■ サンプルリスト
3 《島》 2 《沼》 2 《湿った墓》 4 《汚染された三角州》 3 《溢れかえる岸辺》 1 《血染めのぬかるみ》 2 《闇滑りの岸》 3 《殻船着の島》 3 《幽霊街》 -土地 (23)- 4 《面晶体のカニ》 4 《ジェイスの幻》 3 《躁の書記官》 -クリーチャー (11)- |
4 《彼方の映像》 1 《暗黒破》 4 《不可思の一瞥》 3 《墓所への乱入》 3 《精神の葬送》 4 《書庫の罠》 4 《催眠の宝珠》 3 《罠の橋》 -呪文 (26)- |
3 《虚無の呪文爆弾》 3 《不敬な遺品》 2 《暗黒破》 2 《外科的摘出》 2 《残忍な切断》 2 《漂流》 1 《根絶》 -サイドボード (15)- |
■ 基本的な動き
マジック:ザ・ギャザリングの勝利手段、それはなにも、対戦相手のライフを0にするだけではありません。「ライブラリーからカードが引けなくなったとき、そのプレイヤーはゲームに敗北する」このルールに着目した戦略、それが「ライブラリー破壊」です。
《不可思の一瞥》《精神の葬送》《書庫の罠》といった各種スペルから、《面晶体のカニ》《躁の書記官》《催眠の宝珠》といった各種パーマネントも含め、ありとあらゆる手段で対戦相手のライブラリーを削ります。
《精神の葬送》は削る枚数が不確定ですが、めくれ次第では他のスペルに引けをとらない破壊力を持ちます。《躁の書記官》は0/3のサイズで小型クリーチャーの攻勢を受け止めつつ、「昂揚」を達成すれば安定した”クロック”を刻んでくれます。
《墓所への乱入》と《罠の橋》は対戦相手の攻勢からライフを守る重要な防御手段となります。
《彼方の映像》はこのデッキで唯一のアドバンテージ源となります。そのまま使えばただの1マナ1ドローですが、条件を満たせばかの《Ancestral Recall》と同等のスペックに。モダンで《Ancestral Recall》が撃てるとなれば破格です。条件である「いずれかの墓地に20枚以上のカードがある場合」はこのデッキであれば容易に達成できるでしょう。
「ライブラリー破壊」というデッキコンセプトから一つだけ外れていますが、《ジェイスの幻》はその打点の高さからサブプランとして高い信頼性を誇ります。5/5のブロッカーとしても頼もしく、重要なパーツのひとつです。
■ TIPS
◆ 得意なマッチアップ/苦手なマッチアップ
こちらのライブラリーを削る手段に対する干渉手段が乏しく、また、スピードが決して速くはないデッキである「赤緑トロン」や「スケープシフト」には有利に立ち回ることが可能です。両者ともに「ライブラリーを探す」アクションが多く、《書庫の罠》を撃ちやすいことも相性の良さを後押ししています。
特に「スケープシフト」はライブラリーに残る《山》の基本地形タイプを持つカードが何枚残っているかが重要になるため、それを削ることができるライブラリー破壊にとっては与しやすい相手です。
一方で、削ったライブラリーを修復される、もしくは墓地に落ちたカードを活用されるデッキは苦手としています。前者は《引き裂かれし永劫、エムラクール》を勝利手段に据えた「ナヒリジェスカイ」、後者は《恐血鬼》《ナルコメーバ》《秘蔵の縫合体》といったカードを擁する「発掘」が該当します。現在のモダンではどちらも一定以上の支持を受けるアーキタイプのため、何らかの対策を用意しましょう。
これらのデッキに対してはメインボードから搭載されている《墓所への乱入》を可能な限り構えながら動くことで、(《引き裂かれし永劫、エムラクール》の場合は、誘発型能力によって一度はクリーチャー以外のカードをライブラリーに戻されてしまいますが)対応することができます。サイドボードからは《外科的摘出》や《虚無の呪文爆弾》を追加することで苦手なデッキを乗り越えましょう。
◆ バリエーション
◆ 苦手なカード(代表例)
【「ライブラリー破壊」でデッキを検索】
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