第2期レガシー神挑戦者決定戦 トップ5カード

晴れる屋



By Kenji Tsumura


5位 終末/Terminus


終末


わずか1マナで全体除去を実現する「青白奇跡」の代名詞。《師範の占い独楽》《渦まく知識》との相性の良さは、あえて今さら語るまでもないでしょう。「青白奇跡」デッキは「第1期レガシー神決定戦」「エターナルフェスティバル2014」を制し、この大会でも見事に準優勝を収めましたが、それもこのカードがあってこそ。今後も各地で「奇跡」が巻き起こることに疑いの余地はありません。



4位 屍肉喰らい/Carrion Feeder


屍肉喰らい


予選ラウンドを7勝1分けという堂々のポールポジションで決勝ラウンドへと駒を進めたのが、坂本 博之(千葉)さんの操る「黒白ゾンビ」デッキでした。かつてこれほどまでに個性的なリストが、「神シリーズ」を勝ち上がったことは記憶にありません。屈託のない笑顔で「好きなカードを使えるのがレガシーの良いところ」だと仰っていた坂本さん。それを印象付ける見事なトップ4入賞でした。



3位 ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil


ヴェールのリリアナ


ある時は「青白奇跡」対策として。またある時は《タルモゴイフ》対策として。コントロールデッキからクリーチャーデッキまで幅広く対処できるその汎用性は、歴代でも最強の「プレインズウォーカー」ではないかと噂されるほどです。
《宝船の巡航》の登場により《ヴェールのリリアナ》と「ジャンド」デッキの行末を心配されることもありましたが、今大会の結果を見るに、どうやらそれは杞憂だったようです。高鳥さんが決勝戦で披露したように、「青白奇跡」デッキ対策のカードとしても、今後ますますの活躍が期待されます。




2位 全知/Omniscience


全知


誰もが一度は憧れるであろう夢のようなカードが《全知》。松本 悠希(東京)さんが選んだデッキは、そんな《全知》を4枚搭載した「オムニテル」デッキでした。メインボードから《無限への突入》を抜いてしまい、その代わりに採用された《血清の幻視》で序盤からしっかりと動けるように調整された珠玉のデッキリストは、松本さんをトップ4へと押し上げました。
《引き裂かれし永劫、エムラクール》の天敵と言われる新顔の《封じ込める僧侶》も、《全知》であれば大丈夫!



1位 殺戮遊戯/Slaughter Games


殺戮遊戯


「指定は《殴打頭蓋》で。」
高鳥さんに栄えある「第2期レガシー神挑戦者」の称号を授けたカードは、まさかまさかの《殺戮戯/Slaughter Games》でした。準決勝では《引き裂かれし永劫、エムラクール》を、決勝戦では《殴打頭蓋》を的確に奪い去り、高鳥さんに栄光をもたらしました。坂本さんの《屍肉喰らい》もそうですが、《殺戮遊戯》はレガシーの奥深さを改めて教えてくれたのではないかと思います。今後の「ジャンド」に一石を投じる1枚になりそうですね。