速報!森 勝洋、Hareruya Prosに加入!!

晴れる屋メディアチーム

By Hiroshi Okubo


 ――プロマジックの歴史を語る上では、外せない人間がいる。

 【世界選手権05】優勝、【世界選手権06】チーム戦準優勝、グランプリ優勝回数は4回(内3回はチーム戦)にも上る世界でも指折りのトッププレイヤー。

 “帝王”とまで呼ばれた驚異の男が、彼だ。


 森 勝洋(東京)。


 そして驚くべきことに、そんな伝説のマジックプレイヤー・森 勝洋がこのたび【Hareruya Pros】へ加入することになった!

 彼は一体何者なのか? 今回のインタビューでは、その人物像とHareruya Pros加入の理由について迫る!



■ あなたは何者ですか?

――「マジックを始めたきっかけと、マジック人生で印象深かったことを教えてください。」

「アメリカのシカゴに留学したときにNBAカードにハマって、そのお店でMTGの『リバイズド』を3パック買って興味を持ちました。

帰国してポケモンカードをやっていてライブラリー破壊を組んだらすごく強くて対戦相手がいなくなったので、MTGを勧められてはじめました。

印象に残っていることは初めてのファイナルズ (The Finals99) で最終戦でトモハル (齋藤 友晴) にあたってIDしたこと。人生で初めてのIDでしたw」


――「【世界選手権05】での優勝をご経験なさっていますが、どのような要因がその戦績に繋がったと考えていますか?」


※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。

「大礒君 (大礒 正嗣)、森田君 (森田 雅彦)、コガモ (津村 健志)、浅原さん (浅原 晃)、鍛冶君 (鍛冶 友浩) といった強いプレイヤーが周りにいたことと、誰よりも練習していたことが勝因だと思います。

ドラフトはMOで1日4回を2か月やったので200回以上やりました。その甲斐あってドラフトは全て2-0での6-0をすることができました」


――「16回のグランプリベスト8進出経験がありますが、どういった方法でマジックを練習していらっしゃるのでしょうか?」

「構築はまず組んでみて一枚一枚入れ替える。サイドボードにすごく重点を置いていて最後の1枚を3日かけて選ぶこともあります。メインで不利な相手に相性が改善できるように選んでます」


――「交流のあるプレイヤー(コミュニティ)、尊敬しているプレイヤーなどについて教えてください。」

「コガモ、ヤソ (八十岡 翔太)、トモハル、チンネン (逢坂 有祐) がぱっと思い浮かびます。

プレイの丁寧さやルールに詳しいコガモはプロとして立派だと思います。また、トモハルの行動力とやる気、MTGへの情熱を見習いたいなといつも思います」



■ プレイヤーとしての人物像

――「得意としているフォーマットは何ですか?また、その理由も教えてください。」

リミテッドが得意です。世界の誰にも負けない自信をつけられるくらい練習しますし、プロツアーでも平均5-1くらいなので、構築をもっと頑張ってどんどん上位に入れたらいいと思ってます」


――「マジックをプレイするうえで心がけていることがあれば教えてください。」

「気持ちで負けないこと。勝ち負けよりも正しい選択の繰り返しをすることが一番目指すべきものです。

昔は対戦相手とガチのギスギスした戦いだと思っていましたし、悪い印象を与えることも多々ありました。今は対戦相手をリスペクトして、コガモのように紳士的な態度で戦いたいと思ってます」


――「これまでにプレイしたゲームの中でも最も印象深いものを教えてください。」


※画像は【MAGIC: THE GATHERING英語公式ウェブサイト】より引用させていただきました。

「世界選手権ベストエイトを決めた【予選ラウンド最終戦】。こちらはセプターチャント、相手はボロス。土地か火力をひかれたら負けってターンが2ターンあったので生きた心地がしませんでしたが奇跡的に逆転したことです。

最後まで諦めない大切さを勉強できた試合でした」


――「好きなカードやお気に入りのデッキはありますか?」

《精神の願望》デッキ (【参考: コガモメモリーズ】)。僕が組んだ中で一番強いデッキで、プロツアーで大礒君をベスト8に、コガモをベスト24に送り込むことができました」


精神の願望


――「前回のプロツアーではベストエイトをかけた最終戦、Andrea Mengucci選手と激闘の末引き分けのところを譲られたわけですがその時の心境をお聞かせください。」

「時間があれば僕は《ヴリンの神童、ジェイス》《龍王ドロモカ》を止めつつ奥義からの逆転が狙えたので盤面的には不利にみえて実はわからない試合だったんですよね。ですがこのまま共倒れよりはと思いチームのためにも身を引きました。

勝てばベスト8みたいな試合はほとんど負けた記憶がなくて、時間内に勝てなくてとても悔しかったです」



■ Hareruya Prosで描く青写真

――「Hareruya Pros加入のきっかけは何ですか?」

「僕は晴れる屋と同じ業種の勝てる屋をやっているのでいいのかな?と思ったのですが、Team Mintで一緒に練習したLee Thi Tian、トモハルと9月のGP京都のチーム戦に参加することが決まっていて、良い機会だと思ったので加入させていただくことに決めました」


――「Hareruya Prosとしてどのような活動をしていこうと考えていますか?」

「もしやらせて頂けるのならトーナメントの実況。戦略記事やトーナメントレポートなど。

【ニコ生】も細々と続けていることの一つなのでコガモみたいにお話があればやりたいです」


――「マジックプレイヤーとしての目標をお教えください。」

プロツアー優勝。トモハルと一緒に殿堂入りすること」





 歴戦の豪傑を迎え、さらなる進化を遂げるHareruya Pros。マジック界に新たな歴史を刻む森 勝洋のことを、ぜひ応援よろしくお願いします!






 また、Hareruya Prosでは個人スポンサーを募集しております! 日本国内でのさらなるマジック:ザ・ギャザリング拡充のため、何卒みなさまのご支援をよろしくお願い申し上げます。






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