないでしょう。コストも7マナと決して重くない数字なので活躍が期待できます。ただ、手札を全て捨てるデメリットも無視できないので、可能ならデメリットを逆に利用した構築ができると一線級のスペックを発揮するでしょう!
《腹黒い夢》をX=4で唱えて、一番上に《宝船の巡航》を積めば《来世の警告》と同じように望む3枚が手に入るので、こちらも小技として留意しておくと構築の際に役立つかも?
● 《突沸の器》
待望のマナ加速!《無情の碑出告》や《山賊の頭、伍堂》といった統率者をマナ加速から高速召喚するコンセプトのデッキでは喉から手が出るほど欲しかった1枚ではないでしょうか。
それだけではなく、エンチャントであることを活かして《補充》や《第二の日の出》を使ったチェインコンボに組み込めるのもいいですね!
● 《霊魂破》
そして、今回一番嬉しかった1枚はコレ!青赤大好きオジサン大歓喜!!序盤はシステムクリーチャーを焼きつつも、マナが伸びたら《時間のねじれ》のような追加ターン呪文をコピーできると考えただけでご飯が美味しく食べれそう!!
■ 持ってれば安心!?統率者戦御用達カード!!
ここからは統率者戦のデッキを作る際にあると便利なカードを紹介していきます!
● マナ・アーティファクト
どのデッキにも入るマナ加速手段としてデッキ構築の際には心強い味方になるアーティファクトですが、《Mana Crypt》だけが全てじゃない!
マナ加速は色マナをサポートしたいのか、単にマナを増やしたいのかとニーズがそれぞれありますが、対戦相手が沢山いれば出せない色はない!と期待できる《友なる石》は対戦相手の統率者の色が多ければ多いほど頼れるマナ加速。そして《彩色の灯籠》は確定で全色のマナが生み出せるだけではなく自分の土地にまで同じ恩恵を授けられるので、《Maze of Ith》や《ウギンの目》といったマナを生み出させない土地と組み合わせて使うと便利!
そして、マナの数を増やしたいのなら《厳かなモノリス》や《玄武岩のモノリス》がオススメ!この2つや《魔力の櫃》といった一時的にマナを増やせるアーティファクトは自動的にアンタップしてはくれないので、《通電式キー》のようなアンタップを助けるカードと併用するとストレスなく使えるのでオススメです!
● 《Jeweled Amulet》
そして塚本オススメのマナ・アーティファクトは《Jeweled Amulet》!《金属モックス》や《モックス・ダイアモンド》と違って追加の土地カードを必要とせず、《水蓮の花びら》と違って1回きりの効果ではないので0マナのアーティファクトとしては比較的使いやすく、早いターンに仕掛けたいようなデッキではよくお世話になっているカードです!
● チューター(教示者)系
《吸血の教示者》をはじめ特定のカードをサーチできる呪文は、1枚ずつしかカードをデッキに入れられない統率者戦においては欠かせないレベルの存在ですが、チューター系の亜種は沢山あるので、各色それぞれ覚えておくと構築の際には非常に捗ります!
《悪魔の意図》と《Altar of Bone》はどちらもコストとしてクリーチャーを1体生け贄に捧げなければいけませんが、前者は追加の《Demonic Tutor》として、後者は追加の《エラダムリーの呼び声》としてチューター系を水増ししたい際にはお呼びのかかるカードです。
● 《長期計画》
塚本オススメのチューターは《長期計画》!サーチしたカードは山札の3番目に置かれるため、何もしないでいるとお目当てのカードに辿り着くにはラグが発生しますが、《師範の占い独楽》や《渦まく知識》などを使えば一瞬でアクセスできるので、ちょっとの工夫で楽に運用できます。
それだけではなく、《大渦の放浪者》や《悟った達人、ナーセット》といった統率者を使う場合にはデッキの上のほうに積み込むということがプラスに働く場合もあるので、ぜひ持っておきたい1枚!!
● 土地
100枚デッキともなれば土地の枚数も多くなります。なるべくなら基本土地を入れるより役割のある土地を入れたくなるので、マナを生み出す以外の仕事もできる土地はなるべく覚えておきたいところ。
前述の《彩色の灯籠》にも共通しますが、マナを生み出さない土地からマナを出せるようになる役割が強い《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ》はテキストに(黒)が含まれていないのでどの色の統率者にしてもデッキに入れられます!
そして、単色デッキ・ユーザーの心強い味方である《地形形成装置》はデッキに基本土地を多く採用することに意味を持たせてくれるので、試しに統率者戦のデッキを作ってみようと思っている人にも試してもらいたい1枚!
● 《秘儀の灯台》
塚本オススメの土地は《秘儀の灯台》!対処しにくい呪禁持ちの統率者への対策カード!誰かひとりでもコントロールしていれば、協力プレイで呪禁クリーチャーを対処できる道がひらけるので《龍王オジュタイ》や《霧を歩むもの、ウリル》といった統率者が暴れているコミュニティではこの土地のもとに団結して対抗しましょう!
【呪禁嫌いの津村さん】も大喜び!!
■ 俺のパワー9
そしてここからは「俺のパワー9」と称して、さらに猛プッシュしてるカードを紹介!この9枚、もし皆さんが挙げるとしたら全く別の9枚になるでしょう。そう、この9枚は統率者戦で自分がどういうプレイヤーなのかという自己紹介なのです!
● 俺のパワー9 その1《ザルファーの魔道士、テフェリー》
コンボデッキを使うならこんなに頼もしい相棒はいない!無事戦場に着地できたのなら、あなたのターンに干渉できる人はいなくなるので気持ちよくコンボを決めて勝つことができるぞ!最高の友ですね!《落葉の道三》や《孤独の都》といった類似カードはあるものの、青いコンボを組む頻度と瞬速を持っている点、そして「待機」を潰せるといった強みも素晴らしいですね。《魂の洞窟》と組み合わせると凄い気持ちいい……!!
● 俺のパワー9 その2《からみつく鉄線》
序盤をやり過ごすのにこれほど最適なカードはない!「消散」という能力の性質上、待っていればそのうちなくなるという心理で対戦相手はこのカードにあまり除去を飛ばしてこないので、始動の遅いコンボデッキや序盤に脆いコントロールデッキに対しては非常に効果的な1枚。「増殖」を持つ呪文で足止めするターンを水増しするのも地味に効果があっていいですよ!
● 俺のパワー9 その3《締め付け》
フェッチランドとチューターが全て紙の束に!?そればかりではなく、みんな大好き追加ターン系の呪文までも無効化する影響力の強さで、統率者で遊ぶには無視できない存在になってきました。デッキ構築の際に自分で使うのはもちろん、このカードに触れるカードを最低限用意しておこうといつも意識しています。《締め付け》のコントローラーには効果が及ばないため、最高の回答は《エンチャント奪取》ですが、他のエンチャント先が少なそうな地域のメタによっては考慮してもいいかもしれませんね!
● 俺のパワー9 その4《時間の熟達》
統率者戦版の《Time Walk》!!「奇跡」コストの2マナで追加ターンを得たときに言語機能が壊れるくらい強すぎるうううううう!!!ってなるので説明不要だと思われますが、いくら軽いマナのアクションといえども《探検》くらいの役割しか果たさないときもあるので、突然「奇跡」したからといって喜んで脊髄で追加ターンを得ても大して何もなかったとならないよう注意してください!僕はよくします!!
● 俺のパワー9 その5《森の知恵》
統率者戦版の《Ancestral Recall》!!マナコストもカードタイプも違いますが、統率者戦の初期ライフ40点に対してのこの効果では数ターンもりもり3ドローしても平気なのと、ライブラリーの上を把握できることを加味すれば緑の強い《Ancestral Recall》といえるのではないでしょうか?ドロー操作がしにくい色でこういった効果のカードは貴重なので、ドローはできませんが《ミリーの悪知恵》もよく使われている印象がありますね。
● 俺のパワー9 その6《師範の占い独楽》
自分なりのパワー9を挙げるときにこのカードが9枚に入るプレイヤーは結構いるのではないかという1枚。デッキ全体に強烈なコンセプトを敷いているような構築でない限りは入れ得レベルの強さ。マナが無限に出るけど、勝ち手段がないという状況でもライブラリーの上からこのカード1枚でエンドカードを掘りあててしまうこともあるので、使えば使うほど欠かせないなとしみじみ思います。よく《相殺》も入れて気持ちよくなろうとして《相殺》だけ引いて凄い顔になっているのが僕です。
● 俺のパワー9 その7《ヨーグモスの意志》
墓地が全て手札になる!強い!!ストームを稼ぐにはもってこいの1枚ですが、手札を全てダンプして勝てなかったときの保険として使う用途としても強いカードです。ですが注意すべき点は、クリーチャーを起点としたコンボデッキで併用すると、キーとなるクリーチャーが除去されてしまったときに致命的にリカバリーが効かなくなるので、呪文を主体としたコンボデッキでの運用が安全かもしれませんね!
● 俺のパワー9 その8《Bazaar of Baghdad》
土地でありながらマナを生み出さずにドローを加速させる異質なカード。どの色でも使えるので、ドローに乏しい色のデッキがこのカードを使いドローを進め、ディスカードを上手くリソースに変換して活用しているイメージが強いですね。「スレッショルド」達成やリアニメイト、今では豊富な「探査」呪文など、3枚のディスカードをメリットにできる手段も多いのでぜひとも持っておきたい1枚!!
● 俺のパワー9 その9《自然の秩序》
これは自分の好みで使い倒したカードではなく、統率者戦人生で最も自分を倒した1枚として俺のパワー9に食い込んできたキラーカード。このカードから呼び出された《孔蹄のビヒモス》に何度轢き殺されたことか……。レガシーのエルフデッキのエンドカードとしてお馴染みですが、このように他のフォーマットでの強いデッキのギミックやコンボは統率者戦にも流用できるので、統率者戦初心者のプレイヤーは今まで自分が他のフォーマットで使ってきたデッキを思い出して構築のヒントにするのも一つの手段だと思います。
これが塚本のパワー9!!皆さんのパワー9と比べると全く違ったものになっているかもしれません。しかし!それが統率者戦のおもしろいところ!ここに上がった9枚は自分なりにうまく使える武器であり、自分の個性でもあるのです!ですので、もしあなたのまわりにこれから統率者戦を始める、または始めたばかりの人がいるのなら、自分なりのパワー9を教えてこのフォーマットに対する魅力と知恵を与えてあげると、統率者戦がもっと盛り上がって最高だと思います!
自分のパワー9がまだ全部埋まっていない人は、自分なりの9枚を決める長い長い統率者戦への旅に出るのもまた一つのマジック・ライフではないでしょうか?
ここで紹介したカードの他にも、晴れる屋さんのサイトの中に【統率者戦でのオススメカードを特集したページ】もあるので、そちらもぜひ参考にしてみてください!
それではまた次回!!
この記事内で掲載されたカード
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