■ サンプルリスト
3 《山》 3 《聖なる鋳造所》 2 《踏み鳴らされる地》 4 《血染めのぬかるみ》 4 《樹木茂る山麓》 2 《乾燥台地》 2 《銅線の地溝》 -土地 (20)- 4 《僧院の速槍》 4 《ゴブリンの先達》 4 《野生のナカティル》 1 《渋面の溶岩使い》 4 《大歓楽の幻霊》 -クリーチャー (17)- |
4 《溶岩の撃ち込み》 4 《稲妻》 4 《焼尽の猛火》 4 《アタルカの命令》 4 《ボロスの魔除け》 3 《裂け目の稲妻》 -呪文 (23)- |
4 《流刑への道》 3 《コーの火歩き》 3 《破壊的な享楽》 2 《頭蓋割り》 2 《稲妻のらせん》 1 《跳ね返す掌》 -サイドボード (15)- |
■ 基本的な動き
低マナ域のクリーチャーと豊富な火力呪文で相手を攻め立て、速やかに相手のライフを0にする典型的なビートダウンデッキです。長いマジックの歴史の中でもトップクラスの1マナ圏から始まる攻勢を止めるのは難しく、《稲妻》《流刑への道》のような軽量除去を持っていない相手はそのスピードの前に倒れることになるでしょう。
バーンは赤白2色がベースカラーとなります。モダンの赤を代表する速攻クリーチャー《僧院の速槍》と《ゴブリンの先達》、そして生きる《紅蓮光電の柱》である《大歓楽の幻霊》はほぼすべてのリストで4枚採用されています。
また、このサンプルリストのように緑が入っている場合は《野生のナカティル》も4枚採用されている場合がほとんどです。
火力呪文のラインナップはほとんどのリストで統一されています。1マナ3点の《稲妻》《溶岩の撃ち込み》《裂け目の稲妻》から始まり、クリーチャーデッキに対して最高効率の《焼尽の猛火》、数少ない2マナ4点火力である《ボロスの魔除け》など、古今東西の優秀な火力が詰め込まれています。
特筆すべきは『タルキール龍紀伝』から追加された《アタルカの命令》です。
「アタルカの命令は各対戦相手にそれぞれ3点のダメージを与える。」「このターン、あなたの対戦相手はライフを得られない。」という2モードだけでも《頭蓋割り》と同等の性能がある上、クリーチャーを複数体並べた状態で「ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+1/+1の修整を受けるとともに到達を得る。」モードを選べば、実質2マナで5~6点火力になります。
■ TIPS
◆ 得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ
感染やマーフォークなど、細いクリーチャーを主軸にしたデッキを得意としています。ジャンドやグリクシスコントロールのようなライフゲイン手段に乏しい中速デッキも、長引けば火力だけで勝てるので比較的有利に戦うことができます。トロンに至っては序盤がほぼノーガードなデッキなので一方的に蹂躙することができるでしょう。
一方、自分より展開速度・打点ともに勝る親和やドレッジ、《夜明けの宝冠》という最高のライフゲイン装置を持つ白緑オーラには相性が悪いです。また大量の軽量除去とライフゲインを搭載しているジェスカイコントロールも苦手としています。ソウルシスターズに至っては「ほぼ勝てない」レベルの相性差です。
ですがバーンは「1マナ+1マナ+1マナ」から始まるブン回りが非常に強く、特にメインボードの先手は他のアーキタイプと比べても圧倒的な勝率を誇ります。苦手とされる上記のデッキたち相手であっても、無理矢理火力で押し込み勝利をもぎとることは珍しくありません。
メインボードとは一転して、サイドボード後は様々なマッチで苦労することになります。ライフを押し込むだけの愚直なビートダウンなので、軽量除去とライフゲインさえあれば比較的簡単に対処できてしまうのです。
《台所の嫌がらせ屋》、《機を見た援軍》のようなライフゲインした上で盤面を止めてくるカードは非常に苦手ですし、《コーの火歩き》《神聖の力線》のようなキラーカードは《流刑への道》や《破壊的な享楽》をピンポイントで引いて対処しない限り、勝利を手にすることは難しいでしょう。
また、20点を削る上でクリーチャーが稼ぐ打点をある程度見込んでいる都合上、《紅蓮地獄》《神々の憤怒》《仕組まれた爆薬》のようなコストの軽い全体除去を食らうと、それだけでライフが削りきれなくなることもあります。
対戦相手のサイドボードの枚数に勝率が依存する部分もありますので、どれぐらい意識されているか、しっかりメタゲームを読みきって使うことでその強さを最大限活かすことができるでしょう。
◆ バリエーション
◆ 苦手なカード(代表例)
【「バーン」でデッキを検索】
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