2016年7月10日に開催されたワールド・マジック・カップ2016 東京予選のアーカイブ動画をお届けします。
■ ワールド・マジック・カップ2016 東京予選 カバレージ
■ 準々決勝 浅原 晃(UR Ascension) vs. 瀧村 和幸(Dredge)
Game2 14:38~
【BIG MAGIC ELDERS】・浅原と【BIG MAGIC所属プロ】・瀧村の同門対決となった準々決勝。
前週の【第7期モダン神挑戦者決定戦】でTop8に入賞した【岡田 尚也の青赤昇天】を75枚完コピしての参加となる浅原。そのデッキポテンシャルを十全に発揮し、自身もまたTop8に入賞した。
対する瀧村のドレッジもまた、昨今のモダンを賑わすデッキの一角である。ひとたび「発掘」が始まれば圧倒的な速度・物量をもって墓地から集結するクリーチャーの群れ。ただ除去しただけでは即座にリカバリーしてくる軍勢を前に、しかし古豪・浅原は冷静に対応する。
そう、墓地に送っては駄目なら手札に返してしまえばいい。青赤昇天に唯一存在するクリーチャーが、このマッチアップを決定付けた。
■ 準決勝 竹下 徹(Scapeshift) vs. 浅原 晃(UR Ascension)
Game2 11:52~
Game3 19:40~
《風景の変容》対《紅蓮術士の昇天》。かたや土地。かたや探索達成。条件こそ違えど、相手より早期に自身のデッキの「条件」を満たすことができるかどうか。それが焦点となる。
このマッチアップにおいて、竹下には圧倒的ともいえる優位があった。竹下の《風景の変容》、そのメインボードに積まれた《仕組まれた爆薬》が《紅蓮術士の昇天》に、そして《氷の中の存在》に突き刺さる。
サイドボードも含めて《風景の変容》に触れる確定カウンターが《白鳥の歌》1枚のみということもあり、このコンボ対決は竹下に軍配が下る結果となった。
■ 決勝 竹下 徹(Scapeshift) vs. 原根 健太(UR Ascension)
Game2 19:03~
準決勝同様のマッチアップ。ここでも勝負を決めたのは《仕組まれた爆薬》だった。
青赤昇天のキーカードである《紅蓮術士の昇天》《氷の中の存在》のマナコストはどちらも2。そう、青赤昇天にとって《仕組まれた爆薬》は極めて対処がしにくい天敵だった。
竹下はこの強力なアーティファクトで原根の戦略を封じこめ、有田 賢人に続く2人目の代表の座を勝ち取った。メインボードに《仕組まれた爆薬》を採用することで《風景の変容》デッキが苦手とする序盤の対処に対応する。モダンのメタゲームを、そして自身のデッキを分析した竹下の構築が見事、勝利に結びついたのだ。
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